【連載】櫻井ジャーナル

【櫻井ジャーナル】2025.01.06XML:ラスベガスでテスラ車を爆破したとされる軍人は内部告発を考えていたとの情報

櫻井春彦

 ラスベガスに立つトランプ国際ホテルの前に停車したテスラ・サイバートラックが爆発したのは1月1日のことだった。トランプとテスラ。そこに何らかの意図を感じない人はいないだろう。

 その爆発でアメリカ陸軍特殊部隊(グリーンベレー)に所属していたマシュー・リベルスバーガーが死亡したとされている。2006年に陸軍へ入隊した後、アフガニスタン、ウクライナ、タジキスタン、ジョージア、コンゴへ派遣され、ウクライナでドローン オペレーターを務めていたという。

 彼はデザートイーグル0.50口径という拳銃で自分の頭を撃ち、花火の打ち上げ筒や燃料缶で作られたIED(即席爆発装置)が爆発したとされているのだが、​グリーンベレーに18年間所属、さまざまな銃器の取り扱いやIEDの組み立てに慣れているはずの軍人が作ったにしては粗雑なものだとCIAの元分析官、ラリー・ジョンソンは指摘する​。また銃口の閃光は記録されていない。

 車内に残された遺体は身元が分からないほど焼け焦げていたが、身分証明書が残っていたので名前が判明したとされている。リベルスバーガーが所属していた第10グループは軍事用品店がある小さな管理センターで、兵士を収容したり訓練する場所ではないという。

 リベルスバーガーはウクライナでドローン オペレーターを務め、UAP/USAP(未確認空中現象/非承認特別アクセス プログラム)のTS/SCI(極秘/機密情報)許可を持っていたとされている。

 ​アメリカ陸軍の元情報将校、サム・シューメイトによると、リベルスバーガーが送ってきたメールの中で、中国はアメリカ東海岸沿いの潜水艦から「GDIC推進システム」を使用する先進的なドローンを発射、この技術を持っているのは中国とアメリカだけだと主張している​。ステルス性、探知回避能力、無制限の積載能力から「国家安全保障に対する最も危険な脅威」としている。昨年11月中旬以降、アメリカ東海岸上空を飛行する謎のドローンが複数目撃されている。

 また、アメリカ軍が2019年にアフガニスタンのニムルーズ州で実行した空爆にリベルスバーガーも関与したが、その空爆で女性や子どもを含む民間人が犠牲になったと主張、その事実を国防総省、DEA、CIAにが隠蔽したとしている。彼はメキシコへ向かっているが、FBIと国土安全保障省が自分を監視、追跡していると非難していた。

 シューメイトの情報が正しいなら、リベルスバーガーは内部告発しようとしていたということになるだろう。

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