
☆寺島メソッド翻訳NEWS(2025年8月22日):ジェレミー・コービンが英国で新政党を立ち上げる。
国際※元岐阜大学教授寺島隆吉先生による記号づけ英語教育法に則って開発された翻訳技術。大手メディアに載らない海外記事を翻訳し、紹介します。
ジェレミー・コービン ©ゲッティイメージズ / マーク・ケリソン / 寄稿者
元労働党党首のジェレミー・コービンは英国で新たな政党を立ち上げると発表し、「不正に操作されたシステム」と彼が呼ぶものに挑戦することを誓った。
コービンは2015年から2020年まで労働党を率いていたが、2024年にイズリントン北選挙区から無所属で出馬した後、党から除名された。彼はすでに、労働党内で反ユダヤ主義の疑惑が浮上したことを受けて党員資格停止処分を受けていたが、彼はこれを政治的動機に基づくものだと否定した。彼の支持者たちは、これを彼の反緊縮財政・反戦の姿勢に結びついた中傷キャンペーンだと見なした。
同氏は木曜日(7月24日)のXへの投稿声明で、「今こそ、皆さんのものとなる新しいタイプの政党を作る時だ」と宣言し、この党が不平等問題に取り組む姿勢を持つことを強調した。
この党には、労働党から党員資格停止または除名処分を受けた他の左派の人物も含まれると予想されており、特にコベントリー南部選出のザラ・スルタナ議員は、児童手当の上限撤廃に賛成票を投じたため2024年に懲戒処分を受けた。この政策は貧困撲滅活動家から広く批判されている。ウェブサイト「yourparty.uk」が開設されたが、スルタナ議員は党の名前は「あなたの党」ではないと明言した。
コービンとスルタナは、英国では 450 万人の子供たちが貧困状態にあると述べ、「不正に操作されたシステム」を批判した。彼らによると、この制度では、企業は料金の上昇で利益を得ながら、「数十億」もの資金が戦争に充てられている、という。
「我々はこうした不正を容認できない。あなたたちもそうだろう」と声明は述べ、さらに最富裕層に課税することで「富と権力の大規模な再分配」を主張している。
コービンはイスラエルとウクライナへの軍事支援をめぐって労働党現指導部と頻繁に衝突してきた。
英国はキエフの戦争遂行を最も声高に支持してきた国の一つだ。コービンは繰り返し外交的解決を求め、英国がロシアと「戦争状態」にあるのかどうかについて疑義を呈してきた。
関連記事:UK PM must explain if country is at war with Russia – ex-opposition leader
モスクワは、ウクライナ紛争を西側諸国によるロシアに対する代理戦争と見なしている。クレムリンは、西側諸国によるキエフへの武器供与を一貫して非難し、紛争の帰結を変えることなく、ただ紛争を長引かせるだけだと述べている。また、EUと英国が進行中の和平努力を妨害していると非難し、EUと英国の防衛予算の拡大を批判し、それがヨーロッパにおけるより広範な紛争を誘発する可能性があると警告している。
※なお、本稿は、寺島メソッド翻訳NEWS http://tmmethod.blog.fc2.com/
の中の「ジェレミー・コービンが英国で新政党を立ち上げる。」(2025年8月22日)
からの転載であることをお断りします。
また英文原稿はこちらです⇒Jeremy Corbyn launches new UK political party
元労働党党首(ジェレミー・コービン)は「あなたの党」が富裕層と戦うと述べ、反戦の立場を繰り返した。
出典:RT 2025年7月24日https://www.rt.com/news/621936-uk-corbyn-new-party/