【連載】週刊 鳥越俊太郎のイチオシ速報!!

週はこの話に絞ります。そうです、ChatGPTって何でしょうね?ご年配の向きには難しいね、この話。だけどこの人のコラムで発見

鳥越俊太郎

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過日、といってもだいぶ前になるんだけど、「週刊新潮」をいつものようにパラパラとページをめくっていた。
かつて自分も週刊誌の編集長をやっていた経験がそうさせるんだろうな、「週刊文春」と「週刊新潮」は大体読んでいる。
それぞれ癖があり鼻につくときもあるけれど、編集長のどこか重たい気持ちで読んでいる。
5月25日号というからもう随分前のことだねえ。
長期連載コラム「生き抜くヒント!五木寛之」何と444回目だ。

「人工知能の使いかた」という今週のタイトルだ。

五木さんらしい巧妙な書き出しなので紹介ということで引用してみたい。
「このところカラスの鳴かぬ日はあっても、チャットGPTの文字を見ない日はない。
新聞、雑誌はもとより、ご近所の奥様がたのおしゃべりにまで出てくるのだから大したものだ。

「ほら、あのチョットGPなんとかっていうの、ホントに役に立つのかしらね」
「チョットじゃないでしょ。チャットよ、チャット」
「チョットぐらい間違えたっていいじゃない。こっちは人間なんだから」
「でも、俳句まで作るんですってね」
「それより家計簿つけてくんないかしら」
などと井戸端会議ならぬ美容院会議らしいのだ。

まあここまでは五木さんらしい作りもんの会話だが、五木さんはこの後チャットGPTに人生相談したらどうかとか難解な禅問答のような質問をしたらどうなるか?など好奇心いっぱいでチャットGPTのことを2ページにわたって書いているが、実は五木さんはほんの好奇心程度で肝心のチャットGPTの何たるかにはほとんど迫っていない。

このコラムでチャットGPTに好奇心を持ち始めた私が7月1日の毎日新聞の中面にある「くらしナビ」というページでこういう記事を見つけた。
五木さんのコラムを読んでいたからだろう。
よくぞ、この記事に目をつけたな。全3段で起業家、伊藤穰一さん(57)の記事だよ。
タイトルは実に目を惹く。こうだ。
「生成AIは『知ったかぶりの友人』」やはりここはきっちりと引用が必要なのだ。


─2022年に米オープンAI社のチャットGPTが登場し、生成AIの利用が広まっています。
簡単に言うと、どういう仕組みですか。


◆あらかじめ読み込ませた大量の文章に基づき、新しい情報をアウトプットするシステムです。
スマートフォンの予測変換に似ています。
スマートフォンに「よろしく」と入力すると、次にくる単語は「お願いします」と提案されますよね。統計学的にその確率が高いと学習しているからです。
生成AIは、予測変換のとてつもなく大きいバージョンと想像するといい。


─何が得意ですか。

◆アイデアがなくて、どこから始めたらいいかわからない時に、たたき台を作ることに向いています.
例えば私は友人の坂本龍一さんが亡くなった時に、追悼文をどう書こうかと悩みました。
生成AIに下書きさせてみると、すらすらと出てくる。
それでお悔やみの文章の構造を理解できたので、全部書き直して、ソーシャルメディアに載せました。


─新著「AI  DRIVEN」では、生成AI  について「知ったかぶりの友人みたいなもの」と書きました。

◆生成AIは学習したデータだけで答えが分からない時に創作することがあります。
しかも、それっぽく書くのが上手なので、パッと見ると本当かどうか分かりづらい。
間違いがないかチェックする必要があります。
どういう薬を飲めばいいかなど、確実な情報が必要な時にチャットGPTで調べることは危険です。


ではご本人、五木寛之さんはチャットGPTではどうなっているか?気になったので「五木寛之」の4文字を入れてみたらこう出てきたよ、知ったかぶりの友人が言うねぇ。

「五木寛之さんは日本の作詞家・作曲家です。1960年代から70年代にかけて、多くの歌手に楽曲を提供し、数多くのヒット曲を生み出しました。
代表作には『演歌の花道』『男の純情』『白い港』『いい日旅立ち』などがあります。
また、NHK連続テレビ小説『花子とアン』の主題歌を手がけたことでも知られています。
五木寛之さんの楽曲は、優しいメロディーと歌詞が特徴で、多くの人々の心に触れる作品として愛され続けています」


