【連載】安斎育郎のウクライナ情報

6月26日のウクライナ情報

安斎育郎

みなさん、おはようございます。

昨日は梅雨空がどんよりかぶさる中でラジオ体操を行なってから、日中友好協会から頼まれている1万字原稿をほぼ書き上げました。今日明日で仕上げます。新版『ウクライナ戦争論』の注文が12冊ありました。9版とは表紙の色を緑色➡ディープ・ブルーに変えました。1日中座ってパソコン作業に取り組むのは膝や腰の健康に良くないですね。折から火野正平の「こころ旅」の撮影が、火野さんの腰痛で中止になったと言ってました。今日は雨がなければラジオ体操とフォークダンスの日です。

さて今日のウクライナ情報ですが、❶ セヴァストポリへの攻撃に対する反応(2024年6月24日)、❷ ロシアに引っ越したウクライナ男性が心情を話す(2024年6月24日)、❸ スコット・リッター:これは米国、NATO、そして非NATOのヨーロッパ諸国によるロシアへの直接攻撃である(2024年6月24日)、❹ウクライナで起きている事はマネーロンダリングに過ぎない。と米国人ジャーナリストのキャンディス・オーウェンズ(2024年6月24日)、❺ 【ショルツ驚きの一言】(2024年6月25日)、❻ ドイツ人ジャーナリスト、アリーナ・リップさんがウクライナ軍のクリミア・セバストポリのテロ攻撃について語る(2024年6月23日)、❼ダグラス・マクレガー(2024年6月5日)、❽ウラジミール・プーチン:彼らはロシアがNATOを攻撃したいと考えているという話をでっち上げた(2024年6月24日)、❾速報:ウクライナによる今日のクリミア半島でのクラスター爆弾による虐殺についてロシア国防省は次のように述べた(2024年6月24日)、❿第3次世界大戦警報(2024年6月24日)、です。

私はさしたる根拠もなく「第3次世界大戦」とか「核戦争」とか騒ぎ立てることはしませんが、ウクライナ戦争はこれで終わりにしたいものです。バイデンは大統領選挙期間中は「負け戦」の印象を与えないように、あの手この手でウクライナを嗾けるでしょうが、ウクライナ国民が可哀そうだし、そんなことやってるうちに、BRICSは今年からサウジアラビアやUAEやイランも加わってますますドル離れに拍車がかかりそうだし、早く振り上げた拳の落としどころを見定めた方がアメリカにとってもいいと思いますがね。この戦争の仕掛人の手先だったヴィクトリア・ヌーランド国務次官が舞台から降ろされた時点で示されたように、ウクライナ戦争は仕組んだ米英の完全な見込み違い、下手をするとドル支配の終焉に向かう兆しさえ見えます。戦争の仕掛方を知っていても、終わらせ方を見通せていなかったのは大失敗です。アメリカにとって予定通りうまく行ったのは、軍需産業とエネルギー産業がぼろ儲けしたことだけでしょう。

当面、セヴァストポリ攻撃に対する「報復」がどのような形をとるのか、フォローしましょう。

みなさん、お元気で‼

あんざい

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※ウクライナ問題関連の注目サイトのご紹介です。
https://isfweb.org/recommended/page-4879/

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安斎育郎 安斎育郎

1940年、東京生まれ。1944~49年、福島県で疎開生活。東大工学部原子力工学科第1期生。工学博士。東京大学医学部助手、東京医科大学客員助教授を経て、1986年、立命館大学経済学部教授、88年国際関係学部教授。1995年、同大学国際平和ミュージアム館長。2008年より、立命館大学国際平和ミュージアム・終身名誉館長。現在、立命館大学名誉教授。専門は放射線防護学、平和学。2011年、定年とともに、「安斎科学・平和事務所」(Anzai Science & Peace Office, ASAP)を立ち上げ、以来、2022年4月までに福島原発事故について99回の調査・相談・学習活動。International Network of Museums for Peace(平和のための博物館国相ネットワーク)のジェネラル・コ^ディ ネータを務めた後、現在は、名誉ジェネラル・コーディネータ。日本の「平和のための博物館市民ネットワーク」代表。日本平和学会・理事。ノーモアヒロシマ・ナガサキ記憶遺産を継承する会・副代表。2021年3月11日、福島県双葉郡浪江町の古刹・宝鏡寺境内に第30世住職・早川篤雄氏と連名で「原発悔恨・伝言の碑」を建立するとともに、隣接して、平和博物館「ヒロシマ・ナガサキ・ビキニ・フクシマ伝言館」を開設。マジックを趣味とし、東大時代は奇術愛好会第3代会長。「国境なき手品師団」(Magicians without Borders)名誉会員。Japan Skeptics(超自然現象を科学的・批判的に究明する会)会長を務め、現在名誉会員。NHK『だます心だまされる心」(全8回)、『日曜美術館』(だまし絵)、日本テレビ『世界一受けたい授業』などに出演。2003年、ベトナム政府より「文化情報事業功労者記章」受章。2011年、「第22回久保医療文化賞」、韓国ノグンリ国際平和財団「第4回人権賞」、2013年、日本平和学会「第4回平和賞」、2021年、ウィーン・ユネスコ・クラブ「地球市民賞」などを受賞。著書は『人はなぜ騙されるのか』(朝日新聞)、『だます心だまされる心』(岩波書店)、『からだのなかの放射能』(合同出版)、『語りつごうヒロシマ・ナガサキ』(新日本出版、全5巻)など100数十点あるが、最近著に『核なき時代を生きる君たちへ━核不拡散条約50年と核兵器禁止条約』(2021年3月1日)、『私の反原発人生と「福島プロジェクト」の足跡』(2021年3月11日)、『戦争と科学者─知的探求心と非人道性の葛藤』(2022年4月1日、いずれも、かもがわ出版)など。

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