レイチェル・クラーク:【日本で「中共のスパイ」とレッテルを貼られそうなことを、敢えて書いてみる】

レイチェル・クラーク

そんな反応が自然に出るほど、日本ではマインドコントロールが行き届いていることをお伝えしたいのです。USAIDの実態も暴かれて解体したので、今ならこの話をわかってもらえそうな期待を込めて。

1)以下のリンクは、世界銀行が出した記事です。あの世銀が認めたんですよ。8億人の貧困層を中間層に引き上げたって。すごいことですよね?

上記のリンクの記事の出だしから三つの段落だけ、以下に自動翻訳をコピペします:

北京、2022年4月1日-過去40年間で、世界の極度の貧困を追跡するために世界銀行が定義した国際貧困ラインである1日1.90ドル未満の収入を持つ中国の人々の数は8億人近く減少しました。これによって、中国は極度の貧困に苦しむ人々の世界の減少の4分の3近くに貢献しました。中国の現在の国家貧困ラインでは、貧困層の数は同期間に7億7000万人減少しました。

この成果を評価するために、中国財務省、国務院開発研究センター(DRC)、世界銀行が共同研究「中国における40年間の貧困削減:推進力、世界の洞察、そして今後の道」を実施し、中国国際開発知識センター(CIKD)が実施機関として行動しました。この報告書は、過去40年間の中国の貧困緩和の成果の重要な推進要因を見て、他の発展途上国に対する中国の経験の洞察を考慮し、中国自身の将来の政策について提案します。

「中国の貧困との戦いは、人類史上最も多くの人々に利益をもたらしました」と、コンゴ民主共和国の党指導部グループ書記の馬建塘大臣は言いました。「貧困削減の成果を維持するために、中国は貧困から脱却した地域で内生的な開発の達成にもっと重点を置き、農村の活性化を支援するための積極的な措置を導入します。私たちの目標は、産業開発、人的資本、文化、生態環境、地方統治の5つの主要分野に焦点を当てた農村再生戦略を含む、共通の繁栄と質の高い開発を達成することです。

2)イランとサウジアラビアの国交回復の仲を取り持ったことは、歴史的な快挙でした。米国とその属国・同盟国の限られた地域だけで超過小評価されて消されたニュースです。特に日本では「中国はこんなだけど、やっぱり日本のココが流石だ!」みたいな映像や記事ばかりが沢山流れて、この事実がとっくにかき消されて記憶の彼方に捨てられているように見えます。ガザで起きていることを止められない自称大国と比べると、どれほど素晴らしいことかが実感されます。

中国がこのように国の内外で達成した快挙があってこそ、世界的に信頼を勝ち得ていることは、一帯一路政策だけの成果ではないと言いたいのです。

国際法無視を繰り返し、軍隊と経済のゴリ押しで、協調性のない覇権主義の米国は、他国に「経済制裁」を科しても最近はブーメランばかり。帝国の衰退はもう免れません。BRICSは対抗勢力ではなく、普通にお互いをリスペクトし合いながら共存しようと言ってるだけなのに、敵視しかできないのは、「過去を反省しない(良く言えば未来志向な」ことがこの国の文化の一部だからです。

米国が反省すると、その建国の根底から間違いを認めなければならないからです。先住民の土地と資源と命を奪い、アフリカから誘拐・拉致してきた人々の人権を奪って搾取して発展し、太平洋と大西洋に守られた安全保障なのに、「経済大国」「自由と民主主義」「世界の警察」という国家犯罪のカモフラージュで数百年という短い歴史でそれ以前の五千年の先住民の歴史に泥を塗ってきた国です。今の政権が、この国の自浄効果を起こしているかどうかは、かなり疑問です。そうであって欲しいと願いながらも、まだまだ健全な距離感を持ってみていないと、肝心なところでまた足を救われそうな気がします。

実は、今こそが、「日本は素晴らしい!」と、本当の意味で世界中から注目・賞賛されるようなことをやれる大きなチャンスだと思います。それは、核保有国の代表を日本に招待して、一堂に「核兵器禁止条約」に署名してもらうことです。

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レイチェル・クラーク レイチェル・クラーク

日系米国人、通訳・コンサルタント・国際コーディネイター ベテランズフォーピース(VFP) 終身会員 核のない世界のためのマンハッタンプロジェクト メンバー 2016年以来、毎年VFP ピース・スピーキングツアーをコーディネイトし、「戦争のリアル」を米国退役軍人が日本に伝える事によって、平和・反核・環境保護活動につなげている。

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