【連載】コロナ騒ぎ謎解き物語(寺島隆吉)

第17回『中日新聞』批判 ─「反ワクチン」は偽情報!?② :元ファイザー副社長マイク・イエードン博士の警告 「子どもにまで接種を強制しようとするのか!?」

寺島隆吉

前節では、中日新聞(2021-08-25)が、 「新型コロナウイルスが再拡大する米国で、ワクチンに懐疑的だった市民や著名人に感染が広がり、後悔する声が相次いでいる」という記事を載せていることを紹介しました。

しかし、この記事は次の2つのことに言及せず、その結果、バイデン政権やCDC(アメリカ疾病管理予防センター)が振りまいているワクチン推進の宣伝に、無意識に(?)加担しているように見える、と私は批判しました。

①今度のコロナウイルスは致死率は極めて低く、持病もちの高齢者に死者が集中していて、若者や子どもは感染しても死ぬことはほとんどない。

②むしろ今アメリカで激増しているのは、コロナウイルスによる死者ではなくワクチンによる死者で、しかもそれが若者や子どもにまで拡大している。

そして、①については、イギリスのデーリーメール紙(2021-08-28)がカラーの統計グラフ付きで「ウイルスは最大の殺人者ではない。認知症、ガン、心臓病はそれぞれ4倍の命を奪っている」という記事を載せていることも紹介しました。

しかし、この記事は実を言うと、 「充分にワクチン接種がすすんで、もうウイルスは最大の殺人者ではない」 「だからコロナで大騒ぎするのを止めて本当の死因に取り組め」とする記事でした。

これを額面通り受けとれば、 「だから、いい加減にワクチン接種の推進も止めろ」とも受けとれるのですが、肝心のワクチンによる死者については全くふれていません。

なぜなら②で指摘したように、むしろ今アメリカで激増しているのは、コロナウイルスによる死者ではなくワクチンによる死者で、しかもそれが若者や子どもにまで拡大しているからです。

これについては、あとで詳述しますが、事情はイギリスでも変わりません。

ところがイギリス政府はワクチン接種を止めようとしないどころか、元ファイザー社の副社長でもあったマイケル・イエードン博士が警告しているように、子どもにまで接種を強制しようとしているのです。

(1)Alert: All Children Ages 12 to 15 to be Injected with COVID-19 Shots in UK Scho With or Without Parental Consent(12〜15歳の子どもにワクチン強制)
https://www.globalresearch.ca/alert-all-children-ages-12-15-injected-covid-19-shots-uk-schools-with-without-parental-consent/5754162

このような危険な動きに対してロンドンでは大きな抗議行動が起きています。今やワクチンによる危険性がロンドン市民にも分かり始めてきているのです。次の記事はそれをよく示しています。

(2)Anti-vax protesters storm UK drug regulator’s London office in protest over planned Covid jab for children(計画されている子どもへのワクチン接種に抗議して、イギリスの薬品監督局ロンドン庁舎に押しかける反ワクチン市民)(3 Sep, 2021)
https://www.rt.com/uk/533857-london-rally-anti-vax-mhra/

それどころかイギリスでは、政府がワクチンの強制接種を強行しようとしているので、それを拒否して集団で辞職する介護福祉士が後を絶たず、介護産業が危機に陥ろうとしています。

(3)UK care workers leave industry en masse after being told to get vax or quit, with unions begging govt to reconsider policy「イギリスの介護福祉士が『ワクチンか辞職か』との選択を迫られて大量辞職。組合は政府に政策の見直しを要請」( 『翻訳NEWS』2021-09-09)
http://tmmethod.blog.fc2.com/blog-entry-655.html

しかし日本ではコロナによる死者を報じることはあっても、ワクチンによる死者は、ほとんど報じられることはありません。

先述の中日新聞の記事も「未接種者中心にデルタ株猛威」という見出しで、アメリカで4人の子どもを残して死んだ両親は、 「反ワクチン」でワクチン未接種だったから死んだのだと言わんばかりの論調でした。

上記の両親が本当にコロナで死んだのかは解剖しなければ分かりません。なぜなら前著『コロナ騒ぎ謎解き物語』でも紹介したように、WHOは「解剖するな」という通達を世界各国に出しているからです。 「PCR検査が陽性者であれば本当の死因が別であっても、コロナで死んだことにしてよい」とすら言っているのです。

それどころか、すでに紹介したデーリーメールの記事でも明らかなように、コロナで死ぬよりも下記のような持病で死ぬことが、4倍も多いのです。Dementia and Alzheimer(認知症とアルツハイマー)、Cancer(ガン)、Heart Disease(心臓病)。

ですから、先に紹介した反ワクチンの母親は「子どもたちには必ずワクチンを受けさせて」という遺言を残して亡くなったそうですが、本当の死因は何だったのか、この記事を読む限りでは分かりません。

しかも、この記事を読む限り、その母親およびその夫はイベルメクチンという薬の存在を知らなかったようです。それを知っていれば「子どもたちには必ずワクチンを受けさせて」という言葉が出てくるはずがないからです。

アメリカでは政府やCDC(アメリカ疾病管理予防センター)の妨害に抗して、現場医師たちが大村智博士が開発したイベルメクチンを使ったおかげで、重傷患者が救われた事例が少なくないからです。

この詳細についても『コロナ騒ぎ謎解き物語』で述べたので、それを参照していただきたいのですが、この現場医師たちも瀕死のコロナ患者をイベルメクチンで治療するために裁判闘争までする必要がありました。

 

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寺島隆吉 寺島隆吉

国際教育総合文化研究所所長、元岐阜大学教授

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