【連載】安斎育郎のウクライナ情報

9月8日のウクライナ情報

安斎育郎

みなさん、おはようごうございます。曜日感覚の希薄な生活ですが、今日は日曜日ですね。昨日は予定の仕事に加えて、日中友好協会の『研究中国』編集委員会から新たに頼まれた懇談会の問題提起のための資料作りにも取り組みました。9月30日には独立言論フォーラムのシンポジウムもあり、そのためのレジュメも9月22日までに送らねばなりません。

さて、今日のウクライナ情報ですが、❶【EEFプーチン氏登壇】ウクライナ情勢について(2024年9月5日)、❷ 【EEFプーチン氏登壇】原発攻撃について 「非常に危険なテロ」(2024年9月5日)、❸【EEFプーチン氏登壇】脱ドル化について(2024年9月5日)、❹プーチン大統領、和平仲介できるのは中国・ブラジル・インド…「これらの国の指導者とは信頼関係」(9/5)、❺プーチン氏、クルスク州奪還は「神聖な義務」反撃方針示す 北方領土占拠も正当化(産経新聞、2024年9月5日)、❻クルスク越境攻撃「成功」、東部でロシア軍前進せず=ウクライナ総司令官(By ロイター編集、2024年9月6日)、❼ウクライナ、内閣大幅刷新 外相にシビハ次官(By ロイター編集、2024年9月6日)、❽ウクライナの越境攻撃は失敗 中印などが和平協議仲介も=プーチン氏(By ロイター編集、2024年9月5日)、❾特別軍事作戦9月2,3日の概要 露国防省(2024年9月3日)、❿対露制裁は日本の国益を損失=木村三浩氏(2024年9月5日)、です。❿の一水会は、かつて「右翼団体」と名乗っていた日本の新右翼系民族主義団体の一つですが、鳩山由紀夫元首相と共にロシア連邦支配下となったクリミア半島を訪問し、いわゆる日本の戦後右翼とは乖離した言動をしたことへの批判から、2015年5月から「右翼団体」と名乗るのを辞めている団体です。❺は戦況についての現実無視の強がりでしょう。そのうち否応なく結果が出ます。

さあ、今日は少しは日曜日らしい過ごし方ができるかどうか。黒澤明監督の『七人の侍』でも観賞しながら作業を進めましょうかね。それとも、江戸時代に宇治に出来た禅宗の黄檗宗についての勉強をしましょうかね。皆さん、お元気で‼

あんざい

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安斎育郎 安斎育郎

1940年、東京生まれ。1944~49年、福島県で疎開生活。東大工学部原子力工学科第1期生。工学博士。東京大学医学部助手、東京医科大学客員助教授を経て、1986年、立命館大学経済学部教授、88年国際関係学部教授。1995年、同大学国際平和ミュージアム館長。2008年より、立命館大学国際平和ミュージアム・終身名誉館長。現在、立命館大学名誉教授。専門は放射線防護学、平和学。2011年、定年とともに、「安斎科学・平和事務所」(Anzai Science & Peace Office, ASAP)を立ち上げ、以来、2022年4月までに福島原発事故について99回の調査・相談・学習活動。International Network of Museums for Peace(平和のための博物館国相ネットワーク)のジェネラル・コ^ディ ネータを務めた後、現在は、名誉ジェネラル・コーディネータ。日本の「平和のための博物館市民ネットワーク」代表。日本平和学会・理事。ノーモアヒロシマ・ナガサキ記憶遺産を継承する会・副代表。2021年3月11日、福島県双葉郡浪江町の古刹・宝鏡寺境内に第30世住職・早川篤雄氏と連名で「原発悔恨・伝言の碑」を建立するとともに、隣接して、平和博物館「ヒロシマ・ナガサキ・ビキニ・フクシマ伝言館」を開設。マジックを趣味とし、東大時代は奇術愛好会第3代会長。「国境なき手品師団」(Magicians without Borders)名誉会員。Japan Skeptics(超自然現象を科学的・批判的に究明する会)会長を務め、現在名誉会員。NHK『だます心だまされる心」(全8回)、『日曜美術館』(だまし絵)、日本テレビ『世界一受けたい授業』などに出演。2003年、ベトナム政府より「文化情報事業功労者記章」受章。2011年、「第22回久保医療文化賞」、韓国ノグンリ国際平和財団「第4回人権賞」、2013年、日本平和学会「第4回平和賞」、2021年、ウィーン・ユネスコ・クラブ「地球市民賞」などを受賞。著書は『人はなぜ騙されるのか』(朝日新聞)、『だます心だまされる心』(岩波書店)、『からだのなかの放射能』(合同出版)、『語りつごうヒロシマ・ナガサキ』(新日本出版、全5巻)など100数十点あるが、最近著に『核なき時代を生きる君たちへ━核不拡散条約50年と核兵器禁止条約』(2021年3月1日)、『私の反原発人生と「福島プロジェクト」の足跡』(2021年3月11日)、『戦争と科学者─知的探求心と非人道性の葛藤』(2022年4月1日、いずれも、かもがわ出版)など。

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