【連載】コロナ騒ぎ謎解き物語(寺島隆吉)

第42回 朝日新聞「治療薬 増える選択肢」を考える①:イベルメクチンが不当に無視されている不思議さ

寺島隆吉

私はこれまで、私の主宰する研究所の一員から送られてきた朝日新聞の二つの記事「ワクチン先進国悩む再流行」および「治療薬増える選択肢」のうち、前者だけを取りあげて考察してきました。

人口100万人当たりのCOVID-19による死亡確認総数

 

そこで、本章では後者の「治療薬増える選択肢」に焦点を当てて、そこに書かれている記事の問題点を考えてみたいと思います。というのは、その記事を考えてみることによって、日本におけるコロナ騒ぎの本質が浮き彫りになると思うからです。

さて、後者の記事は、 「ワクチン先進国悩む再流行」という前者の記事を取りあげたときに紹介したとおり、24面のほぼすべてを埋め尽くす「治療薬増える選択肢」と題する、前者よりもさらに大きな記事でした。

このように大きな記事になったのは、記事を大きく3つに分けて説明していたからです。それは次の3つでした。

①他の病気むけの薬の転用:昨年5月に特例承認されたレムデシビルなど3種類
②新開発「抗体薬」:7月に特例承認されたカシリビマブ、イムデビマブなど2種類
③開発中の飲み薬:メルク社のモルヌピラビルなど6種類

ところが不思議なことに世界中で「第二のペニシリンか」と評判を呼んでいるイベルメクチンは、元々は抗寄生虫薬ですが、①の「他の病気向けの薬の転用」には入っていませんでした。

そこで慌てて、この記事を丁寧に読んでみると、驚いたことに、イベルメクチンは、③の「開発中の飲み薬」に入れられていて、 「最終段階の治験を続けている」と書かれていただけだったのです。

「ほかの病気では承認されているが、新型コロナに対する有効性や安全性の評価は定まっていない」

それどころか、これに続けて次のような注釈まで付けています。

前著で私は「朝日新聞の怪記事:インドの事例はイベルメクチンの劇的効果を示しているのに、それを『明確な要因不明』とは!?」と題して、朝日新聞批判を書いたのですが、この記事でもイベルメクチンにたいする軽視・蔑視は一貫していました。

ここにも朝日新聞の姿勢を、ハッキリとみることができます。

他方、私は、すでにブログ「百々峰だより」や前著『コロナ騒ぎ謎解き物語1, 2』で、このイベルメクチンの評価・評判について何度も紹介しました。たとえば「第二のペニシリン」という評価については次の論考を御覧ください。

(1)Is Ivermectin the New Penicillin? (By Justus R. Hope, MD, May 25, 2021)「イベルメクチンは新しいペニシリンなのか?」( 『翻訳NEWS』2021-07-01)
http://tmmethod.blog.fc2.com/blog-entry-608.html

ところで、先述の朝日新聞は、②の新開発「抗体薬」②種類について詳しく紹介し、「重症化を防ぐ、課題は費用」という見出しで次のような説明が加えられていました。

正式な価格は明らかになっていないが、管義偉前首相がインターネット番組で「抗体カクテル療法を1回あたり31万円で50万回分を調達した」と発言したことが報じられている。

しかし驚いたことに日本政府は、 「日本人が開発しノーベル賞まで受け、世界中の心ある医師や研究者から高く評価されているイベルメクチン」を、誇りを持って世界に広める努力をするどころか、日本人にすら早期に特例承認する意志がないのです。

イベルメクチンがいかに安全で安価であるかは次の記事からも明らかです。 「1錠1ドル(約100円)」と書いてあることに注目してください。そして「1回あたり31万円で50(万回分)」という金額と比べてみてください。なんという税金の無駄遣いでしょう。

(2)ʻFor $1/Dayʼ…… Double-Blind Ivermectin Study Reveals COVID Patients Recover More Quickly, Are Less Infectious
「一錠1ドル以下で購入できる──イベルメクチンを服用すれば、COVID-19からの早い回復と、感染力の減退の効果があることが二重盲検法で確認された」( 『翻訳NEWS』2021-09-14)
http://tmmethod.blog.fc2.com/blog-entry-663.html

