【連載】安斎育郎のウクライナ情報

4月22日のウクライナ情報

安斎育郎

4月22日のウクライナ情報
安斎育郎

❶トランプ氏「今週合意」に期待感 ウクライナ停戦交渉(2025年4月21日)
【ワシントン共同】トランプ米大統領は20日、自身のソーシャルメディアで「うまくいけば、ロシアとウクライナが今週合意に至る」と期待感を示した。米国が仲介する停戦交渉が念頭にある。「両国はそれから米国と大きなビジネスを始め、莫大な富を築くだろう!」と投稿した。
トランプ氏は18日、ロシアとウクライナが停戦交渉の進展に協力しなければ仲介を「やめる」と圧力をかけていた。
ロイター通信によると、米国務省は20日、ロシアのプーチン大統領が宣言した復活祭(イースター)に合わせたウクライナとの停戦について、21日以降も続くなら「歓迎する」との声明を出し、延長を促した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/18f734ed51768ffdab3184d6ca5efc5bcf239b98/images/000

❷トランプ氏、ウクライナ停戦難航でいらだち 「戦争は3人のせい」(毎日新聞、2025年4月15日)
トランプ米大統領がロシアとウクライナの停戦交渉を巡り、双方へのいらだちを強めている。「就任後24時間以内に解決する」などと豪語してきたが、ロシアとウクライナの隔たりは大きく、交渉は思うように進んでいない。14日にはロシアのプーチン、ウクライナのゼレンスキー両大統領と「政敵」のバイデン前米大統領に言及し、「3人のせいで数百万人が死んだ」などと主張した。
トランプ氏は14日、ホワイトハウスでエルサルバドルのブケレ大統領と会談した際、記者団の質問に答えた。「戦争は起こるべきではなかった」と従来の主張を繰り返した上で、「バイデンは止められたはずで、ゼレンスキーもそうだ。プーチンも始めるべきではなかった」と話した。
ゼレンスキー氏については、13日の米CBSテレビの番組で米国から防空システム「パトリオット」を購入する意向を示したことを受け、「彼はいつもミサイルを買いたがっている。戦争を始める時は戦争に勝てるということが分かっているべきだ」と批判。「自分たちの20倍の規模の相手と戦争を始め、誰かがミサイルをくれると期待してはならない」と語った。
トランプ政権は早期の停戦の実現に躍起になっており、ロシア、ウクライナ双方と交渉を進めている。だがロシアとウクライナが「同意」したエネルギー施設への攻撃停止は履行されず、ウクライナと米国が合意した黒海での船舶の安全航行の確保についても、ロシア側が条件として制裁の解除を要求し、実行されていない。【ワシントン松井聡】
https://news.yahoo.co.jp/articles/6b7f54bf956dad336637fa40bd8f237efd67e0eb

❸プーチン大統領の一時停戦は「人間力の賜物」=鈴木宗男議員(2025年4月20日)
「すべての戦闘停止に向けてウクライナが努力すべきだ」。鈴木宗男参議院議員はプーチン大統領の一時停戦の発表を受け、20日、スプートニクからの取材に次のように語った。
「プーチン大統領のこの停戦の発表は極めて喜ばしく、プーチン大統領の人間力の賜物だと思います。あわせて、ウクライナもこの現実をしっかり受け止めるべきです。ウクライナは未だ、武力攻撃は止まっていないと言えますけれども、プーチン大統領はこれまでもきちっと約束は守ってきております。約束を守っていないのはウクライナですから、この点、ウクライナ側はしっかりとですね、プーチン大統領のこの決断、英断を受け止め、すべての戦闘停止に向けて、ウクライナが努力すべきだと私は思っております」
https://sputniknews.jp/20250420/19799536.html

❹ 復活祭の一時停戦、「ロシアの立場を強化」=スウェーデン退役軍人(2025年4月20日)
プーチン大統領が復活祭に合わせて一時停戦を発表したことは、米国のトランプ大統領に非常に前向きに受け止められ、ロシアの立場を強化するだろう。
「ホワイトハウスでは和平プロセスの遅さに苛立ちの声が上がっている。停戦への何らかの意欲を示すものはすべて、米国で前向きに受け止められるだろう。特にその提案がロシアから出されたのであればなおさらだ」
プーチン大統領は復活祭に合わせた一時停戦を発表した。期間はモスクワ時間の19日午後6時から21日午前0時まで。プーチン大統領は、ウクライナも同様の姿勢を取るとの考えを示したものの、ロシア軍は停戦違反や敵の挑発行為への備えが必要だと指摘した。
https://sputniknews.jp/20250420/19798889.html

