【連載】安斎育郎のウクライナ情報

10月5日のウクライナ情報

安斎育郎

みなさん、おはようございます。今日10月5日はわがパートナー喜美江さんの誕生日ですね.昨日も40冊の『ウクライナ戦争論』を送るために郵便局に一緒に行ってもらいました。感謝です。昨日、安西科学右・平和事務所の財政逼迫のことを書いたら、カンパの振込先情報を書きなさいという有難いご注意を頂きましたので、今日は厚かましくも財政支援要請文書を2点添付しました。宜しくお願いします。

さて、今日のウクライナ情報ですが、 ❶【ロシア・ウクライナ紛争】ウクライナの戦略的行き詰まり、ジョージアのウクライナ化阻止(2024年10月3日)、❷収穫の時🔥シヴェルスクの第一防衛線が突破されました💥2024.10.2の軍事概要(2024年10月2日)、❸ベイルートにロシアの支援物資到着(2024年10月3日)、❹劇的展開ゼレンスキーがトランプ訪問【及川幸久、2024年10月1日】、❺収穫の時🔥ロシア軍は大きな勝利を収めた🎖バイシュネーブは陥落(軍事サマリー 2024.10.01)、❻NATOは、ロシアの核ドクトリンの変更によるロシアの政策の変化を全く見ていない!(2024年10月3日)、❼兵士は前線で置き去り、生き埋め?(2024年9月27日)、❽ザルジニーがゼレンスキーを批判、クルスクの悲劇とは?(2024年9月28日)、❾ウクライナのNATO加盟に関する議論が再び始まった!(ザハロワ、ロシア・ニュース、2024年10月3日) ※ちゃんとした日本語字幕付きです、 ❿「CIAとナチスとウクライナ」(2024年10月3日)、です。

ゼレンスキーのアメリカ訪問については、商業報道ではバイデン政権からそれなりに援助の継続を取り付けたような話になっているかと思うと、専門家筋からは、ゼレンスキーの和平提案も非現実的だし、ロシアの奥深くを攻撃する許可も出なかったし、空っぽのポケットで帰った失敗訪米だったと、見方がぜんぜん違いますね。国連演説に至っては、何しろこの人物はウクライナ戦争に至った過程を知らないふりをしているものだから、原因に誠実に向き合わずに自己を正当化する論ばかり声高にしゃべっても、空虚ですね。話は簡単で、アメリカが「NATO入らなくていいよ」といい、さんざんウクライナ軍に民族浄化的軍事弾圧を受けてきた東南部のロシア語話者の自治権を認め、これがなかなか大変だが、ウクライナの非ナチ化を進める方針を明らかにして、それを監視する国際機構を作ることでしょうね。昨日も日本青年団の関係者から『ウクライナ戦争論』を送れの注文が来ましたし、じわじわと広がっています。改訂第12班を視野に入れつつ、頑張ります。皆さん、お元気で‼

あんざい

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安斎育郎 安斎育郎

1940年、東京生まれ。1944~49年、福島県で疎開生活。東大工学部原子力工学科第1期生。工学博士。東京大学医学部助手、東京医科大学客員助教授を経て、1986年、立命館大学経済学部教授、88年国際関係学部教授。1995年、同大学国際平和ミュージアム館長。2008年より、立命館大学国際平和ミュージアム・終身名誉館長。現在、立命館大学名誉教授。専門は放射線防護学、平和学。2011年、定年とともに、「安斎科学・平和事務所」(Anzai Science & Peace Office, ASAP)を立ち上げ、以来、2022年4月までに福島原発事故について99回の調査・相談・学習活動。International Network of Museums for Peace(平和のための博物館国相ネットワーク)のジェネラル・コ^ディ ネータを務めた後、現在は、名誉ジェネラル・コーディネータ。日本の「平和のための博物館市民ネットワーク」代表。日本平和学会・理事。ノーモアヒロシマ・ナガサキ記憶遺産を継承する会・副代表。2021年3月11日、福島県双葉郡浪江町の古刹・宝鏡寺境内に第30世住職・早川篤雄氏と連名で「原発悔恨・伝言の碑」を建立するとともに、隣接して、平和博物館「ヒロシマ・ナガサキ・ビキニ・フクシマ伝言館」を開設。マジックを趣味とし、東大時代は奇術愛好会第3代会長。「国境なき手品師団」(Magicians without Borders)名誉会員。Japan Skeptics(超自然現象を科学的・批判的に究明する会)会長を務め、現在名誉会員。NHK『だます心だまされる心」(全8回)、『日曜美術館』(だまし絵)、日本テレビ『世界一受けたい授業』などに出演。2003年、ベトナム政府より「文化情報事業功労者記章」受章。2011年、「第22回久保医療文化賞」、韓国ノグンリ国際平和財団「第4回人権賞」、2013年、日本平和学会「第4回平和賞」、2021年、ウィーン・ユネスコ・クラブ「地球市民賞」などを受賞。著書は『人はなぜ騙されるのか』(朝日新聞)、『だます心だまされる心』(岩波書店)、『からだのなかの放射能』(合同出版)、『語りつごうヒロシマ・ナガサキ』(新日本出版、全5巻)など100数十点あるが、最近著に『核なき時代を生きる君たちへ━核不拡散条約50年と核兵器禁止条約』(2021年3月1日)、『私の反原発人生と「福島プロジェクト」の足跡』(2021年3月11日)、『戦争と科学者─知的探求心と非人道性の葛藤』(2022年4月1日、いずれも、かもがわ出版)など。

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