連載：マッド・アマノコラム集（４）
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「日本は無罪」インドのパール判事
戦後、勝者の連合軍により開催された東京裁判では連合軍の戦争犯罪は不問に伏された。 そもそも、「戦争による大日本帝国は無罪である」、とインドのパール判事が主張したことを私 達日本人は改めて知る必要がありやしないか。「戦後 80 年」にちなんで日本の植民地化の典 型として米軍基地を考えてみよう
米軍基地は日本国内に三沢、横田、横須賀、岩国、佐世保、 そして沖縄などに点在する。沖縄県には全国の米軍専用施設の約 7 割が集中しており、広大 な面積を占めている。さて、横田基地はどこにあるか。東京都の福生市、武蔵村山市、立川 市など、6 つの市町にまたがる在日米軍の主要基地だ。我が国が米国に隷属している典型が 横 田 基 地 の「 横 田 空 域 」 だ 。 日 本 本 土 の 上 空 で あ り な が 、 日 本 の 航 空 機 は 自 由 に 飛 ぶ こ と が できない。表面上、禁止はされていないが、計器飛行の民間機は許可なく飛行できないなどの 制限がある。また、空域内の飛行経路の設定には米軍との協議も必要となる。いわば「占領 された空域」なのだ。強大な権力を保有することから横田基地は「横田幕府」の異名を取る。
これを知っている日本人はおそらく少ないだろう。都知事就任間もない 1999 年、石原慎太郎 都知事は横田基地を視察し、その後、横田基地の日本への返還に力を入れたが返還は実現せ ず今日に至っている。横田基地と言えば 1985 年 8 月 12 日に発生した日航機 123 便 (JAL123 便 ) の墜落事故の際に米軍が着陸を拒んだという話はどうやら真実らしい。その理由は横田基 地は米軍の基地であるため、日本の民間機の着陸はたとえ緊急時であっても不許可ということ だった。この事件は闇が深そうなのでここではこれ以上触れない。
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マッド・アマノ
日本では数少ないパロディスト(風刺アーティスト)の一人。小泉政権の自民党(2005年参議院選)ポスターを茶化したことに対して安倍晋三幹事長(当時)から内容証明付きの「通告書」が送付され、恫喝を受けた。以後、安倍政権の言論弾圧は目に余るものがあることは周知の通り。風刺による権力批判の手を緩めずパロディの毒饅頭を作り続ける意志は固い。
