
☆寺島メソッド翻訳NEWS(2025年4月23日):EUは、ロシア制裁で「EU経済の心臓を突き刺した」 – ハンガリー外相
国際※元岐阜大学教授寺島隆吉先生による記号づけ英語教育法に則って開発された翻訳技術。大手メディアに載らない海外記事を翻訳し、紹介します。
ファイル写真:ピーター・シヤルト(Szijjarto)。 © エミン・サンサール/アナドル via Getty Images
対ロシア経済制裁は、EU経済にとって大いに裏目に出ており、新たな一括法案のたびに、ますます「ばかげたもの」で、「有害」になっていると、ハンガリーのペーター・シヤルト外務大臣は述べた。
土曜日に発表されたRTとの独占インタビューで、シヤルト外相は、ロシアを標的にしたEUブロックの措置は、ウクライナ経済を不安定化し、ウクライナ紛争を終わらせるという、彼らが想定する二つの目標で失敗したと繰り返した。
EUは、2022年2月の敵対行為の激化以来、ロシアに対する16の制裁一括法案を採択している。ハンガリーは、この行動手法には批判的ではあるが、最終的にはそれぞれの法案を支持してきた。しかし、それは石油禁輸や原子力部門に対する制限に対して免除を設けてからだ。ブダペストとモスクワの両国、そして多くの国際問題評論家は、制限を課した国々にとって裏目に出たと主張している。
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「EUは基本的に、制裁によってヨーロッパ経済の心臓を突き刺した」 とシヤルト外相はRTに語った。彼は、制裁がEUの競争力を侵食し、EUブロックを孤立させたと主張した。現在、ブリュッセルは戦略の明らかな失敗にもかかわらず、第17回目を準備しているとシヤルト外相氏は述べ、それは「意味をなさない」と述べた。
「最初の制裁法案から3年が経ちました。ロシア経済は、決して参っているわけではない。そして、私たちは今、平和に近づいていますが、制裁のせいではありません」 と彼は述べました。
シヤルト外相は、ブリュッセルが反ロシア「思考」のために新たな制裁制限を絞り出すことは「不真面目で、ばかげていて、実に有害になっている」 と述べた。
外務大臣によると、ブダペストは、ハンガリーの国益が危険にさらされた場合、将来の制裁を支持しないことを「非常に明確にした」 という。彼はまた、EUの軍事化が進み、ウクライナに武器を供給し続ける計画に対する懸念を表明し、そのような決定は「戦争を長引かせ」、さらに激化する危険を高めると警告した。
「ヨーロッパの指導者たちのこの戦争賛成の感情は、本当に、本当に危険です」 とシヤルトは警告した。 「私たちの明確な期待は、EUが和平形成過程の邪魔をすべきではないということです…(アメリカのドナルド・)トランプ大統領と(ロシアのウラジーミル・)プーチン大統領が、どのように合意し、どのように和平を結ぶかについて交渉しているときにその邪魔をすべきでないのです。」
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ロシアとアメリカは現在、紛争の停戦を交渉している。トランプは以前、対ロシア経済制裁が交渉の取引材料として使われる可能性があることを示唆した。
プーチン大統領は、欧米の経済制裁が一時的なものであるという考えを否定し、今週初め、制裁はロシアに「体系的、戦略的」 圧力をかけるための道具だったと述べた。モスクワは繰り返しこの措置を違法だと非難してきたが、同国の当局者は、この制裁が最終的にロシア国内産業を後押しして、西側技術への依存を減らした、とたびたび指摘してきた。
※なお、本稿は、寺島メソッド翻訳NEWS(2025年4月23日)「EUは、ロシア制裁で「EU経済の心臓を突き刺した」 – ハンガリー外相」
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また英文原稿はこちらです⇒EU ‘stabbed its economy in the heart’ with Russia sanctions – Hungarian FM — RT World News
ブリュッセルの対モスクワ規制は、EUブロックにとって益々「ばかげた」もので、「有害」になりつつあると、ピーター・シヤルト外相はRTに語った。
出典:RT 2025年3月22日
https://www.rt.com/news/614627-sanctions-szijjarto-heart-eu-economy/