【連載】植草一秀の「知られざる真実」

植草一秀【連載】知られざる真実/2025年9月27日 (土) 日本政治の活路

植草一秀

日本の政治情勢は過去10年で激変した。

鳩山内閣が誕生したのは16年前。

日本の主権者が自らの意思で新しい政権を樹立した。

日本政治史上の金字塔。

これが彼らにとっての悪夢だった。

日本を支配してきた既得権勢力。

米・官・業のトライアングル。

米・官・業・政・電の悪徳ペンタゴン。

彼らは金字塔の日本政治刷新を「悪夢の民主党政権」と命名した。

「米国が支配する日本」は日本国民にとって幸せなのか。

米国に支配されて日本は不幸になるばかり。

米国は戦争を創作して金儲けをする国。

世界中で戦争を引き起こしている。

その目的は金儲けである。

日本と中国は友好関係を築けるのに米国が人為的に日中間の緊張関係を創作してきた。

これを口実に日本の軍拡が推進されている。

いまや南西諸島は要塞と化している。

戦争が勃発したときに犠牲になるのは日本。

米国は遠く離れた地で金儲けで祝杯をあげるだけだ。

日本の政治家は米国の命令に服従していれば身の安泰を保証される。

経済的にも処遇される。

だから、喜んで米国のエージェントになる。

こんな者が日本で大手を振って跋扈する。

日本が良くなるわけがない。

鳩山総理は日本の対米自立を目指した。

ところが、鳩山内閣の中に敵が潜んでいた。

前原誠司、岡田克也、北澤俊美、平野博文は横田政府の命令に従っていた。

対米隷属か対米自立か。

この問いに日本国民が解を示さなければならない。

官僚が支配する日本。

霞ヶ関権力の両巨頭は財務省と法務省。

カネを握るのが財務省。

身体の自由を握るのが法務省。

政治家は霞が関官僚機構に支配され、霞が関官僚機構による政治支配を容認する。

官僚機構は政治勢力を上から支配する。

政治家は官僚機構の指令に従って動く僕(しもべ)である。

この本末転倒を鳩山内閣は打破しようとした。

ところが、鳩山内閣は破壊された。

鳩山内閣破壊後に霞が関官僚機構は再び権力を取り戻して日本政治を支配している。

この構造も打破されていない。

大企業が政治を支配するツールは政治献金。

カネの力で政治を動かす。

企業献金を認めれば資本力が大きい大資本が政治を支配してしまうことは明白。

その大企業による政治支配が容認されている。

政党交付金制度を導入する際に企業献金を廃止することが定められたが約束は反故にされ、企業献金が存続している。

また、2006年の政治資金規正法改正で

「日本法人で5年以上上場している外資系企業」

を企業献金禁止の対象から外した。

外国企業による政治献金が合法とされた。

米国・官僚機構・大資本による日本政治支配の構造を打破するべきだ。

現在の政権与党は米官業による日本政治支配の構造を温存しようとしている。

日本国民はこの状況を支持するのか。

国民の判断が問われている。

UIチャンネル第600回記念放送
「混迷する日本政治と活路その活路
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植草一秀 植草一秀

植草一秀(うえくさ かずひで) 1960年、東京都生まれ。東京大学経済学部卒。大蔵事務官、京都大学助教授、米スタンフォード大学フーバー研究所客員フェロー、早稲田大学大学院教授などを経て、現在、スリーネーションズリサーチ株式会社代表取締役、ガーベラの風(オールジャパン平和と共生)運営委員。事実無根の冤罪事案による人物破壊工作にひるむことなく言論活動を継続。 経済金融情勢分析情報誌刊行業務の傍ら「誰もが笑顔で生きてゆける社会」を実現する『ガーベラ革命』を提唱。人気政治ブログ&メルマガ「植草一秀の『知られざる真実』」を発行。1998年日本経済新聞社アナリストランキング・エコノミスト部門1位。『現代日本経済政策論』(岩波書店、石橋湛山賞受賞)、『日本の独立』(飛鳥新社)、『アベノリスク』(講談社)、『国家はいつも嘘をつく』(祥伝社新書)、『25%の人が政治を私物化する国』(詩想社新書)、『低金利時代、低迷経済を打破する最強資金運用術』(コスミック出版)、『出る杭の世直し白書』(共著、ビジネス社)、『日本経済の黒い霧』(ビジネス社)、『千載一遇の金融大波乱』(ビジネス社、2023年1月刊)など著書多数。 スリーネーションズリサーチ株式会社 http://www.uekusa-tri.co.jp/index.html メルマガ版「植草一秀の『知られざる真実』」 http://foomii.com/00050

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