
植草一秀【連載】知られざる真実/2025年7月 6日 (日) 参院選後に連立組み換えの予定
社会・経済参院選では125議席が争われる。
参議院定数の2分の1である124が改選議席だが、東京都で非改選議席の欠員1の補充が行われ、選挙で新たに選出される議席は125。
比例代表で50、選挙区で75が選出される。
選挙区定数は以下の通り。
7 東京(欠員含む)
4 埼玉 神奈川 愛知 大阪
3 北海道 千葉 兵庫 福岡
2 茨城 静岡 京都 広島
1 残りの32選挙区
選挙区および比例代表の政党別議席獲得情勢は以下の通り。
まず、焦点となる32の1人区における議席獲得情勢。
自民 14
立民 8
国民 1
野党系無所属 3
自立接戦 3
自無接戦 2
自国接戦 1
2人区(4)
自民 3
立民 2
維新 1
国民 1
自共接戦 1
3人区(4)
自民 4
立民 3
公明 2
参政 1
4人区(4)
自民 4
立民 3
公明 3
維新 2
参政 2
共産 1
7人区(1)
自民 1
公明 1
立民 1
共産 1
国民 1
参政 1
他方、比例代表の議席獲得情勢は
自民 13
立民 9
公明 5
維新 3
共産 3
国民 5
れいわ 3
参政 5
社民 1
その他 3
政党別獲得議席数予想値は
自民 38~44
公明 10~12
立民 26~29
維新 6~7
共産 4~5
国民 8~10
れいわ 3~5
参政 9~10
社民 1~2
保守 0~2
NHK 0~1
再生 0~1
自公が50議席を確保すると参院過半数に達する。
石破内閣与党は参院過半数を獲得できるかどうかのギリギリのライン。
衆議院で自公は過半数を割っている。
この情勢では安定した政権運営は不可能である。
参院選後に補正予算を審議するために臨時国会の召集が予想される。
政権運営には衆参での過半数確保が必要不可欠になる。
したがって、野党の一部を連立政権に組み込むことになると予想される。
国民民主を政権に取り込む可能性が高い。
国民民主が自民党を一体の存在であることを踏まえて参院選に臨むことが必要だ。
現時点での選挙情勢の特徴は〈ゆ党〉勢力の拡大。
〈ゆ党〉とは〈見かけは野党・中身は与党〉という存在だ。
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植草一秀(うえくさ かずひで) 1960年、東京都生まれ。東京大学経済学部卒。大蔵事務官、京都大学助教授、米スタンフォード大学フーバー研究所客員フェロー、早稲田大学大学院教授などを経て、現在、スリーネーションズリサーチ株式会社代表取締役、ガーベラの風(オールジャパン平和と共生)運営委員。事実無根の冤罪事案による人物破壊工作にひるむことなく言論活動を継続。 経済金融情勢分析情報誌刊行業務の傍ら「誰もが笑顔で生きてゆける社会」を実現する『ガーベラ革命』を提唱。人気政治ブログ&メルマガ「植草一秀の『知られざる真実』」を発行。1998年日本経済新聞社アナリストランキング・エコノミスト部門1位。『現代日本経済政策論』(岩波書店、石橋湛山賞受賞)、『日本の独立』(飛鳥新社)、『アベノリスク』(講談社)、『国家はいつも嘘をつく』(祥伝社新書)、『25%の人が政治を私物化する国』(詩想社新書)、『低金利時代、低迷経済を打破する最強資金運用術』(コスミック出版)、『出る杭の世直し白書』(共著、ビジネス社)、『日本経済の黒い霧』(ビジネス社)、『千載一遇の金融大波乱』(ビジネス社、2023年1月刊)など著書多数。 スリーネーションズリサーチ株式会社 http://www.uekusa-tri.co.jp/index.html メルマガ版「植草一秀の『知られざる真実』」 http://foomii.com/00050