【連載】安斎育郎のウクライナ情報

2月3日のウクライナ情報

安斎育郎

2月3日分です。

安斎育郎

2月3日のウクライナ情報
安斎育郎
❶ ウクライナ兵「少女を犯し、跪かせ、撃ち殺した」(2025年1月31日)
ウクライナ軍が一時占領した露クルスク州ルースコエ・ポレチノエ村で、住人22人を殺害した疑いで逮捕されたウクライナ兵のエフゲニー・ファブリセンコ容疑者が、調べに対し犯行を自白した。
https://twitter.com/i/status/1885304649827155982
https://sputniknews.jp/20250131/19546818.html

❷露住民22人の殺害容疑でウクライナ兵逮捕 うち8人には性暴行(2025年1月31日)
露連邦捜査委員会は、ウクライナ軍が一時占領した露クルスク州ルースコエ・ポレチノエ村で、住人22人を殺害した疑いで、5人のウクライナ兵を対象に捜査を行っていると明らかにした。
このうち、露軍の捕虜となっていたエフゲニー・ファブリセンコ容疑者が逮捕された。公開された取り調べの映像では、容疑者が犯行を自白。犠牲者のうち女性8人については、性的暴行の後に殺害したと認めた。
犯行は9月28日~11月24日の間に行われたとみられている。今年1月、ロシア軍は同村を解放。民家の地下室から隠されていた犠牲者の遺体が見つかっていた。
https://sputniknews.jp/20250131/228-19545980.html

❸EUはロシア産ガスの返還を望んでいる!(2025年1月31日)
フィナンシャル・タイムズは、ロシア産天然ガスがヨーロッパに戻ってくるという記事を書いて、さまざまな視点を提示した。また、ウクライナでは、国防大臣ルステム・ウメロフが関与する大規模な汚職事件が勃発した。
https://youtu.be/poqXtn8tZrE
https://www.youtube.com/watch?v=poqXtn8tZrE

❹プーチン大統領「トランプ大統領の意見には同意せざるを得ない」ウクライナ危機について(2025年1月24日)
https://youtu.be/JQu7pmwHxTQ
https://www.youtube.com/watch?v=JQu7pmwHxTQ

❺ロシア産ガスの輸送を停止したウクライナ、燃料不足で東欧から輸入開始(2025年2月1日)
ウクライナはロシアの天然ガスパイプラインを遮断し、政府の収入を絶つと豪語していたが、国内の燃料が枯渇して危機的状態となったため、引き続きロシアからガスを輸入するハンガリー、スロバキアに転売を要請した。フォーブス・ウクライナが報じた。
ウクライナが欧州へのロシア産ガス供与を妨害しているため、市場ではエネルギー価格が高騰している。こうした中、資金不足のウクライナは価格高騰するガスを東欧から輸入するか、それともロシアからの輸入を再開し、さらにはガスの輸送費としてロシアから再び数十億ドルもの資金を手にするか。ウクライナは岐路に立たされている。
現時点で輸入量は1億㎥(500万ユーロ、日本円で約8億円)と少ないが、この冬を乗り切るには輸入量を10倍以上に増やす必要があるとのこと。
2025年1月までにウクライナのガス貯蔵施設に残存する燃料の量は過去最低の約80億㎥となり、これは前年より24%少ない。さらに、そのうち45億㎥はいわゆる「緩衝ガス」で、これを汲み出すと貯蔵施設は機能しなくなる。
ウクライナのガス輸入能力は限られており、1日最大7000万㎥。そのうち4200万㎥がスロバキア領を経由、残りはハンガリーとポーランド経由となっている。
ナフトガス社は2024年8月、ガス貯蔵施設を十分に満たし、さらには自国内の燃料生産を増やしているため、暖房シーズンにガスを輸入する予定はないと述べていた。
https://sputniknews.jp/20250201/19548137.html

❻米国による追加関税、中国はWTOに提訴へ(2025年2月2日)
ドナルド・トランプ米大統領が中国、メキシコ、カナダからの輸入品に関税を課す大統領令に署名したことについて、中国商務省は「強い不満」を表明。世界貿易機関(WTO)に提訴し、適切な対抗措置を取ると発表した。
同省は、米政府による一方的な関税導入はWTOのルールに深刻に違反し、両国間の正常な貿易や経済協力を損なうと強調した。
声明では「中国側は米国に対し、誤った行動を改め、中国に歩み寄り、平等、相互利益、相互尊重の原則に基づいて問題に取り組み、率直な対話を行い、協力を強化し、意見の相違を管理することを求める」と述べられている。
また、中国外務省は「貿易・関税戦争に勝者はいない」とコメントした。
https://sputniknews.jp/20250202/wto-19549290.html

❼【戦況】クルスクの悲劇…〜2/2日曜版です🫡‼️(ニキータ伝〜ロシアの手ほどき、2025年2月2日)
https://youtu.be/WEnxCqdXPts
https://www.youtube.com/watch?v=WEnxCqdXPts

