【連載】安斎育郎のウクライナ情報

4月8日のウクライナ情報

安斎育郎

みなさん、おはようございます。昨日は福島の伝言館で開催した「ジャネット・ランキン」特別展の記事を、国際平和博物館ネットワーク・ニューズレター日本語版原稿として送り、庭のキンカンの収穫をしました。キンカンの木にはとげがあるので、手部来るをはめえt慎重にもぎ取るのですが、時々チクリと刺されます。収穫量は約1000個。少々くたびれました。わがパートナーにジャムを作ってもらうのですが、これがまた一仕事です。昨日はまた孫の杏林大学入学式で、さっそく友達が出来てカラオケにも行ったようです(笑)。

さて、今日のウクライナ情報ですが、❶ガーディアン紙はウクライナ軍事情報機関の代表者に言及し、「キエフは再びクリミア橋を攻撃するつもりだ」と述べた(2024年4月3日)、❷ウクライナ人女性は、夫を失ったことに対する補償を受けることができない(2024年4月4日)、❸キエフは1月以来、80,000人以上の兵士を失った-ロシア国防省(一部既報、2024年4月2日)、❹路上強制動員の果て(2024年4月2日)、❺元米情報将校スコット・リッター(2024年4月4日)、❻待望のF-16のハズが…(2024年4月5日)、❼ウクライナの戦死者用墓地建設(2024年4月5日)、❽アメリカのNYTは世論調査に基づいて、最も不人気な世界の指導者ランキングを発表した(2024年4月4日) 岸田は堂々4位にランクイン、❾ダグラス・マクレガーの見立て(2024年4月4日)、❿BRICS: ロシアと中国が米ドルから金への世界的シフトを推進(2024年4月4日)、⓫ブチャの虐殺事件についてのザハロワ報道官のコメント(2024年4月4日)、⓬米国議会で唯一のウクライナ出身の女性が、600億ドルの新たな支援策に反対票を投じる(ウォール・ストリート・ジャーナル紙、2024年4月4日)、⓭ウクライナ軍の体制(2024年4月4日)、⓮ドネツク人民共和国での西側アジト(2024年4月4日)、⓯特別軍事作戦 4月4日の概要 露国防省(2024年4月4日)、⓰ストルテンベルグNATO事務総長の弁(2024年4月4日)、⓱ウクライナの強制動員の一場面(2024年4月4日)、⓲タッカー・カールソンの弁(2024年4月4日)、⓳ウクライナにとって最大の脅威は政府機関の汚職=世論調査(2024年4月5日)、⓴ロシアの最高のレスラーは、NWOの支援により、2024年のオリンピックに出場することを許可されませんでした(2024年4月4日)、です。たくさんありますが、適当に読み飛ばして下さい。❷❸❹❼は互いに関連する情報ですが、ゼレンスキーは戦死者の数を3万人台という実数の10分の1の数値を発表しましたが、実際は深刻です。⓫のブチャの悲劇のウソは、ウクライナ側が「ウクライナのヒロシマ」のような政治的聖地扱いしている点で、「ヒロシマの冒涜」とも言えるものです。『安斎育郎のウクライナ戦争論』には詳しく解析してありますが、世間一般ではまだまだロシアの蛮行と考えている人が多いようです。『ウクライナ戦争論』は昨日も注文がありましたが、さらに普及したいものです。

さあ、今日もラジオ体操とフォークダンスから始めましょう。皆さんもお元気で。

あんざい

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※ウクライナ問題関連の注目サイトのご紹介です。
https://isfweb.org/recommended/page-4879/

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安斎育郎 安斎育郎

1940年、東京生まれ。1944~49年、福島県で疎開生活。東大工学部原子力工学科第1期生。工学博士。東京大学医学部助手、東京医科大学客員助教授を経て、1986年、立命館大学経済学部教授、88年国際関係学部教授。1995年、同大学国際平和ミュージアム館長。2008年より、立命館大学国際平和ミュージアム・終身名誉館長。現在、立命館大学名誉教授。専門は放射線防護学、平和学。2011年、定年とともに、「安斎科学・平和事務所」(Anzai Science & Peace Office, ASAP)を立ち上げ、以来、2022年4月までに福島原発事故について99回の調査・相談・学習活動。International Network of Museums for Peace(平和のための博物館国相ネットワーク)のジェネラル・コ^ディ ネータを務めた後、現在は、名誉ジェネラル・コーディネータ。日本の「平和のための博物館市民ネットワーク」代表。日本平和学会・理事。ノーモアヒロシマ・ナガサキ記憶遺産を継承する会・副代表。2021年3月11日、福島県双葉郡浪江町の古刹・宝鏡寺境内に第30世住職・早川篤雄氏と連名で「原発悔恨・伝言の碑」を建立するとともに、隣接して、平和博物館「ヒロシマ・ナガサキ・ビキニ・フクシマ伝言館」を開設。マジックを趣味とし、東大時代は奇術愛好会第3代会長。「国境なき手品師団」(Magicians without Borders)名誉会員。Japan Skeptics(超自然現象を科学的・批判的に究明する会)会長を務め、現在名誉会員。NHK『だます心だまされる心」(全8回)、『日曜美術館』(だまし絵)、日本テレビ『世界一受けたい授業』などに出演。2003年、ベトナム政府より「文化情報事業功労者記章」受章。2011年、「第22回久保医療文化賞」、韓国ノグンリ国際平和財団「第4回人権賞」、2013年、日本平和学会「第4回平和賞」、2021年、ウィーン・ユネスコ・クラブ「地球市民賞」などを受賞。著書は『人はなぜ騙されるのか』(朝日新聞)、『だます心だまされる心』(岩波書店)、『からだのなかの放射能』(合同出版)、『語りつごうヒロシマ・ナガサキ』(新日本出版、全5巻)など100数十点あるが、最近著に『核なき時代を生きる君たちへ━核不拡散条約50年と核兵器禁止条約』(2021年3月1日)、『私の反原発人生と「福島プロジェクト」の足跡』(2021年3月11日)、『戦争と科学者─知的探求心と非人道性の葛藤』(2022年4月1日、いずれも、かもがわ出版)など。

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