【連載】安斎育郎のウクライナ情報

8月22日のウクライナ情報

安斎育郎

みなさん、おはようございます。昨日は新日本出版社の執筆に専念したものの、調べては考えを繰り返すばかりで、2節を書くに留まりました。書きやすい節とそうでない節とがありますが、昨日は書き難い節でしたから、今日からはペースが上がるでしょう。『ウクライナ戦争論』は200冊台に減ってきました。次の改訂ではクルスクのことも書かなければなりませんね。先日『ある日本共産党支部委員長の日記』を書いた鈴木謙次さんから葉書が来て、『ウクライナ戦争論』改訂第11版を読んで、改版ごとに新しいことが書いてあるのにびっくりしたとあり、「これぞ安斎育郎方式の新機軸ではないか」と評価してくれました。

さて、今日のウクライナ情報ですが、ロシアが怒りを爆発させる:クルスク攻勢がウクライナを壊滅させる – もう手加減なし! (スコット・リッター、2024年8月20日)、❷プーチンのウクライナ侵攻への反応(2024年8月19日)、❸ウクライナ、東部の都市住民に避難指示 ロシアが進軍(BBC, 2024年8月20日)、❹ウクライナの腑分け(2024年8月20日)、❺クルスク方面の大混乱⚔️狂気の衝突が続く💥軍事概要(2024.08.20)、❻「気高きKJF」: ウクライナのCIPSOツアー(2024年8月20日)、❼クルスクの血の川:ウクライナの侵略軍が壊滅した-2,000人以上が死亡-「容赦はない」とモスクワは言う(ビデオ)(2024年8月20日)、❽ジャーナリストのアーロン・メイトが、ゼレンスキーの米上院議員との会談について語った(2024年8月17日)、❾テルノポリの葬列がAFU(ウクライナ軍)戦闘員のクルスクでの死体を運ぶ(2024年8月17日)、❿ベローソフの復讐: 報復の一撃━キエフは燃えており、参謀本部の残党が火柱の下にある。彼らは今後数日で「地獄」を約束する(2024年8月17日)、です。クルスクの状況は、もうしばらくすると明快に示されるでしょう。ロシアが2022年に取った行動は「人道的介入」の観点から検討する余地のあるものでしたが、今回の「越境攻撃」とやらにはそのような要素は微塵もなく、「侵略戦争」そのものです。日本のマスコミのように最初にボタンを掛け違えると、「黒」が「白」にみえ、「侵略」が「越境攻撃」になってしまうのですね。

さあ、ラジオ体操の後はウクライナ情報を整理して、本書き熱中症を患うとするか!皆さん、元気で‼

あんざい

8月22日のウクライナ情報の拡大とダウンロードはこちら

 

※ウクライナ問題関連の注目サイトのご紹介です。
https://isfweb.org/recommended/page-4879/

– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –

★ISF(独立言論フォーラム)「市民記者」募集のお知らせ:来たれ!真実探究&戦争廃絶の志のある仲間たち

 

※ISF会員登録およびご支援のお願いのチラシ作成しました。ダウンロードはこちらまで。
ISF会員登録のご案内

「独立言論フォーラム(ISF)ご支援のお願い」

安斎育郎 安斎育郎

1940年、東京生まれ。1944~49年、福島県で疎開生活。東大工学部原子力工学科第1期生。工学博士。東京大学医学部助手、東京医科大学客員助教授を経て、1986年、立命館大学経済学部教授、88年国際関係学部教授。1995年、同大学国際平和ミュージアム館長。2008年より、立命館大学国際平和ミュージアム・終身名誉館長。現在、立命館大学名誉教授。専門は放射線防護学、平和学。2011年、定年とともに、「安斎科学・平和事務所」(Anzai Science & Peace Office, ASAP)を立ち上げ、以来、2022年4月までに福島原発事故について99回の調査・相談・学習活動。International Network of Museums for Peace(平和のための博物館国相ネットワーク)のジェネラル・コ^ディ ネータを務めた後、現在は、名誉ジェネラル・コーディネータ。日本の「平和のための博物館市民ネットワーク」代表。日本平和学会・理事。ノーモアヒロシマ・ナガサキ記憶遺産を継承する会・副代表。2021年3月11日、福島県双葉郡浪江町の古刹・宝鏡寺境内に第30世住職・早川篤雄氏と連名で「原発悔恨・伝言の碑」を建立するとともに、隣接して、平和博物館「ヒロシマ・ナガサキ・ビキニ・フクシマ伝言館」を開設。マジックを趣味とし、東大時代は奇術愛好会第3代会長。「国境なき手品師団」(Magicians without Borders)名誉会員。Japan Skeptics(超自然現象を科学的・批判的に究明する会)会長を務め、現在名誉会員。NHK『だます心だまされる心」(全8回)、『日曜美術館』(だまし絵)、日本テレビ『世界一受けたい授業』などに出演。2003年、ベトナム政府より「文化情報事業功労者記章」受章。2011年、「第22回久保医療文化賞」、韓国ノグンリ国際平和財団「第4回人権賞」、2013年、日本平和学会「第4回平和賞」、2021年、ウィーン・ユネスコ・クラブ「地球市民賞」などを受賞。著書は『人はなぜ騙されるのか』(朝日新聞)、『だます心だまされる心』(岩波書店)、『からだのなかの放射能』(合同出版)、『語りつごうヒロシマ・ナガサキ』(新日本出版、全5巻)など100数十点あるが、最近著に『核なき時代を生きる君たちへ━核不拡散条約50年と核兵器禁止条約』(2021年3月1日)、『私の反原発人生と「福島プロジェクト」の足跡』(2021年3月11日)、『戦争と科学者─知的探求心と非人道性の葛藤』(2022年4月1日、いずれも、かもがわ出版)など。

ご支援ください。

ISFは市民による独立メディアです。広告に頼らずにすべて市民からの寄付金によって運営されています。皆さまからのご支援をよろしくお願いします!

Most Popular

Recommend

Recommend Movie

columnist

執筆者

一覧へ