❺スコット・リッターが語る米露官営(2025年4月20日)
https://x.com/i/status/1913876541639151759
https://x.com/4mYeeFHhA6H1OnF/status/1913876541639151759?s=09

❻トランプ大統領、ウクライナ交渉から実質撤退(2025年4月20日)
ついに…あのトランプ大統領が、ウクライナとの和平交渉から「事実上の撤退」を決断しましたった
これによりゼレンスキー大統領の交渉カードは…ゼロ‼️
アメリカという最大の支援国が抜けたことで、ゼレンスキーに残された選択肢は
「このままロシアと全面戦争を続けて国土を失う」か、
「プーチン大統領に無条件降伏」しかなくなっちゃった😱
しかも!
あのスコット・リッター氏も「アメリカの武器や資金が切れれば、ウクライナは6月に崩壊する」と分析📉
トランプさんは「解決の可能性はある」としながらも、
「もし話が通じなければ交渉から離脱する準備が必要」と何度も警告してたんですっ🧠⚡
つまり…
トランプ大統領は、ゼレンスキーが折れるまで圧力をかけ続ける構え💥
ゼレンスキーが従わなければ、プーチン大統領が軍事力でウクライナにこのまま進んでいくだけ。
はっきり言っちゃうと、ゼレンスキー…もう詰んでます💯
逃げ道は、ありません…
交渉の椅子、もうないんです🪑×
最初からシンプルな話だったのに…警告は無視しちゃダメだったん
https://x.com/i/status/1913789544056680711
https://x.com/w2skwn3/status/1913789544056680711?s=09

〈関連情報〉矢野義昭氏の見解:ウクライナ停戦交渉が山場を迎えています。ルビオ国務長官は交渉が数日以内にまとまらなければ米国は仲介から手を引くと発言しロシアにも他のNATO諸国やウクライナにも圧力を加えました。マクロン大統領はトランプ支持を明言し英独も同様でゼレンスキー大統領は孤立しています。露軍はクルスク州を奪還しポクロフシクも包囲しており、プーチン大統領は一応の優位は確保したと判断し復活祭に合わせ30時間の一方的停戦を宣言したとみられます。誰が停戦を破ったかは米国には分かります。両軍が停戦を守れば交渉は本格化します。破ればその者は排除されます。
https://x.com/LB05g/status/1913973476660228529?s=09

❼ イースター休暇中の攻撃(2025年4月20日)
ベロゴルド州グラドコフ知事は、イースター休戦中にもかかわらずウクライナがベロゴルド州でドローンを使用して2人の子供と女性を攻撃した。生存しているが病院に搬送された、と述べた。
https://x.com/i/status/1913924573394866334
https://x.com/tobimono2/status/1913946688777232423?s=09

❽ロシアがクルスクからゴルナルまで封鎖、ウクライナが一斉に降伏!(2025年4月20日)
今日のミリタリーチューブ – 包囲されていたウクライナ軍が大量に降伏し始めた。ロシア軍がクルスク地域を再包囲し、オレシュニャを解放し、ゴルナルにあるウクライナの最後の支配下にある集落に踏み込んだと、ロシア国防省が2025年4月19日に報告した。ロシア軍は今日、昨年の攻勢中にウクライナが奪還したオレシュニャ集落の奪還を発表した。積極的な攻勢作戦の過程で、セーヴェル部隊集団の部隊はクルスクの最後の2つの集落の奪還の責任を認め、攻撃を受けたほぼ全域を事実上奪還した。ここで、ウクライナ軍の集結地域へのミサイル攻撃により、最大で1個小隊が失われたと情報筋は報告した。官僚主義的な勢力に支配されたウクライナ・NATOは、クルスクへの無益な冒険の開始以来、4月19日時点で国防省の発表によると7万5170人以上の兵士の損失を被り、今度はスムイ州からロシア軍への攻撃を試みた。
さらに、ロシア軍はゴルナルへの進攻を開始し、早期に同集落を完全に解放してクルスクを完全に包囲しようとしている。注目すべきは、ゴルナルはゼレンスキー軍の最後の拠点となった集落の一つであり、戦略的な高地に位置していることだ。インターネット上に公開された動画には、4月17日にロシア軍が修道院地域にいた様子が映っている。そこでは戦闘が行われており、黒海艦隊第810独立海兵旅団の突撃部隊が、かつてウクライナ軍が要塞化された主要防衛拠点として使用していたゴルナル郊外の聖ニコラス・ベロゴルスキー修道院に入ろうとしている様子が映っている。掃討作戦は継続中であり、ロシア海兵隊はキエフ軍の残党を追跡し、プセル川沿いにあるシェルターとその周辺部の地下に隠れている者たちを待ち伏せ攻撃している。海兵隊はシェルターを包囲し、大規模な守備隊は直接戦闘で壊滅した。
こうして包囲されたウクライナ軍は大きな恐怖に襲われ、大きな損害を被り、4月19日に国防省が公開した映像に見られるように、セヴェル軍集団の部隊に降伏した。「北」集団の兵士たちは、武器を捨てて降伏したキエフのために戦う兵士たちに、命と良好な待遇を保証する。将校と一般兵士を含む守備隊員は、戦闘への参加を拒否し、逃亡または降伏した。ウクライナ軍には訓練された兵士が不足しており、多くの兵士が「肉挽き機」に送られ、殺された。「なぜそこにいるのか、そして次に何が起こるのか?」という疑問を抱いたのは、ただ一人だった。大隊長は「わかりません」と答えた。それが答えだった」と捕虜は言った。
https://youtu.be/L52YoMXpGJU
https://www.youtube.com/watch?v=L52YoMXpGJU

