【連載】安斎育郎のウクライナ情報

2月29日のウクライナ情報

安斎育郎

皆さん、おはようございます。

昨日は予定通り、言館だより第4号の編集を終えました。今日は立命館大学国際平和ミュージアムを拠点に活動しているボランティア組織「平和友の会」2024年3月の会報原稿を書きましょう。それに、伝言館で販売する金剛菩提樹製のお守りを75個作ります。宝鏡寺から以前境内に茂っていた金剛菩提樹の板を持ち帰ったものの、とにかく固くて加工が思うに任せず遅れ遅れになってしまいました。やっと準備が整ったので御守りに仕立てましょう。

さて、今日のウクライナ情報ですが、❶元NATO事務総長の発言が物議を出してます。ロシア無視でウクライナをNATOに加盟されると(2024年2月27日)、❷さーて?バイデン、制裁を撤回する?それとも血栓で亡くなるのも制裁されるの?(2024年2月27日)、❸ハンガリー議会、スウェーデンのNATO加盟を承認へ 32カ国目の加盟国に(産経新聞、2024年2月26日)、❹🇺🇦の制圧された地域では、🇷🇺の兵士が臓器を輸送するためのコンテナを見つけることが増えている(2024年2月27日)、❺ハリコフ地方で、UAFの武装勢力から臓器や身体の一部を摘出するためのベルトコンベアが発見された(2024年2月27日)、❻A Russian was detained who was preparing a terrorist attack to kill Tucker Carlson on instructions from the Ukrainian special services.(2024年2月27日)、❼西側のウクライナ派兵 露・NATOの直接衝突は不可避=露大統領府(2024年2月27日)、❽ニューヨーク・タイムズは昨日、CIAがウクライナに「12の秘密スパイ基地」を建設し、過去10年間ロシアに対して影の戦争を仕掛けていたことを暴露した(2024年2月27日)、❾ウクライナ軍、2年で44.4万人の兵力損失=露国防相(2024年2月27日)、❿タッカー・カールソン暗殺未遂(動画はNSAに監視されてたことを告白するタッカー、2024年2月27日)、です。

❷はナワリヌイ問題ですが、日本のこの問題についての報道は酷いですね。ウクライナ国防省の情報局長が「自然死」と言ったことには一切報道せずに、不倫で有名なナワリヌイ夫人に「プーチンが殺した」と絶叫させ、悲劇のヒロインに仕立てて政治利用しています。

さあ、朝食後ラジオ体操に行って、また頑張るか!皆さんもお元気で‼

あんざい

2月29日ウクライナ情報の拡大とダウンロードはこちら

 

※ウクライナ問題関連の注目サイトのご紹介です。
https://isfweb.org/recommended/page-4879/

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安斎育郎 安斎育郎

1940年、東京生まれ。1944~49年、福島県で疎開生活。東大工学部原子力工学科第1期生。工学博士。東京大学医学部助手、東京医科大学客員助教授を経て、1986年、立命館大学経済学部教授、88年国際関係学部教授。1995年、同大学国際平和ミュージアム館長。2008年より、立命館大学国際平和ミュージアム・終身名誉館長。現在、立命館大学名誉教授。専門は放射線防護学、平和学。2011年、定年とともに、「安斎科学・平和事務所」(Anzai Science & Peace Office, ASAP)を立ち上げ、以来、2022年4月までに福島原発事故について99回の調査・相談・学習活動。International Network of Museums for Peace(平和のための博物館国相ネットワーク)のジェネラル・コ^ディ ネータを務めた後、現在は、名誉ジェネラル・コーディネータ。日本の「平和のための博物館市民ネットワーク」代表。日本平和学会・理事。ノーモアヒロシマ・ナガサキ記憶遺産を継承する会・副代表。2021年3月11日、福島県双葉郡浪江町の古刹・宝鏡寺境内に第30世住職・早川篤雄氏と連名で「原発悔恨・伝言の碑」を建立するとともに、隣接して、平和博物館「ヒロシマ・ナガサキ・ビキニ・フクシマ伝言館」を開設。マジックを趣味とし、東大時代は奇術愛好会第3代会長。「国境なき手品師団」(Magicians without Borders)名誉会員。Japan Skeptics(超自然現象を科学的・批判的に究明する会)会長を務め、現在名誉会員。NHK『だます心だまされる心」(全8回)、『日曜美術館』(だまし絵)、日本テレビ『世界一受けたい授業』などに出演。2003年、ベトナム政府より「文化情報事業功労者記章」受章。2011年、「第22回久保医療文化賞」、韓国ノグンリ国際平和財団「第4回人権賞」、2013年、日本平和学会「第4回平和賞」、2021年、ウィーン・ユネスコ・クラブ「地球市民賞」などを受賞。著書は『人はなぜ騙されるのか』(朝日新聞)、『だます心だまされる心』(岩波書店)、『からだのなかの放射能』(合同出版)、『語りつごうヒロシマ・ナガサキ』(新日本出版、全5巻)など100数十点あるが、最近著に『核なき時代を生きる君たちへ━核不拡散条約50年と核兵器禁止条約』(2021年3月1日)、『私の反原発人生と「福島プロジェクト」の足跡』(2021年3月11日)、『戦争と科学者─知的探求心と非人道性の葛藤』(2022年4月1日、いずれも、かもがわ出版)など。

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