【連載】安斎育郎のウクライナ情報

7月1日~2日のウクライナ情報

安斎育郎

●馬渕睦夫・篠原常一郎・ウクライナ問題〈馬淵睦夫ひとりがたり〉

※馬淵睦夫氏=在イスラエル日本大使館公使、在タイ日本大使館特命全権公使、特命全権大使 キューバ国駐箚、駐ウクライナ兼モルドバ大使、防衛大学校教授を歴任。

https://ameblo.jp/donbass-ukraine/entry-12649995012.html

東ウクライナでロシア人を虐殺してるっていうのがウクライナ危機の真実なんですね。

私は正論に頼まれてそういう趣旨を書いたらね、最初ボツになった。でも何回かやりとりしている うちに、載るようになりましたけど。正論のウクライナ特集で言ったの私だけですよ。他はアメリカの メディアが言っている通りになっているわけです。 ウクライナの方は気づかないと駄目なんです。利用されただけなんです(笑)。

ロシア系住民の集団虐殺で、遺体が掘り出されたのが随分あって、OSCEね、欧州安全保障機構がちゃんと立ち会ってやって、彼らが認定してこれは虐殺だと言っているのに、日本の記者は誰も報道 しないんですよね。あれは僕は驚きましたね。

ロシア語勉強して、ロシア特派員やったり、ウクライナ特派員やっててね、英字新聞見てしか記事を書かないの?って話ですよ(笑)本当ビックリですよ。それぐらい虐殺事件が起きてるんですよね。必ず、局面、局面で大きなことが起こるときに、ユダヤの勢力が明確に支援してるんですね。お金を 出すなど。

ユダヤ人のネオナチ組織みたいなのがありましてね、それがウクライナで義勇兵として参加してる。 日本では誰も報道しないんですよ。ウクライナの報道では出てくるわけですよ。きちっと実名も出してね。

今回のウクライナ危機の10年前にオレンジ革命というのがあったんですね。ところがオレンジ革命を誰がやったかとうと、アメリカのネオコンがやったんですね。背後にいたのがあの、ジョージソロスなんです。後、亡くなりましたけど、米共和党のマケインなんです。組んでやってたんです。そう いことは公になってるんです現地では。ところが日本では言わないんです。報道がされないんです。

僕も驚いたんですけどね、現在のウクライナ政権に連なる幹部達は、みんなマケインだのジョージソロスだの、直接会ったり、連絡して話し合ってるシーンまでも残っているわけですよ。記念写真まで撮っているわけで、それについて基づいて言っても誰もね、地上波でも普通の新聞でも取り上げてくれない。

ヌーランドというアメリカ国務省の、ウクライナ、ロシア担当の女性ですよ、ネオコンの女性ですよ。ちなみに、当時の米大使がパイアットという男なんですが、これがヌーランドと電話してね、デモの最中に電話してるわけです。次の政権はヤツェニュクにしようと人事まで話してる。で、その通りになってる。

ウクライナ人の言うことを、言いなりに聞いている人というのは、ウクライナというのはウクライナ人の国で、一枚岩で単一民族しかいないかのように認識している。

ロシア語しかできないウクライナ人もいるわけですよ。ロシア系の住民で極端な話、両方のパスポート持って日本に住んでる人もいるわけですよ。ロシアの パスポート、時には使い分けてるわけですよ。

東部ウクライナに住んでいる人が僕に言うのは、ウクライナ政府軍が自分の古里に向かって砲弾を 撃ち込んだとき、私はもうウクライナという国から、心が離れたんだと言いますよ。 具体的な話ね、ウクライナという国が、はらんでいるモザイク国家状況ってのをね、丸っきり無視して ね、話広げられてるということに対して、日本国民はもうちょっと、本当のことに目を向けて、耳を傾 けてやらないと、見誤るなと思いますね。

