「世界秩序」と「平和ボケ」 宮城道雄(市民記者) 2025年6月16日

宮城道雄(市民記者)

【ヤフーニュース】、2025年 6 月 15 日(日)、【台湾有事のリスクに「平和ボケ」の日 本はノープラン?自民党保守派のサラブレッドが警鐘を鳴らすワケ】と、平沼正二郎衆議 院議員の記事が有りました。

内容は、経済状況に対する消費減税。「台湾有事」に対するコミット出来る法律の制定。 そして、選挙制度の見直しを語られています。 平沼氏は、現状が、世界秩序に依って守られているのを認識しているのでしょうか。

敗戦後80年、紛争に巻き込まれる事無く、曲がりなりにも先進国として「平穏」な暮ら しが出来ているのは事実です。それは、表に出る事のない、「世界秩序」に影響を与える勢 力の、何らかの力学が働いている事を意味します。 そして、日本が、「世界秩序」で完全に支配(コントロール)されている事も事実です。

1944年7月、第二次世界大戦の最中に、米国ブレトンウッズに集結した44か国の代 表者会議で、「基軸通貨ドル」が決められました。それは、誰(どの勢力)が主導して、何 を目的にしてのものかは知る由も有りません。

しかし、日本は、国民の生存に「必要不可欠」な食糧が自給出来ない関係で、食糧を他国 に依存しています。その調達に「基軸通貨ドル」が必要に成る事で、「一心同体」の関係に 有ります。つまり、「世界秩序」の中心、「基軸通貨ドル」が日本の運命を決めるのです その為、現状の「基軸通貨ドル」の動向には細心の注意が必要です。

しかし、トランプ大 統領の出現で、異常とも思える「関税騒動」、「又」、「NATO」からの脱退発言での、 「EU」のロシアに対する脅威からの軍事費の増強など、「世界秩序」変革の兆候が見られ る現状を、平沼氏など、政治経済の関係者は、どの様に捉えているのでしょうか。

現状、それら関係者の関心は、トランプ大統領の関税騒動、中国に依る「台湾有事」、日 本に対する「核」ミサイル攻撃、消費減税などに有ると思われます。

しかし、日本に対す る影響が有るのは「基軸通貨ドル」の動向なのです。(核兵器の情報は陽動的情報操作) 「世界秩序」の中心に有る「基軸通貨ドル」が、その秩序の「歴史的変革」の象徴として 「真坂」の「価値変化」が有るのではないか、真剣に考えるべき時なのです。その様な時 期に、平沼氏の論調は、余りに、「平和ボケ」の感が否めません。

それは、「日本の真の独立を目指す有識者会議」(ネット検索参照)が憂いている、GHQ の「洗脳政策」の影響で国民の多くが「白痴化」しているからなのでしょうか。 今回の平沼氏の記事が、日本の危機を考える「機会」に成る事を願うばかりです。

2025年 6月 16 日(月)

批評家 みちお

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