【連載】安斎育郎のウクライナ情報

2月9日のウクライナ情報

安斎育郎

みなさん、こんにちは。

今日は、静岡の粕谷たか子さんの紹介で、中日新聞記者の電話インタビューを受けました。ビキニ事件から70年目の今年ですから、その問題ですが、とりわけ「愛吉・すずのバラ」と、証言者が世を去りつつある今、どう次世代に伝えていくかという問題です。

玄関先の『ウクライナ戦争論』の9つの箱が2つ減りました。今普及中のバージョンは、2014年1月28日発行の増補改訂第9版(108頁、フルカラー、図版満載、300円)です。

さて、今日のウクライナ情報ですが、❶アウジーイウカが陥落の瀬戸際に ウクライナ東部要衝、ロシア軍が突破口(Forbes, 2024年2月8日)、❷ウクライナ支援でバイデンが「奥の手」 ギリシャなどから三角スキームで武器送る(Forbes, 2024年2月1日)、❸米上院、緊急予算案を否決 ウクライナ支援再開できず(2024年2月8日)、❹【独自】原口一博議員「日本は日本のために行動すべき。それはロシアと敵対することではない」(2024年2月6日)、❺ CNNがタッカー•カールソンを嘘つき呼ばわりしてますよ(2024年2月7日)、❻ロシア大統領選 “反プーチン”ナデジディン氏の出馬認めず 「予想通りの決定」10万人超の署名提出も無効に…不服申し立てへ(FNNプライムオンライン、024年2月8日)、❼「アップデートが必要」ゼレンスキー大統領がウクライナ軍トップの交代を発表 戦闘膠着と士気低下を懸念(FNNプライムオンライン、一部既報、2024年2月9日)、❽タッカー・カルソン訪莫についてのロシア人への街頭インタビュー(2024年2月7日)、❾【プーチン氏・タッカー・カールソン氏からのインタビュー】ウクライナ紛争の原因について(2024年2月9日)、❿プーチン氏・タッカー・カールソン氏からのインタビュー】「ノルドストリーム」爆破について(2024年2月9日)、⓫トランプ大統領が、昨日のタッカー•カールソンさんとのお話の中でノルド•ストリームパイプラインを破壊したのはアメリカだとやんわり言いました(去年の話、2023年4月13日)、⓬カールソン:紛争解決の和平交渉がこれまで行われてこなかったのはなぜか?(2024年2月9日)、⓭政治指導者達が米ドルを政治闘争の道具として使うと決めたとたん、アメリカに打撃が与えられた(2024年2月9日)、●タッカー・カールソンvs.ウラジーミル・プーチンのインタビューをまとめてみたい人は、こちらをどうぞ【2024年2月8日】、●欧米の武器支援中止なら「数週間で戦争は終わる」プーチン大統領 ウクライナ侵攻後初 米メディアのインタビューに応じる(FNNプライムオンライン、2024年2月9日)、です。ちょっと多かったかな。

今は引き続き、伝言館の原発展示を検討中です。昨日、2月12日の華頂大学での京都保育問題研究会の講座のパワポ80枚ぐらいをご担当者に伝送しましたが、「熱のこもったパワポに圧倒されました。今からもう一回り、声をかけて、みんなに聞いてもらいたいと思いました」というお返事でした。「熱のこもったパワポ」─これはいい表現だな。ガンバロウ。皆さんお元気で。

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安斎育郎 安斎育郎

1940年、東京生まれ。1944~49年、福島県で疎開生活。東大工学部原子力工学科第1期生。工学博士。東京大学医学部助手、東京医科大学客員助教授を経て、1986年、立命館大学経済学部教授、88年国際関係学部教授。1995年、同大学国際平和ミュージアム館長。2008年より、立命館大学国際平和ミュージアム・終身名誉館長。現在、立命館大学名誉教授。専門は放射線防護学、平和学。2011年、定年とともに、「安斎科学・平和事務所」(Anzai Science & Peace Office, ASAP)を立ち上げ、以来、2022年4月までに福島原発事故について99回の調査・相談・学習活動。International Network of Museums for Peace(平和のための博物館国相ネットワーク)のジェネラル・コ^ディ ネータを務めた後、現在は、名誉ジェネラル・コーディネータ。日本の「平和のための博物館市民ネットワーク」代表。日本平和学会・理事。ノーモアヒロシマ・ナガサキ記憶遺産を継承する会・副代表。2021年3月11日、福島県双葉郡浪江町の古刹・宝鏡寺境内に第30世住職・早川篤雄氏と連名で「原発悔恨・伝言の碑」を建立するとともに、隣接して、平和博物館「ヒロシマ・ナガサキ・ビキニ・フクシマ伝言館」を開設。マジックを趣味とし、東大時代は奇術愛好会第3代会長。「国境なき手品師団」(Magicians without Borders)名誉会員。Japan Skeptics(超自然現象を科学的・批判的に究明する会)会長を務め、現在名誉会員。NHK『だます心だまされる心」(全8回)、『日曜美術館』(だまし絵)、日本テレビ『世界一受けたい授業』などに出演。2003年、ベトナム政府より「文化情報事業功労者記章」受章。2011年、「第22回久保医療文化賞」、韓国ノグンリ国際平和財団「第4回人権賞」、2013年、日本平和学会「第4回平和賞」、2021年、ウィーン・ユネスコ・クラブ「地球市民賞」などを受賞。著書は『人はなぜ騙されるのか』(朝日新聞)、『だます心だまされる心』(岩波書店)、『からだのなかの放射能』(合同出版)、『語りつごうヒロシマ・ナガサキ』(新日本出版、全5巻)など100数十点あるが、最近著に『核なき時代を生きる君たちへ━核不拡散条約50年と核兵器禁止条約』(2021年3月1日)、『私の反原発人生と「福島プロジェクト」の足跡』(2021年3月11日)、『戦争と科学者─知的探求心と非人道性の葛藤』(2022年4月1日、いずれも、かもがわ出版)など。

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