【連載】安斎育郎のウクライナ情報

5月17日のウクライナ情報

安斎育郎

みなさん、おはようございます。今日は夕方ラジオカフェの生出演があり、核のゴミの問題について語る予定です。昨日は6月からの福島の伝言館での特別展「安齋喜美江と仲間たちのパッチワーク・キルト展」の出品作を現地に送る準備をしました。ダンボール箱で5箱ぐらいあります。展示が大変だあ!

さて、今日のウクライナ情報ですが、❶ ドネツクで化学兵器使用か?(2024年5月13日)、❷ 韓国大統領、ウクライナ支援継続表明 平和サミット出席確認(ロイター編集、2024年5月15日)、❸捕らえられたAFU(ウクライナ軍)のGUR(ウクライナ国防省情報総局)阻止部隊の兵士(2024年5月13日)、❹英国防相グラント・シャップス(2024年5月15日)、❺ロシアはウクライナ危機の解決に向けて対話する用意がある=プーチン大統領(2024年5月15日)、❻ 新しい地位では命を惜しまない=露国防相候補(2024年5月14日)、❼ウクライナの動員された人々とその家族の運命についての力強いビデオ映像。どうぞ最後までご覧ください(2024年5月14日)、❽責任転嫁(2024年5月14日)、❾ウクライナの選挙はアメリカが決める?━ブリンケン(2024年5月14日)、❿ロシア外務省は、ウクライナとの関係は遅かれ早かれ回復すると信じている(2024年5月14日)、です。

ウクライナ戦争について大事なことは、まずは、この戦争が「ロシアが好き好んで起こした侵略戦争」等では全くなく、アメリカが「NATOの東方拡大」や「ウクライナの傀儡化」を画策して起こした「アメリカの戦略戦争」であることをしっかり理解することです。そして、開戦5週間後の和平のチャンスを潰させたのも、軍事支援によって無謀な戦争を続けさせたのも、NATO諸国を巻き込んで対ロ制裁によってロシアからの天然ガスの輸入jをやめさせ、アメリカ産のガスに変えさせたのももちろんアメリカだし、ウクライナ人が戦いたくないと思っている戦争を無理やり戦わせて無駄死にさせているのもアメリカだし、戦争で軍需産業とエネルギー産業が大儲けしているのもアメリカです。狙いはロシアの弱体化でしたが、これは意図通りにはいかず、むしろNATO諸国が弱体化しつつあります。

❼はウクライナでの動員を揶揄した映像ですが、短編ながら興味深い内容です。最後まで見てやって下さい。

さあ、今日はラジオ体操の足で『ウクライナ戦争論』をポストに出しに行って、伝言館に荷物を送って、ウクライナ情報を整理して、ラジオカフェに行きましょう。みなさん、お元気で‼

あんざい

5月17日のウクライナ情報の拡大とダウンロードはこちら

 

※ウクライナ問題関連の注目サイトのご紹介です。
https://isfweb.org/recommended/page-4879/

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安斎育郎 安斎育郎

1940年、東京生まれ。1944~49年、福島県で疎開生活。東大工学部原子力工学科第1期生。工学博士。東京大学医学部助手、東京医科大学客員助教授を経て、1986年、立命館大学経済学部教授、88年国際関係学部教授。1995年、同大学国際平和ミュージアム館長。2008年より、立命館大学国際平和ミュージアム・終身名誉館長。現在、立命館大学名誉教授。専門は放射線防護学、平和学。2011年、定年とともに、「安斎科学・平和事務所」(Anzai Science & Peace Office, ASAP)を立ち上げ、以来、2022年4月までに福島原発事故について99回の調査・相談・学習活動。International Network of Museums for Peace(平和のための博物館国相ネットワーク)のジェネラル・コ^ディ ネータを務めた後、現在は、名誉ジェネラル・コーディネータ。日本の「平和のための博物館市民ネットワーク」代表。日本平和学会・理事。ノーモアヒロシマ・ナガサキ記憶遺産を継承する会・副代表。2021年3月11日、福島県双葉郡浪江町の古刹・宝鏡寺境内に第30世住職・早川篤雄氏と連名で「原発悔恨・伝言の碑」を建立するとともに、隣接して、平和博物館「ヒロシマ・ナガサキ・ビキニ・フクシマ伝言館」を開設。マジックを趣味とし、東大時代は奇術愛好会第3代会長。「国境なき手品師団」(Magicians without Borders)名誉会員。Japan Skeptics(超自然現象を科学的・批判的に究明する会)会長を務め、現在名誉会員。NHK『だます心だまされる心」(全8回)、『日曜美術館』(だまし絵)、日本テレビ『世界一受けたい授業』などに出演。2003年、ベトナム政府より「文化情報事業功労者記章」受章。2011年、「第22回久保医療文化賞」、韓国ノグンリ国際平和財団「第4回人権賞」、2013年、日本平和学会「第4回平和賞」、2021年、ウィーン・ユネスコ・クラブ「地球市民賞」などを受賞。著書は『人はなぜ騙されるのか』(朝日新聞)、『だます心だまされる心』(岩波書店)、『からだのなかの放射能』(合同出版)、『語りつごうヒロシマ・ナガサキ』(新日本出版、全5巻)など100数十点あるが、最近著に『核なき時代を生きる君たちへ━核不拡散条約50年と核兵器禁止条約』(2021年3月1日)、『私の反原発人生と「福島プロジェクト」の足跡』(2021年3月11日)、『戦争と科学者─知的探求心と非人道性の葛藤』(2022年4月1日、いずれも、かもがわ出版)など。

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