そもそも 2014年2月に事実上クーデターで、ヤヌコビッチ政権を倒して、暫定政権ができて、そのあとポロシェンコ政権になったわけですけどね。ウクライナ危機をソロス主導でやったんだけど、こんな停戦合意ができたらね、ウクライナの民主化は失敗したんだと。アメリカもEUもウクライナに軍事支援するべきだと、ロシアと戦えるように、そういうことを言うわけですよ。改めてジョージソロスが何を考えていたかと分かるわけですね。利用されちゃって国土をメチャクチャにされたんです。彼らはウクライナが大切だからやったわけじ ゃないんです。

彼らのターゲットはプーチンなんですよ。プーチンをね何とかウクライナ紛争に引き込んで、プーチンに反撃しようと。 逆にプーチンの対応を見ると、常にウクライナの問題から距離を置こう、距離を置こうとそういう対応ですよね。それを逆に日本はプーチンが侵略した、この頃はプーチンがウクライナを侵略したことになってる。

オデッサの虐殺があったんですけど、にも関らず軍事介入はしなかった。そりゃ自制してるんですね。コロモイスキーって男がいてね、ドニプロペトロフスクの州知事をやってましたが、解任されたんですが、イスラエル、キプロス、ウクライナの3重国籍で、ウクライナ第三の富豪。何をやってたかというと、アゾフって私兵集団をもっていたんです。それがロシア人を虐殺してたわけですね。アゾフ大隊ってのは僕も映像で覚えてますけど、旗はハーケンクロイツですよ。ナチスの旗を。でヘルメットにもハーケンクロイツがついて、まぁ鍵十字ですよ。先ほどおっしゃったように、日本のどのメディアも言えない。産経新聞も言えないんですよ。

●NATOが2014年から対ロシアの準備をしてきたことを認めるストルテンベルクは、NATOの会合の後、「2014年からNATO 諸国は東方に拡大、防衛に投資し準備をしてきた」と述べた。

●穀物問題についてのロシアの立場
❶ウクライナの支配下にあるオデッサなどの黒海の港を通じて出荷することが出来る。ロシアは港へ のアプローチを水雷化していない。ウクライナが行なった。
❷アゾフ海の港、ベルディアンスク港とマリウポリ港はロシアの管理下にあり、ウクライナの穀物を含め、これらの港から問題なく出荷できるようにしてある。
❸ウクライナからドナウ川を経由し、ルーマニア経由で穀物を輸送することが可能であり、また、ハンガリーやポーランドを経由しての輸送も可能である。
❹もっとも簡単な方法はベラルーシを経由して穀物を輸送することだが、そのためには西側諸国がベラルーシからの制裁を解除しなければならない。

●ウクライナでのジョー・バイデンと息子の疑惑

https://www.youtube.com/watch?v=QnpZ4jJJoeU&t=2s

●プーチン大統領トルクメニスタンでウクライナについて答える。
「何も変わっていません。ドンバスの人たちを解放する。彼らを守りロシアが安全な状態を作るだけです。期限など設けていません。慌てると前線にプレッシャーがかりますから。兵の安全を最優先で進めるためです」。

●ジョンソン vs.プーチンの「もしも」対決 ボリス・ジョンソン英国首相が、「もしもプーチンが女性だったら、この戦争は起こさなかっただろう」 と言ったことに対して、プーチンは何と答えたか?

●”G7 首脳の半裸ギャグに対するプーチン大統領の反応 プーチンは深刻ながんで近い将来死ぬって西側では流されてきましたが、ボリス・ジョンソンや G7 の冗談にも丁寧に反応する姿などを見る限り、そんな印象はないですね。

[エルマウ(ドイツ)26日 ロイター] -ドイツ南部エルマウで26日開幕した主要7カ国首脳会議(G7サミット)では、出席した各国首脳らがロシアのプーチン大統領のマッチョなイメージを冗談めかして 笑い合う一幕があった。 初会合でスーツ姿の首脳らが席に着くと、ジョンソン英首相が上着を脱ぐべきか、あるいはさらに 服も脱ぐべきかと首脳らに質問。「私たちは皆、プーチンよりタフであることを示さなければならない」 と話すと、笑いが起こった。