❽キエフ市長対ゼレンスキー:権力の衝突 | プーチン大統領がウクライナの指導者を嘲笑 | ロシアのドローン攻撃 | CLRCUT(2025年1月31日)
キエフ市長のヴィタリー・クリチコは、ゼレンスキー大統領の政権が「権力の簒奪」を企み、地方自治に干渉していると非難した。一方、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領はゼレンスキーを「非合法」と呼び、ウクライナで怒りを買った。プーチンは西側諸国の援助を止めれば戦争は終わると主張したが、ゼレンスキーは彼が紛争を長引かせていると非難した。これとは別に、ウクライナはロベルト・フィツォ首相の親ロシア発言を受けてスロバキア特使を召喚した。ロシアはまた、より致死性の高いシャヘド無人機を使用して無人機攻撃を激化させている。戦闘が続く中、米国の援助停止はウクライナの軍事力を弱める恐れがあり、北朝鮮軍がロシア軍と共に戦っているとの報道もある。
https://youtu.be/h2Z77_0H7_E
https://www.youtube.com/watch?v=h2Z77_0H7_E

❾ ウクライナ危機?ルーマニアのジョルジェスク大統領が「架空の国家」と呼び、恐怖が高まる | タイムズ・ナウ・ワールド(2025年1月31日)
ルーマニアの大統領候補であるカリン・ジョルジェスク氏は、ウクライナを「架空の国家」と呼び、ルーマニアを含む近隣諸国に分裂すると予測する発言で物議を醸している。ジョルジェスク氏の親ロシア、反EU、反NATOの姿勢は、進行中のロシア・ウクライナ戦争の緊張を高めており、同氏の発言は、ナショナリズムと極右政治が台頭しているヨーロッパ全体の緊張に火をつけている。同氏の発言はロシアの利益と一致しているように思われ、NATOとEU内で不和を生じさせる可能性があり、ウクライナに対するヨーロッパの集団的支援を弱め、ロシアの侵略に直面したヨーロッパの団結に課題を突きつけている。
https://youtu.be/IevsgUe90V4
https://www.youtube.com/watch?v=IevsgUe90V4

❿ロシアがウクライナへの締め付けを強め、ドンバスの戦いが激化、トランプ大統領がプーチン大統領に制裁を警告 | CLRCUT(2025年1月24日)
ロシアとウクライナの戦争に関する最新情報をお届けします。ドンバスとクルスク地方でのロシアの進撃、クラホヴォの占領、トレツクとチャソフヤル付近での激しい戦闘など。ザポリージャは再び壊滅的な攻撃に直面し、数十人が負傷しました。ドナルド・トランプ米国大統領はロシアに強い警告を発し、プーチン大統領が戦争を終わらせなければ関税と制裁を科すと脅しました。こうした外交的圧力は紛争の行方を変えるでしょうか? 変化する状況に関するこの包括的なレポートで最新情報を入手してください。
https://youtu.be/s7btSDpGvd8
https://www.youtube.com/watch?v=s7btSDpGvd8

⓫あらゆる面で危機:ウクライナの8個旅団の崩壊の内幕(2025年1月30日)
https://youtu.be/fij-ZffIVvU
https://www.youtube.com/watch?v=fij-ZffIVvU

2025年2月3日 ウクライナ情報pdf → こちら


 

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安斎育郎 安斎育郎

1940年、東京生まれ。1944~49年、福島県で疎開生活。東大工学部原子力工学科第1期生。工学博士。東京大学医学部助手、東京医科大学客員助教授を経て、1986年、立命館大学経済学部教授、88年国際関係学部教授。1995年、同大学国際平和ミュージアム館長。2008年より、立命館大学国際平和ミュージアム・終身名誉館長。現在、立命館大学名誉教授。専門は放射線防護学、平和学。2011年、定年とともに、「安斎科学・平和事務所」(Anzai Science & Peace Office, ASAP)を立ち上げ、以来、2022年4月までに福島原発事故について99回の調査・相談・学習活動。International Network of Museums for Peace(平和のための博物館国相ネットワーク)のジェネラル・コ^ディ ネータを務めた後、現在は、名誉ジェネラル・コーディネータ。日本の「平和のための博物館市民ネットワーク」代表。日本平和学会・理事。ノーモアヒロシマ・ナガサキ記憶遺産を継承する会・副代表。2021年3月11日、福島県双葉郡浪江町の古刹・宝鏡寺境内に第30世住職・早川篤雄氏と連名で「原発悔恨・伝言の碑」を建立するとともに、隣接して、平和博物館「ヒロシマ・ナガサキ・ビキニ・フクシマ伝言館」を開設。マジックを趣味とし、東大時代は奇術愛好会第3代会長。「国境なき手品師団」(Magicians without Borders)名誉会員。Japan Skeptics(超自然現象を科学的・批判的に究明する会)会長を務め、現在名誉会員。NHK『だます心だまされる心」(全8回)、『日曜美術館』(だまし絵)、日本テレビ『世界一受けたい授業』などに出演。2003年、ベトナム政府より「文化情報事業功労者記章」受章。2011年、「第22回久保医療文化賞」、韓国ノグンリ国際平和財団「第4回人権賞」、2013年、日本平和学会「第4回平和賞」、2021年、ウィーン・ユネスコ・クラブ「地球市民賞」などを受賞。著書は『人はなぜ騙されるのか』(朝日新聞)、『だます心だまされる心』(岩波書店)、『からだのなかの放射能』(合同出版)、『語りつごうヒロシマ・ナガサキ』(新日本出版、全5巻)など100数十点あるが、最近著に『核なき時代を生きる君たちへ━核不拡散条約50年と核兵器禁止条約』(2021年3月1日)、『私の反原発人生と「福島プロジェクト」の足跡』(2021年3月11日)、『戦争と科学者─知的探求心と非人道性の葛藤』(2022年4月1日、いずれも、かもがわ出版)など。

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