鷲の目、今週は先ず鷲の目の「りうくん」から登場して頂きましょう

さあ早くもりう画伯幼少の砌の傑作「鷲の目」が登場してくる。

８３歳の秋。

もの思う日々

もの思わせるあの雲

もの思って喜びの日々

もの思っても意味のない日々

もの思った日々の記憶が薄れゆく日々

もの思った日々を、蠃すれいく思いを、

耽り抱きしめていきたい

旅立ちの朝

妻の風がこのお腹周りにやってくる

この風は大事にしよう、ね！

車の中でつぶやいた。

私は旅のハンドルを握りながらずーっと考えていた。

私たち、日本人ってなんでこんなにアホなんだろう？

先週末、あんまりにもつまらない新聞やテレビを見続けているのが馬鹿馬鹿しくなって車の旅に出たのさ。

旅に出る２日前の毎日新聞夕刊にこんな記事が出た。

「『崖っぷち』岸田政権　支持率過去最低の２０％台に手詰まり感も」

「報道各社の世論調査で岸田内閣の支持率が軒並み下落し、過去最低となる２０％台の結果が相次いでいることに、政府・与党は危機感を強めている。
野党は２１日からの衆参予算委員会で、所得税減税の妥当性や辞任した政務三役３人に対する岸田文雄首相の任命責任に加え、自民党５派閥の「政治とカネ」の問題などで攻勢を強める方針。
『崖っぷち』に立たされる岸田政権だが、支持率が下げ止まらない事態に手詰まり感も漂っている。」

日経新聞の調査によると、１１月の報道各社の世論調査の結果は次のとおりだ。

実施期間　　内閣を支持する　　支持しない

朝日新聞　18〜19日　　25％（－４）　　65％（＋５）

毎日新聞　18〜19日　　21％（－４）　　74％（+６）

読売新聞　17〜19日　　24％（－10）　　62％（＋13）

産経新聞　11〜12日　　27.8％（－7.8）　　68.8％（＋9.2）

N H K　　10〜12日　　29％（－７）　　52％（＋８）

共同通信　3〜5日　　28.3％（－４）　　56.7（＋4.2）

朝日、毎日、共同あたりが支持率３割を切って２０％台に落ち込んでくるのを見るのはゼロとは言わないまでも、内閣によってはない訳ではない。
ここでよーく見てほしいのだが、自民・公明党内閣は基本は保守党政権だ。
だからこちらも保守系メディアが売り物の読売新聞、産経新聞が支持率２４％、２７％台と支持率３割を切ってくるのは相当珍しいと言わねばならない。
普通はあり得ない支持率の数字である。
これを「支持しない」数字で見ると、新聞は保守も革新もない、６割から７割のメディアが「支持しない」の数字を出している。
NHKは「皆様の NHK」だから「支持するも」２９％と中では一番高く（でも３割割っているが）、「支持しない（不支持率)」は５２％と半々の数字だが、それでも半数割れだ。

（保守系の）日経新聞の調査では

「岸田文雄首相にいつまで首相を続けてほしいと思うか聞いたところ、最多は『早くやめてほしい』の５５％だった。
『来年９月の自民党総裁任期まで」は２８％で、『できるだけ長く続けてほしい』８％にとどまった。」

岸田さんという人は記者会見など自分の意見を言う時、人間なら頭の良し悪しに関わらず、己の頭で考えて物を言うはずなのに、全くそうは見えない。
官僚たちが書いた物を如何にも自分の言葉のように話すのを誰もが見ている、聞いている。
だから学歴や経歴で見かける様子とは余りにかけ違い、ああこの男は本当はアホなんだと思ってしまう。
それでいて「新しい資本主義」などと聞いた風の口の聞き方をして余計に、数倍もこの男のアホ度が増してしまう。
如何にも国民のことを考えている風をして「所得税減税」などと言い募る。
または「所得が増えた分を国民に還元する」などと、これもとんでもないアホ面さらしてどこが「還元や？」と言いたくなる。
結局「還元」とか「減税」というのは嘘八百で誰もが「増税メガネ」などと蔑む有様だ。

嗚呼、この政治家の話を聞いていて国民にその馬鹿さ加減が見抜かれているにも関わらず、総理官邸に肩で風切って乗り込んでくる。
このアホが！私はもう馬鹿馬鹿しくなってテレビ画面から遠ざかることにした。
アホと付き合うくらいならハンドル捌いていた方が何倍もマシだわ、と。それにしてもだ。
日本人は本当に「アホになったのか」と思う人が出てきても不思議じゃないのかな？？

（２０２３／１１／２７）鳥越　俊太郎　記

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