レイチェル・クラーク:【人としての『威厳』の値段と価値を見直すアフリカ諸国のお話】

レイチェル・クラーク

 

ソース:https://youtu.be/fva0KpLqyag

概要欄の機械翻訳:

何年もの間、ヨーロッパからの観光客は、書類手続きも面接も遅延もなく、モロッコの国境を楽々と通過してきた。スタンプを押して笑顔を見せれば、迷路のようなマラケシュやアガディールのビーチへ直行できる。

しかし、ヨーロッパの地を踏むことを夢見るモロッコ人にとってはどうだろう?それはまったく別の世界だ。長蛇の列、延々と続く書類、不許可の手紙はビザを拒否するだけでなく、威厳を奪う。2023年だけでも、アフリカの人々は5600万ユーロ以上を失った。旅行や冒険のためではなく、ゴミ箱に捨てられたシェンゲンビザ申請のために。

動画視聴後の私見:

以前は植民地として、戦後は旧植民地として、欧州の宗主国に資源を搾取され続けただけでなく、不平等な人の行き来を許してきたビザの申請システムを見直し、これまで植民地側が受けてきたのと同じ内容を欧州人たちに課すことが、急ピッチで検討されているというお話です。長蛇の列、しつこい程の情報提供、その上にビザ申請費をガッポリと取られて、それでも却下されることの多かったアフリカ諸国が、モロッコを筆頭に「平等なビザ政策」を導入しようとしている傾向が強まっていることを知りました。 アフリカからの不法移民や難民問題を語る欧州各国のニュースはよく主要メディアが取り上げてきましたが、その一方で合法的な入国を拒み続けてきた不平等な欧州側のビザ政策があったこと、この「ダブルスタンダード」の実態を、ここではっきりと知りました。

「真の独立」を追求するアフリカ諸国の動きは、これまでの観察では以下のような流れで進んでいます:

1)欧州軍の駐留拒否、場合によっては大使館も追放

2)天然資源の国営化

3)天然資源の加工技術・施設の国営化

4)金融システムから外国系銀行を排除

5)これまで輸入に頼ってきた製品の国内製造とインフラ整備

6)教育・病院・職業訓練施設の拡大

7)ビザ申請手続きの平等化

このような動きが、大戦後やっと80年かけて(それまでに反対分子の暗殺の数々)成功の日の目が出てきたことは、歴史的な大きな変化だと思います。以前も、今も、このような動きをするアフリカ諸国のリーダーたちを「独裁者」として暴力で排除してきた米・欧州各国が、同じやり方で押さえ込む力が弱まっている現実も覚えておきたいです。

80年経っても「え? 日本って米国の植民地なの?」って今やっと気づき始めた人も、まだ独立国家だと信じてる人も、このアフリカ式独立劇の快進撃に、目を向けていただければと思い、投稿しました。上記の1)〜7)の段階の中で、「天然資源」という単語を「特別会計」に置き換えてみてください。

写真:エリザベス女王の葬儀にバスで送迎されるアフリカ諸国のリーダーたち (ソース:https://www.standardmedia.co.ke/…/controversy-as-world…

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レイチェル・クラーク レイチェル・クラーク

日系米国人、通訳・コンサルタント・国際コーディネイター ベテランズフォーピース(VFP) 終身会員 核のない世界のためのマンハッタンプロジェクト メンバー 2016年以来、毎年VFP ピース・スピーキングツアーをコーディネイトし、「戦争のリアル」を米国退役軍人が日本に伝える事によって、平和・反核・環境保護活動につなげている。

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