【連載】知られざる真実/2024年7月30日 (火)トランプ大統領阻止の巨大圧力
国際政治米国大統領選情勢が急変した。
まずは7月13日のトランプ元大統領暗殺未遂。
銃弾はトランプ大統領の右手真横から飛んだ。
銃撃の寸前、トランプは右斜め前を向いていた。
その後、トランプが真右に向きを30度ほど変えた瞬間に銃弾がトランプ氏を貫いた。
トランプが向きを変えていなければ銃弾はトランプの頭部を貫通したと見られる。
奇跡的にトランプは命を永らえた。
問題は演説台から120メートルしか離れていない低層建造物の屋上から銃撃が行われたこと。
狙撃犯の行動が野放しにされた。
狙撃が放置された。
バイデンの高齢による認知能力低下が鮮明になり、トランプの大統領選勝利が確実な情勢に移行した。
トランプ陣営の結束は銃撃からの生存によって一段と強固になった。
この状況下でバイデン大統領の大統領選からの撤退が決定された。
民主党は直ちに大統領候補を選出する必要に迫られたが、時間を置かずにカマラ・ハリス副大統領が後継候補に就任することが確定的になった。
このことによって大統領選情勢は急変。
民主党大統領選候補に関して、カマラ・ハリス副大統領の下馬評は高くなかった。
バイデン政権で副大統領に起用されたが、ハリス氏に対して次期大統領候補としての期待は高まらなかった。
米国に対する不法入国者問題を担当したが十分な成果を上げることができなかった。
ハリス氏ではトランプ大統領との戦いを制することことが難しいとの論評が支配していた。
メディアがバイデン氏による大統領選遂行を主張していた時期の論評。
ところが、トランプ氏の暗殺未遂事件が生じ、トランプ選出が有力になると、突然の状況変化が生じた。
バイデンは大統領選から撤回。
後継候補にハリス氏が据えられた。
同時に急浮上したのがハリス候補人気の高さを強調する報道の広がりである。
かつて、ハリス候補ではトランプに勝つのは難しいとしてきた論調が突然消滅。
逆に、ハリス支持がトランプ支持を上回るとの情報が急激に流布されている。
この変化の裏側にある事実は何か。
一連の事態推移から浮かび上がることがらがある。
それはトランプの大統領復帰を阻止しようとする巨大な力が存在すること。
トランプ暗殺未遂事件はトランプの命が失われなかった点に救いがある。
しかし、事件発生は不可抗力からはるかに遠いものだった。
狙撃が未然に阻止されなかったことの検証が絶対に必要になる。
大統領選をトランプ死去で決着させようとする力が働いていたことが考えられる。
しかし、奇跡的にトランプは延命した。
さらに、大統領選での勝利が決定的になった。
この事態を受けてバイデンが撤退。
直ちに後継候補としてハリスが擁立され、メディアが一斉にハリス人気を煽り立てている。
トランプの米国大統領復帰を阻止しようとする強大な力が働いていると考えられる。
理由は明白だ。
トランプが米国を支配する巨大資本の支配下に組み込まれていないこと。
ワクチンでの巨大利権、戦争創作による巨大利権、温暖化ビジネスによる巨大利権。
トランプは明らかに距離を置いている。
そのトランプの大統領就任を阻止しようとする強大な力が働いている。
大統領選結果を事前に決めつけることのできない状況が生まれた。
しかし、ハリス勝利と見るのは早計だ。
不正選挙が実行されなければトランプが勝利する可能性はなお高い+と見られる。
– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –
スリーネーションズリサーチ株式会社
http://www.uekusa-tri.co.jp/index.html
メルマガ版「植草一秀の『知られざる真実』」
http://foomii.com/00050
– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –
※ISF会員登録およびご支援のお願いのチラシ作成しました。ダウンロードはこちらまで。
ISF会員登録のご案内
植草一秀(うえくさ かずひで) 1960年、東京都生まれ。東京大学経済学部卒。大蔵事務官、京都大学助教授、米スタンフォード大学フーバー研究所客員フェロー、早稲田大学大学院教授などを経て、現在、スリーネーションズリサーチ株式会社代表取締役、ガーベラの風(オールジャパン平和と共生)運営委員。事実無根の冤罪事案による人物破壊工作にひるむことなく言論活動を継続。 経済金融情勢分析情報誌刊行業務の傍ら「誰もが笑顔で生きてゆける社会」を実現する『ガーベラ革命』を提唱。人気政治ブログ&メルマガ「植草一秀の『知られざる真実』」を発行。1998年日本経済新聞社アナリストランキング・エコノミスト部門1位。『現代日本経済政策論』(岩波書店、石橋湛山賞受賞)、『日本の独立』(飛鳥新社)、『アベノリスク』(講談社)、『国家はいつも嘘をつく』(祥伝社新書)、『25%の人が政治を私物化する国』(詩想社新書)、『低金利時代、低迷経済を打破する最強資金運用術』(コスミック出版)、『出る杭の世直し白書』(共著、ビジネス社)、『日本経済の黒い霧』(ビジネス社)、『千載一遇の金融大波乱』(ビジネス社、2023年1月刊)など著書多数。 スリーネーションズリサーチ株式会社 http://www.uekusa-tri.co.jp/index.html メルマガ版「植草一秀の『知られざる真実』」 http://foomii.com/00050