【連載】安斎育郎のウクライナ情報

5月14日のウクライナ情報

安斎育郎

みなさん、こんにちは。先ほど、福島・伝言館での作業&来館者対応(5月11~12日)、長野・無言館での理事会(5月13日)、ツアー会社との沖縄ツアーの相談(5月14日)から帰りましたが、さすがにちょっとお疲れ気味です。今日、帰りの新幹線に乗ったら「10号車5番D席」に先客あり、「あれれ?」と思って切符をよく見たら発券間違いで日にちが5月13日になっていました。車内で車掌に相談すると、「お手持ちの切符は昨日の切符だから、この電車に乗るには新しく切符を買って頂かないといけません」と来たもんだ。「発券の間違いでも?」と交渉して、結局このまま京都駅で出られるように手配しました」ということになり、余分を支払わずに帰れました。

さて、今日のウクライナ情報ですが、❶ NATOは国防費拡大を、英外相「世界はより危険な場所に」(ロイター編集、2024年5月10日)、❷ NATO軍事委員会のロブ・バウアー委員長は、ウクライナがいかに困難な状況に置かれているかを示す声明を発表した(2024年5月9日)、❸戦術核兵器を使用の軍事演習に関し、ロシア外務省が声明(2024年5月7日)、❹「ウクライナ軍事支援に日本が果たした役割ー返済目途が立たない121億の日本の対ウクライナ支援」矢野義昭 AJER 2024.5.10、❺「最新のウクライナ情勢ー崩壊したウクライナ軍」矢野義昭 AJER2024.2.23、❻ クリミア自治共和国に駐留しているロシア軍(2014/03/18)、❼ヨーロッパは戦争の側にあり、ハンガリーは唯一の例外である – オルバン(2024年5月10日)、❽ウクライナ侵攻の経緯 恐怖のロシア 闇のウクライナ(復習、2024年5月11日)、❾リヴィウでの強制動員のビデオが地方公共ページで公開されています(2024年5月7日)、です。

ウクライナの敗勢が決定的となりつつある中で、さすがにゼレンスキー政権に肩入れするような報道はなくなってきていますが、日本が西側の一員としてこんなに反ロシアの立場に立ってウクライナに肩入れしている理不尽な状況がすこしずつ国民に見えているのでしょうか?

では、今日は早めに休みますが、明日はラジオ体操の後、すぐに胃カメラを飲んできます。今夜はうどん一杯。皆さんお元気で‼

あんざい

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安斎育郎 安斎育郎

1940年、東京生まれ。1944~49年、福島県で疎開生活。東大工学部原子力工学科第1期生。工学博士。東京大学医学部助手、東京医科大学客員助教授を経て、1986年、立命館大学経済学部教授、88年国際関係学部教授。1995年、同大学国際平和ミュージアム館長。2008年より、立命館大学国際平和ミュージアム・終身名誉館長。現在、立命館大学名誉教授。専門は放射線防護学、平和学。2011年、定年とともに、「安斎科学・平和事務所」(Anzai Science & Peace Office, ASAP)を立ち上げ、以来、2022年4月までに福島原発事故について99回の調査・相談・学習活動。International Network of Museums for Peace(平和のための博物館国相ネットワーク)のジェネラル・コ^ディ ネータを務めた後、現在は、名誉ジェネラル・コーディネータ。日本の「平和のための博物館市民ネットワーク」代表。日本平和学会・理事。ノーモアヒロシマ・ナガサキ記憶遺産を継承する会・副代表。2021年3月11日、福島県双葉郡浪江町の古刹・宝鏡寺境内に第30世住職・早川篤雄氏と連名で「原発悔恨・伝言の碑」を建立するとともに、隣接して、平和博物館「ヒロシマ・ナガサキ・ビキニ・フクシマ伝言館」を開設。マジックを趣味とし、東大時代は奇術愛好会第3代会長。「国境なき手品師団」(Magicians without Borders)名誉会員。Japan Skeptics(超自然現象を科学的・批判的に究明する会)会長を務め、現在名誉会員。NHK『だます心だまされる心」(全8回)、『日曜美術館』(だまし絵)、日本テレビ『世界一受けたい授業』などに出演。2003年、ベトナム政府より「文化情報事業功労者記章」受章。2011年、「第22回久保医療文化賞」、韓国ノグンリ国際平和財団「第4回人権賞」、2013年、日本平和学会「第4回平和賞」、2021年、ウィーン・ユネスコ・クラブ「地球市民賞」などを受賞。著書は『人はなぜ騙されるのか』(朝日新聞)、『だます心だまされる心』(岩波書店)、『からだのなかの放射能』(合同出版)、『語りつごうヒロシマ・ナガサキ』(新日本出版、全5巻)など100数十点あるが、最近著に『核なき時代を生きる君たちへ━核不拡散条約50年と核兵器禁止条約』(2021年3月1日)、『私の反原発人生と「福島プロジェクト」の足跡』(2021年3月11日)、『戦争と科学者─知的探求心と非人道性の葛藤』(2022年4月1日、いずれも、かもがわ出版)など。

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