しかも、興味深いことに右の翻訳記事は、 「遺伝子組み換えワクチンで世界最先端を走っているはずのイスラエルで、次のことが確認された」と言っているのです。

すなわち「イベルメクチンを服用すれば、COVID‐19からの早い回復と、感染力の減退の効果がある」ことが「二重盲検法で確認された」というのです。

WHOの言い分は「イベルメクチンの新型コロナに対する有効性や安全性の評価は『二重盲検法』によって確認されていない」というものでしたが、それはイスラエルの研究者によって見事に覆されています。

ところが、先述のように、朝日新聞は、イベルメクチンについては「ほかの病気では承認されているが、新型コロナに対する有効性や安全性の評価は定まっていない」という注釈をつけているのです。

しかし、一歩譲ってイベルメクチンについてこのような言い方が許されるのであれば、政府がいま強力に推進している遺伝子組み換えワクチンについても同じでしょう。

なぜなら、ファイザー社やモデルナ社などのワクチンも、「新型コロナに対する有効性や安全性の評価は定まっていない」からこそ、WHOやFDA(アメリカ食品医薬品局)は、これらを緊急使用許可(EUA)としてしか承認してこなかったのですから。

だとすれば、イベルメクチンも実験的ワクチンと同じように「緊急使用許可」し、予防に収まっていたはずなのです。それはインドやアルゼンチンの事例で、すでに明らかになっていることです。

薬としても治療薬としても使用できるようにしていれば、現在のコロナ騒ぎはずっと以前インドにおけるイベルメクチン効果が大手メディアから無視・圧殺されてきたことは、ジャスタス・R・ホープ博士(Justus R. Hope)による次の論考からでも明らかです。これについては、 『謎解き物語2』で詳しく紹介しました。

(3)Indiaʼs Ivermectin Blackout (By Justus R. Hope, MD Aug 9, 2021)「インドにおける『イベルメクチン効果』の報道管制」( 『翻訳NEWS』2021-08-29)
http://tmmethod.blog.fc2.com/blog-entry-647.html

アルゼンチンの事例については前章で簡単に触れましたが、あとでもう一度、詳しく紹介する予定です。

しかし政府は、WHO(それを財政的に支配している巨大製薬会社やビル・ゲイツ財団)の意向
を受けて、イベルメクチンを無視してきました。それを忖度した記事を書いているのが朝日新聞だということになるでしょう。

しかし実を言うと、これまで述べてきた朝日新聞の記事「治療薬増える選択肢」が本当に問題なのは、単にイベルメクチンについて詳しくふれていないという点だけではありません。

この記事で問題なのは、メルク社がいま開発している「モルヌピラビル」という経口薬について、異常なスペースを割いて紹介しているという点です。

これがなぜ問題なのかを説明しているとかなり長くなりますし、またもや夕食の時刻が近づいてきましたので、次節に回します。

しかしひとつだけ先に指摘しておきたいのは、このメルク社は、大村智博士と一緒にイベルメクチンを共同開発したはずではなかったのか、という点です。

〈参考〉

私の『謎解き物語2』第3章「朝日新聞批判」は次の記事「億万長者ビル・ゲイツのメディア支配」を元にして書きました。英語原文は次のとおりです。

*Billionaires’ Media: The Smearing of Robert F. Kennedy Jr.
「億万長者ビル・ゲイツのメディア支配:ロバート・F・ケネディ・ジュニアを徹底的に誹謗中傷」( 『翻訳NEWS』2021-01-07)
http://tmmethod.blog.fc2.com/blog-entry-476.html

しかし、この記事は単にビル・ゲイツが巨額の資金を使っていかに欧米のメディアを支配してきたかを詳述しているだけでなく、他にも興味ある事実を満載しています。興味ある方は、ぜひ参照してください。

また、イベルメクチンがどれほど世界中で評判になっているかは、この『翻訳NEWS』というサイトで、「イベルメクチン」というキーワードを検索蘭に打ち込んでいただければ、すぐに納得していただけるはずです。
http://tmmethod.blog.fc2.com/

いま私は試しに「イベルメクチン」というキーワードを打ち込んでみたところ、2021年11月9日現在で17個の該当する項目が出てきました。が、関連項目としてさらに26項目が並んでいますから、合計43項目です。

(寺島隆吉著『コロナ騒ぎ謎解き物語3—コロナワクチンで死ぬか、イベルメクチンで生きるか第5章第1節から転載)

 

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寺島隆吉 寺島隆吉

国際教育総合文化研究所所長、元岐阜大学教授

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