確かに五木さんは76曲にもわたる作詞をされていて「愛の水中花」「夜明けのメロディー」「金沢望郷歌」などよく知られた名曲の作詞はされている。が「花子とアン」は確か絢香だったな。
ここが「知ったかぶりの友人」たる由縁で、チャットGPTでは何と作曲家になっている。
五木さんはそんなことより、日本を代表する作家であることを言わなければならないはずが、そこはなぜか知らん顔のチャットGPTである。
この記事がご本人に届くかどうかは知らないが、「週刊新潮」のコラムの続きを書いてもらえたら面白いのだが。


好奇心で友人の田丸美寿々さんを入力したら「有名な声優」になっていたのでこりゃあかんと撤退しました。
チャットGPTは事実関係を調べるものではないのですね.事実関係をしらべるなら「検索エンジン」の方が遥かに優秀です。
不確定な未来の話を膨らませて面白がるには格好のメディアらしい。と言うことで私もちょいと将来を占ってみた。


─ジャーナリスト鳥越俊太郎を主人公に短編小説を作って下さい。

鳥越俊太郎は一人のジャーナリストであった。彼はいつも真実の報道をすることに誇りを持ち、それが彼の仕事であると信じていた。

ある日、彼は偶然にも、独占取材のチャンスを手に入れた。
その記事が公開されれば彼の名声はますます高まり、彼はより多くの人々に彼の言うことを聞かせることができると信じていた。
しかし、その記事には大きな問題があった。それは、その記事に出てくる人物が、自らのプライバシーを守りたいと切に望んでいたことだった。


鳥越俊太郎は自分の取材が、それほど重大な問題であることを理解していた。
しかし、彼はその話を書かずにはいられなかった。
彼は事実を知る権利があると考えていた。
そして、それは、彼が職業人であることにも関係していた。
それから、彼は取材を終え、記事を書き上げた。
彼は、その記事を出版社に提出し、すでに自分が描いた未来に大いに期待していた。
しかし、それは思わぬ方向へ進んでしまった。

記事を読んだ出版社は、その内容を未公開とすることに決めた。
鳥越俊太郎はそのことを知った時、落胆し、失望し、怒った。
しかし、彼は諦めることはなかった。彼は再度、その記事を修正し、出版社に提出した。
その結果、彼は、記事が公開されることが決まった。
記事は、彼が描いた通りの未来を切り開いた。

それは、真実を知ることができた人々にとって、大きな助けとなった。
鳥越俊太郎は、自分がやり遂げたことに誇りを持ち、さらに続けて真実を伝え続けることを誓った。そして、彼の名声はますます高まり、彼が言うことを聞かない人も少なくなった。
彼は事実を伝える事に誇りを持ち、その誇りを全ての人々に見せることができるようになったのである。


いやあ、なんかお笑いの一幕だなあ。
言葉は事実とか誇りとか報道とか、まあ私の仕事に絡む言語だが、記事の中身は一切出ることもなく、結局美しい言葉だけが一人歩きする中身のない言葉の羅列だ。
五木さんもそうだったが実在の人間を取り上げると、チャットGPTはとても読めない方向へ転がってしまうことが判明した。
事実とは関係のない未来の大ボラを吹くにはいいのかもしれない。


しかし、そんなチャットGPTが大騒ぎになっているのを見ると、チャットGPTじゃなくてチョットGBD(Gimon Bakari Desu)だわ、これは!!

(2023/7/31)
鳥越 俊太郎記述


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鳥越俊太郎 鳥越俊太郎

1940年3月13日生まれ。福岡県出身。京都大学卒業後、毎日新聞社に入社。大阪本社社会部、東京本社社会部、テヘラン特派員、『サンデー毎日』編集長を経て、同社を退職。1989年より活動の場をテレビに移し、「ザ・スクープ」キャスターやコメンテーターとして活躍。山あり谷ありの取材生活を経て辿りついた肩書は“ニュースの職人”。2005年、大腸がん4期発覚。その後も肺や肝臓への転移が見つかり、4度の手術を受ける。以来、がん患者やその家族を対象とした講演活動を積極的に行っている。2010年よりスポーツジムにも通うなど、新境地を開拓中。

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