さらに、カナダのトルドー首相が「上半身裸で乗馬」と言うと、欧州連合(EU)欧州委員会のフォンデアライエン委員長も「乗馬は最高」と応じた。今回のG7サミットはウクライナでの戦争や食料・エネルギー供給、世界経済への影響などが主要議 題。冒頭で日米英カナダの4カ国は対ロシア制裁を強化し侵攻の資金源を断つため、ロシア産金の輸 入禁止措置で合意した。 〈プーチンの反応〉
https://www.youtube.com/watch?v=lMj1_BJFJnk&feature=emb_imp_woyt

※上の動画でプーチン大統領は「酒なんぞ飲まずにスポーツをやれ」と言っていますが、広く知られて いるように当人は「講道館6段」を与えられた柔道家で、ヨーロッパ柔道連盟や国際柔道連盟の名誉会長。

 

※ウクライナ問題関連の注目サイトのご紹介です。

https://isfweb.org/recommended/page-4879/

※ご支援のお願いのチラシ作成しました。ダウンロードはこちらまで。

https://isfweb.org/2790-2/

「独立言論フォーラム(ISF)ご支援のお願い」の動画を作成しました!

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安斎育郎 安斎育郎

1940年、東京生まれ。1944~49年、福島県で疎開生活。東大工学部原子力工学科第1期生。工学博士。東京大学医学部助手、東京医科大学客員助教授を経て、1986年、立命館大学経済学部教授、88年国際関係学部教授。1995年、同大学国際平和ミュージアム館長。2008年より、立命館大学国際平和ミュージアム・終身名誉館長。現在、立命館大学名誉教授。専門は放射線防護学、平和学。2011年、定年とともに、「安斎科学・平和事務所」(Anzai Science & Peace Office, ASAP)を立ち上げ、以来、2022年4月までに福島原発事故について99回の調査・相談・学習活動。International Network of Museums for Peace(平和のための博物館国相ネットワーク)のジェネラル・コ^ディ ネータを務めた後、現在は、名誉ジェネラル・コーディネータ。日本の「平和のための博物館市民ネットワーク」代表。日本平和学会・理事。ノーモアヒロシマ・ナガサキ記憶遺産を継承する会・副代表。2021年3月11日、福島県双葉郡浪江町の古刹・宝鏡寺境内に第30世住職・早川篤雄氏と連名で「原発悔恨・伝言の碑」を建立するとともに、隣接して、平和博物館「ヒロシマ・ナガサキ・ビキニ・フクシマ伝言館」を開設。マジックを趣味とし、東大時代は奇術愛好会第3代会長。「国境なき手品師団」(Magicians without Borders)名誉会員。Japan Skeptics(超自然現象を科学的・批判的に究明する会)会長を務め、現在名誉会員。NHK『だます心だまされる心」(全8回)、『日曜美術館』(だまし絵)、日本テレビ『世界一受けたい授業』などに出演。2003年、ベトナム政府より「文化情報事業功労者記章」受章。2011年、「第22回久保医療文化賞」、韓国ノグンリ国際平和財団「第4回人権賞」、2013年、日本平和学会「第4回平和賞」、2021年、ウィーン・ユネスコ・クラブ「地球市民賞」などを受賞。著書は『人はなぜ騙されるのか』(朝日新聞)、『だます心だまされる心』(岩波書店)、『からだのなかの放射能』(合同出版)、『語りつごうヒロシマ・ナガサキ』(新日本出版、全5巻)など100数十点あるが、最近著に『核なき時代を生きる君たちへ━核不拡散条約50年と核兵器禁止条約』(2021年3月1日)、『私の反原発人生と「福島プロジェクト」の足跡』(2021年3月11日)、『戦争と科学者─知的探求心と非人道性の葛藤』(2022年4月1日、いずれも、かもがわ出版)など。

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