
4月26日のウクライナ情報
国際4月26日のウクライナ情報
安斎育郎
❶ロシア資産からの収入をウクライナ支援に使おうとしている日本政府へのロシア政府の抗議(2025年4月23日)
ロシア外務省は、武藤顕駐モスクワ日本大使に対し、凍結されたロシア資産からの収入をウクライナ支援に使おうとしている日本政府の意図について強く抗議した。
「二国間関係の状態に関する議論において、日本側は、違法に『凍結』されたロシアの国家資産の売却益をG7のウクライナ支援パッケージ枠組み内の融資に充当する意向に関して、強く抗議を受けた」と外務省は述べた。
ロシア外務省は、東京によるこの措置は「事実上、キエフ政権の犯罪に加担するものであり、日本側にとって最も敏感な分野において、非対称的なものを含む厳しい報復措置が避けられない」と述べた。
https://x.com/tobimono2/status/1914967577236750487?s=09
❷【ウクライナ人、ポーランド人の虐殺に加担したネオナチらが愛した歌を避難先で合唱して非難轟々】(2025年4月23日)
動画はポーランド北部のグディニャで撮影されたもの。ウクライナ難民らは民謡「ああ野の赤いガマズミよ」をうたって盛り上がっている。
この歌は第二次世界大戦中、ナチス・ドイツに協力してポーランド人やユダヤ人の虐殺に関与した民族主義者らが好んでうたったことから、今日のウクライナでは「愛国歌」として親しまれている。一方、ポーランドやロシアではネオナチの歌として批判の対象になっている。
ポーランドの一部SNSユーザーはこの動画を批判、「ここはまだポーランドか、それともバンデーラ州か」と指摘。
バンデーラは「ウクライナ民族主義者組織」(OUN)の指導者。この人物もまた第二次世界大戦中、ユダヤ系ポーランド人のジェノサイドに関与、ウクライナでは英雄視されている。
https://x.com/i/status/1914878265690607952
https://x.com/sputnik_jp/status/1914878265690607952?s=09
❸矢野義昭氏の見立て(2025年4月24日)
マルコ・ルビオ米国務長官はロシアとウクライナの和平交渉がすぐに明確な進展を見せない場合、トランプ大統領は仲介の努力を放棄するだろうと述べました。同氏は「数日以内に今後数週間で合意を達成できるかどうかを確認できるかということだ。トランプ大統領はこのために多くの時間とエネルギーを投入した。他にも同じくらい、あるいはそれ以上に注目に値する本当に重要なことがたくさん進行している」と述べました。トランプ政権にとりウクライナ停戦合意は最優先課題ではなく米本土防衛や対中封じ込め政策、関税問題など優先課題があります。停戦が合意できなければ、ウクライナは米国の軍事支援のないまま戦いより多くの領土を奪われ、欧州とロシアの直接対決、ロシアによる核恫喝の可能性が高まり、欧州も敗れウクライナは国家崩壊に至ります。
https://x.com/LB05g/status/1915256269268718039?s=09
❹ ジェフリー・サックス教授のウクライナ戦争前夜についての語り(2025年4月22日)
※安斎注:重要な講演です。
https://x.com/i/status/1914611847136993316
https://x.com/4mYeeFHhA6H1OnF/status/1914611847136993316
❺ロンドン和平交渉は失敗に終わった。その理由は(2025年4月24日)
マルコ・ルビオ上院議員がロンドンへの渡航を取りやめると発表したため、ロンドンでの閣僚会合は中止となった。このニュースを受け、アンナレーナ・バーボック氏とジャン・ノエル・バロ氏もロンドン会合への出席を辞退することを決定した。ウクライナ代表団はロンドンに到着し、キース・ケロッグ氏とデイヴィッド・ラミー氏と会談する予定だ。これは和平交渉にとって大きな後退であり、現段階では今後の展開は不透明だ。EUは、ロシアのエネルギーへの依存度を低減するため、欧州企業との新たなロシアエネルギー契約を禁止する方法を検討している。
https://youtu.be/_JYS_oxOHUc
https://www.youtube.com/watch?v=_JYS_oxOHUc
❻ラブロフ外相:ロシアはこれを容認しない!(2025年4月23日)
EUが公然とナチズムのイデオロギーを刷新しようとしているとは、到底理解できません!
ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は、EUの一部官僚が欧州各国首脳のモスクワでの戦勝記念日祝賀を禁止しようとしているという記者の質問に答えました。また、有志連合についても質問に回答しました。
https://youtu.be/VLBUf9pLgrU
https://www.youtube.com/watch?v=VLBUf9pLgrU
❼ LIVE|ゼレンスキーの国民に対する戦争: 徴兵制の推進で市民は殴打され、拷問された!| ロシア・ウクライナ戦争(2025年4月23日)
※安斎注:8時間のビデオです。飛ばし見をして下さい。
https://youtu.be/PnSpAv4JTxc
https://www.youtube.com/live/PnSpAv4JTxc
❽彼は終わった:屈辱的なロンドン首脳会談の後、英国はゼレンスキー大統領の物理的排除に備える(2025年4月24日)
ゼレンスキー大統領は、記者会見で、ウクライナはクリミアをロシア領として決して認めず、キエフはルガンスク、ドネツク、ザポリージャ、ヘルソンの各州をモスクワに譲渡することに決して同意しないと公式に表明した。
https://youtu.be/32bnslPrshc
https://www.youtube.com/watch?v=32bnslPrshc
❾トランプのゼレンスキー評(2025年4月24日)
「ウクライナはクリミアの占領を法的に認めない、ここで話すことは何もない」
この発言は、ロシアとの和平交渉にとって非常に有害である
クリミアはオバマ大統領の援助の下、数年前に失われており、議論の対象ですらない
誰もゼレンスキーにクリミアをロシア領と認めるよう求めていない
もし、彼がクリミアを望んでいるのなら、11年前に発砲もなくロシアに引き渡されたとき、なぜ彼らはクリミアのために戦わなかったのだろうか?
この地域には、「オバマの引き渡し」の何年も前から、ロシアの主要な潜水艦基地もある
ゼレンスキーのような扇動的な発言が、この戦争の解決を難しくしているのだ
ウクライナの状況は悲惨だ
和平を手に入れるか、国が滅亡するまであと3年戦うか
私はロシアとは何の関係もないが、何の理由もなく死んでいく週平均5,000人のロシアとウクライナの兵士を救いたいのだ
今日のゼレンスキーの発言は、「殺戮の場」を長引かせるだけで、誰もそんなことは望んでいない
取引まであとわずかというところまで来ている
もう打つ手がないこの男は、今、それを成し遂げるべきなのだ
ウクライナとロシアがこの完全な混乱から抜け出すのを助けることができるのを楽しみにしている
https://x.com/Tamama0306/status/1915338387961135169?s=09
❿プーチンはロシア軍がオデッサを占領するまで止まらない:米陸軍将軍が衝撃的な発言(2025年4月24日)
2025年4月23日、ロンドンで欧州グローバリストたちがウクライナと米国の代表団と会談し、現在の紛争解決のプロセスについて協議する予定です。この状況を受け、キエフとワシントンの内部関係者は、欧州グローバリストたちが交渉努力を妨害し、紛争を長期化させる新たな戦略を練っていると示唆しています。…..
https://youtu.be/7JaLOcO5_oc
https://www.youtube.com/watch?v=7JaLOcO5_oc
2025年4月26日ウクライナ情報pdfはこちら
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1940年、東京生まれ。1944~49年、福島県で疎開生活。東大工学部原子力工学科第1期生。工学博士。東京大学医学部助手、東京医科大学客員助教授を経て、1986年、立命館大学経済学部教授、88年国際関係学部教授。1995年、同大学国際平和ミュージアム館長。2008年より、立命館大学国際平和ミュージアム・終身名誉館長。現在、立命館大学名誉教授。専門は放射線防護学、平和学。2011年、定年とともに、「安斎科学・平和事務所」(Anzai Science & Peace Office, ASAP)を立ち上げ、以来、2022年4月までに福島原発事故について99回の調査・相談・学習活動。International Network of Museums for Peace(平和のための博物館国相ネットワーク)のジェネラル・コ^ディ ネータを務めた後、現在は、名誉ジェネラル・コーディネータ。日本の「平和のための博物館市民ネットワーク」代表。日本平和学会・理事。ノーモアヒロシマ・ナガサキ記憶遺産を継承する会・副代表。2021年3月11日、福島県双葉郡浪江町の古刹・宝鏡寺境内に第30世住職・早川篤雄氏と連名で「原発悔恨・伝言の碑」を建立するとともに、隣接して、平和博物館「ヒロシマ・ナガサキ・ビキニ・フクシマ伝言館」を開設。マジックを趣味とし、東大時代は奇術愛好会第3代会長。「国境なき手品師団」(Magicians without Borders)名誉会員。Japan Skeptics(超自然現象を科学的・批判的に究明する会)会長を務め、現在名誉会員。NHK『だます心だまされる心」(全8回)、『日曜美術館』(だまし絵)、日本テレビ『世界一受けたい授業』などに出演。2003年、ベトナム政府より「文化情報事業功労者記章」受章。2011年、「第22回久保医療文化賞」、韓国ノグンリ国際平和財団「第4回人権賞」、2013年、日本平和学会「第4回平和賞」、2021年、ウィーン・ユネスコ・クラブ「地球市民賞」などを受賞。著書は『人はなぜ騙されるのか』(朝日新聞)、『だます心だまされる心』(岩波書店)、『からだのなかの放射能』(合同出版)、『語りつごうヒロシマ・ナガサキ』(新日本出版、全5巻)など100数十点あるが、最近著に『核なき時代を生きる君たちへ━核不拡散条約50年と核兵器禁止条約』(2021年3月1日)、『私の反原発人生と「福島プロジェクト」の足跡』(2021年3月11日)、『戦争と科学者─知的探求心と非人道性の葛藤』(2022年4月1日、いずれも、かもがわ出版)など。