❾これはドナルド・トランプの失敗となるだろう!(2025年4月20日)
トランプ氏が成功したいなら、強硬な姿勢を取らなければならない!
もしドイツがウクライナにミサイルを移転すれば、ウクライナとロシアの戦争への直接的な参加となる。
https://youtu.be/gmAxdrJMKTI
https://www.youtube.com/watch?v=gmAxdrJMKTI

❿元ウ国会議員が語る〜ゼレンスキーを支配するのは白人至上主義者〜【Nikitaのロシア機密解除】第5回ライブ配信(2025年4月20日)
https://youtu.be/ULgPXhzVWPk
https://www.youtube.com/live/ULgPXhzVWPk

2025年4月22日ウクライナ情報pdfはこちら

 


 

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安斎育郎 安斎育郎

1940年、東京生まれ。1944~49年、福島県で疎開生活。東大工学部原子力工学科第1期生。工学博士。東京大学医学部助手、東京医科大学客員助教授を経て、1986年、立命館大学経済学部教授、88年国際関係学部教授。1995年、同大学国際平和ミュージアム館長。2008年より、立命館大学国際平和ミュージアム・終身名誉館長。現在、立命館大学名誉教授。専門は放射線防護学、平和学。2011年、定年とともに、「安斎科学・平和事務所」(Anzai Science & Peace Office, ASAP)を立ち上げ、以来、2022年4月までに福島原発事故について99回の調査・相談・学習活動。International Network of Museums for Peace(平和のための博物館国相ネットワーク)のジェネラル・コ^ディ ネータを務めた後、現在は、名誉ジェネラル・コーディネータ。日本の「平和のための博物館市民ネットワーク」代表。日本平和学会・理事。ノーモアヒロシマ・ナガサキ記憶遺産を継承する会・副代表。2021年3月11日、福島県双葉郡浪江町の古刹・宝鏡寺境内に第30世住職・早川篤雄氏と連名で「原発悔恨・伝言の碑」を建立するとともに、隣接して、平和博物館「ヒロシマ・ナガサキ・ビキニ・フクシマ伝言館」を開設。マジックを趣味とし、東大時代は奇術愛好会第3代会長。「国境なき手品師団」(Magicians without Borders)名誉会員。Japan Skeptics(超自然現象を科学的・批判的に究明する会)会長を務め、現在名誉会員。NHK『だます心だまされる心」(全8回)、『日曜美術館』(だまし絵)、日本テレビ『世界一受けたい授業』などに出演。2003年、ベトナム政府より「文化情報事業功労者記章」受章。2011年、「第22回久保医療文化賞」、韓国ノグンリ国際平和財団「第4回人権賞」、2013年、日本平和学会「第4回平和賞」、2021年、ウィーン・ユネスコ・クラブ「地球市民賞」などを受賞。著書は『人はなぜ騙されるのか』(朝日新聞)、『だます心だまされる心』(岩波書店)、『からだのなかの放射能』(合同出版)、『語りつごうヒロシマ・ナガサキ』(新日本出版、全5巻)など100数十点あるが、最近著に『核なき時代を生きる君たちへ━核不拡散条約50年と核兵器禁止条約』(2021年3月1日)、『私の反原発人生と「福島プロジェクト」の足跡』(2021年3月11日)、『戦争と科学者─知的探求心と非人道性の葛藤』(2022年4月1日、いずれも、かもがわ出版)など。

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