【連載】安斎育郎のウクライナ情報

2月5日のウクライナ情報

安斎育郎

みなさん、こんにちは。

昨日は「平和のための博物館市民ネットワーク」の運営委員会があり、助言者として出席を求められました。同ネットワークが設立されて25年目なのですが、すでに関係者の記憶からも薄れつつある中で、この辺りでまとめてはどうかと、昨年満蒙開拓平和記念館で開かれた総会で提起したものですから、設立当時のことを多少なりとも知っているものとして助言を求められたのでした。

ウクライナ戦争報道は減少した上、ゼレンスキーとザルジーニ将軍との対立のようなウクライナにとって景気の良くない情報も、日本のテレビなどで取り上げられるようになりました。今日のウクライナ情報は、❶BRICS加盟に34カ国が関心表明、今年はロシアが議長国(CNN.co.jp, 2024年 2月4日) 、❷なぜゼレンスキーは国民の信頼厚いザルジニー総司令官の「解任」に動くのか (JBpress, 2024年2月4日) 、❸ウクライナで弾薬購入めぐる 59 億円規模の大規模汚職 ゼレンスキー大統領は汚 職対策一環でホームページ上に所得公表(2024年1月30日) 、です。

1月28日に宇治の教会で催した私の講演の模様が、「洛タイ新報」というローカル紙で異例の長い記事として報道されました(添付)。集会を組織したお一人である紺谷延子さんからは、「記事掲載を決めた新聞社の見識に敬意を表します。また、事実を伝えることに誠実に取り組まれた取材記者の良識に敬意を表します。重要な気づきととメッセージを載せた記事が驚きをもって京都府南部に浸透している様子を想像してドキドキしています」というメールが来ました。こんなストレートな記事は確かに初めてでしょうね。頑張りましょう。

皆さんお元気で‼

あんざい

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安斎育郎 安斎育郎

1940年、東京生まれ。1944~49年、福島県で疎開生活。東大工学部原子力工学科第1期生。工学博士。東京大学医学部助手、東京医科大学客員助教授を経て、1986年、立命館大学経済学部教授、88年国際関係学部教授。1995年、同大学国際平和ミュージアム館長。2008年より、立命館大学国際平和ミュージアム・終身名誉館長。現在、立命館大学名誉教授。専門は放射線防護学、平和学。2011年、定年とともに、「安斎科学・平和事務所」(Anzai Science & Peace Office, ASAP)を立ち上げ、以来、2022年4月までに福島原発事故について99回の調査・相談・学習活動。International Network of Museums for Peace(平和のための博物館国相ネットワーク)のジェネラル・コ^ディ ネータを務めた後、現在は、名誉ジェネラル・コーディネータ。日本の「平和のための博物館市民ネットワーク」代表。日本平和学会・理事。ノーモアヒロシマ・ナガサキ記憶遺産を継承する会・副代表。2021年3月11日、福島県双葉郡浪江町の古刹・宝鏡寺境内に第30世住職・早川篤雄氏と連名で「原発悔恨・伝言の碑」を建立するとともに、隣接して、平和博物館「ヒロシマ・ナガサキ・ビキニ・フクシマ伝言館」を開設。マジックを趣味とし、東大時代は奇術愛好会第3代会長。「国境なき手品師団」(Magicians without Borders)名誉会員。Japan Skeptics(超自然現象を科学的・批判的に究明する会)会長を務め、現在名誉会員。NHK『だます心だまされる心」(全8回)、『日曜美術館』(だまし絵)、日本テレビ『世界一受けたい授業』などに出演。2003年、ベトナム政府より「文化情報事業功労者記章」受章。2011年、「第22回久保医療文化賞」、韓国ノグンリ国際平和財団「第4回人権賞」、2013年、日本平和学会「第4回平和賞」、2021年、ウィーン・ユネスコ・クラブ「地球市民賞」などを受賞。著書は『人はなぜ騙されるのか』(朝日新聞)、『だます心だまされる心』(岩波書店)、『からだのなかの放射能』(合同出版)、『語りつごうヒロシマ・ナガサキ』(新日本出版、全5巻)など100数十点あるが、最近著に『核なき時代を生きる君たちへ━核不拡散条約50年と核兵器禁止条約』(2021年3月1日)、『私の反原発人生と「福島プロジェクト」の足跡』(2021年3月11日)、『戦争と科学者─知的探求心と非人道性の葛藤』(2022年4月1日、いずれも、かもがわ出版)など。

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