【連載】ノーモア沖縄戦 命どぅ宝の会 メールマガジン
ノーモア沖縄戦

メールマガジン第188号:とめよう戦争への道!百万人署名運動宮城県連絡会から連帯のメッセージ

ノーモア沖縄戦 命どぅ宝の会

 

初めてお便りします。私たちは、とめよう戦争への道!百万人署名運動宮城県連絡会といいます。戦争と戦争につながることに反対して26年間活動しています。2010年には沖縄の若い人に来てもらって、「普天間基地は移設ではなく撤去を」という集会を開きました。2020年頃からは琉球弧の軍事化に反対して、映画(ドローンの眼·なぜお空からおちてくるの·沖縄、再びいくさばへ)と、日米安保の学習会を組み合わせた集会を毎年開いてきました。
この度は11月23日の沖縄での集会に連帯して、仙台で12月2日に「沖縄を再び戦場にさせない12·2みやぎ集会」を開催します。沖縄から与那覇恵子さんにZoomでお話をしていただくことになりました。また23日当日は仙台駅前でスタンディングし、街行く人たちにアピールします。
さて、宮城県には自衛隊駐屯地があり、また王城寺原に演習場があります。そこでは毎年米軍との合同演習が行われています。砲弾が飛ぶ振動は仙台市内にも伝わってきます。今年は11月15日から、イギリス軍との合同演習が行なわれています。これは王城寺原では2回目のです。また、初めてのことですが、11月8日に、仙台市内で、ミサイル避難訓練が地下鉄駅で行われました。私たちは、避難訓練をするより、戦争を起こさない外交努力をしろ!とチラシをまきました。しかし、残念なことに、ほとんどの宮城県民は日英合同演習のことも、ミサイル避難訓練のことも知りません。ニュースでは小さな報道です。知ろうとしなければ気が付かない現状があり、知ろうともしない人たちが大半です。平和は自動的に与えられていて、ゆるぎないと思っている、というよりは考えている余裕がないのかもしれません。しかし原発立地県であり、来春に再稼働されようとしています。もちろん反対運動はやっていますし、近隣住民たちが差し止めの裁判をしています。が、万が一再稼働したところに何かあれば核戦争が起きたと同じです。同じ東北の青森県は三沢に米軍基地と、自衛隊の陸、海、空軍が揃っています。しかも下北半島は核半島と言っても過言ではない状況です。

こうして考えると、沖縄と東北、どちらも東京からすると辺境の地として、見棄てられているかのようです。私は昨日まで、石垣島を旅行して、島の人たちと話をし、急に戦争が近くなってきた状況を聞きました。戦時中の話も聞きました。沖縄本島はそれこそ、戦中、戦後、日本の矛盾をみんな押し付けられて筆舌に尽くしがたい苦労をされたと思います。みなさんが「今日のガザは明日の沖縄」と言っているのを見て、絶対に避けなければならない、と思うのと同時に他人事としてはいけない、と思うのです。
まだ切迫感の足りない宮城県民ですが、同じ気持ちを持って、沖縄を二度と戦場にさせないために、皆さんと連帯して活動していきたいと思っています。23日の盛会を願っています。

立石美穂(とめよう戦争への道!百万人署名運動宮城県連絡会代表)

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