☆寺島メソッド翻訳NEWS(2026年1月10日):ベネズエラのクーデターは、アラスカでのプーチン大統領の会談が完全に仕組まれたものであることを証明している
国際※元岐阜大学教授寺島隆吉先生による記号づけ英語教育法に則って開発された翻訳技術。大手メディアに載らない海外記事を翻訳し、紹介します。
<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>2026年1月9日
プーチンはトランプに操られていたのだろうか?この二人の世界指導者は本当に友人であり、ウクライナ問題、あるいは他のあらゆる問題でも協力できるのだろうか?
プーチンはトランプに操られていたのだろうか?この二人の世界指導者は本当に友人であり、ウクライナ問題、あるいは他のあらゆる問題でも協力できるのだろうか?
トランプ大統領がベネズエラで劇的に権力を掌握し、石油を盗み、そしてこの地域における米国の優位性を再び主張したことを受けて、専門家たちは中国とロシアの次の動きを精査することになるでしょう。トランプ大統領とその一味にとって、これは彼ら自身の価値観と世界観による大きな勝利である。米国が再び世界の覇権国となるには、まず地域の超大国としての地位を確立しなければならない、と主張する人もいる。その役割は果たした。南米諸国の支配者層は、ロシアや中国の武器を購入したり、BRICSへの加盟を検討したりしているなら、安心して眠ることはできなくなったことだろう。ブラジルのように、既に新たな東欧貿易圏に加わっている国々は、ドナルド・トランプ大統領の狂気について疑問を抱いていることだろう。そしてベネズエラ侵攻後に、トランプ大統領にどんな限界があるのか、についても。
注目すべきは、トランプ政権が真意を隠そうとほとんど努力していないこと、そしてヨーロッパが形ばかりの抵抗さえほとんど示していないことだ。
専門家たちは長年、トランプ大統領のベネズエラ政策は麻薬とはほとんど関係がない、と主張してきた。トランプ大統領がマドゥロ大統領と麻薬犯罪組織との関連を繰り返し主張しているにもかかわらず、米国のオピオイド(薬物)危機を助長しているフェンタニルのほとんどはベネズエラ産ではない。
米国による動きは常に政権交代に関するものであり、米国政府の一部の人たちの間で10年以上にわたって主張されてきた目標であり、マルコ・ルビオ氏が国務長官に就任し、キューバ政府を転覆させることに狙いを定めて以来、新たな勢いを帯びている。
トランプ大統領にとって、その成果は二つあった。第一に、南米およびグローバル・サウス全体に新たな基準を設定したことだ。米国は力を示し、米国政府と友好関係を維持しながらロシアや中国、イランを支援する非同盟諸国をもはや容認しないことを示したのだ。第二に、中国経済の原動力となる安価で不可欠な石油への近接を遮断することで、中国を攻撃したことだ。この計画の第二段階は、中国政府の主要同盟国であるロシアにも間接的に打撃を与える。
しかし、トランプ大統領のベネズエラでの勝利は、今後数週間、数ヶ月のうちに影響をもたらすだろう。それは、米国経済にしか打撃を与えない新たな世界秩序の到来を告げるものであり、彼は明らかにこの点を考慮に入れていない。トランプ大統領は決して戦略を練らないし、長期的に考えることもないし、影響を考慮することもない。ベネズエラでのデルタフォース作戦はその速度と成功で注目に値するが(1989年のパナマでの同様の米軍侵攻では、独裁者マヌエル・ノリエガの居場所を特定し捕らえるのに2週間を要した)、それがマドゥロ氏を裏切った側近1人に完全に依存していたことを見逃してはならない。トランプ大統領がカラカスでの作戦運営について記者からの簡単な質問に答えられないのは、24時間作戦ではなく、数週間、場合によっては数ヶ月続く作戦を計画していたためである可能性は十分にある。先鋭部隊による作戦全体が、当日の1人の人物の情報が正確であることにかかっていたのだ。
おそらくこの作戦の速度に不意を突かれたトランプ大統領は、今後さらに厳しい質問に直面することになるだろう。「これはかつて良好だったプーチン大統領との関係にどのような影響を与えるのか?」あるいは、もっと正確に言えば、「これは米国を中国との関税戦争においてより有利な立場に立たせることになるのか?」という問いだ。
プーチン大統領は、米国主導のリビア爆撃とカダフィ大佐の残忍な殺害に戦慄した、と報じられている。アラスカ首脳会談で築かれた友好関係がマドゥロ氏の拘束後に維持されるとは考えられない。プーチン大統領が最初の公式対応としてマドゥロ氏の釈放を即座に要求したことからも、この点は明らかだ。アラスカでの話し合いに懐疑的だったロシアの専門家たちは、トランプ大統領が南米のロシアの主要同盟国の大統領を誘拐し、既に石油を盗んでいる現状を考えると、プーチン大統領に「あなたは騙されたのです」と言うかもしれない。プーチン大統領の対応、そしてさらに重要なのは、今後数日間でトランプ大統領がどう対応するかが、世界的な紛争を回避する上で極めて重要となるだろう。特にトランプ大統領が最近、ソーシャルメディアを通じてイランに対し、米国は「準備万端」であり、デモが米国側の定義する「文明的な方法」で処理されなければ介入する用意がある、と警告したことを考えると、イランは全く新しい規模の投資対象となる可能性がある。
中国とロシアの指導者たちが初めて、際立った疑問を投げかけている。「トランプは正気を失ったのか?」と。以前は、こうした発言は軽薄で軽率なものだったが、彼が築こうとしている新世界秩序は、一部の人々に彼の正気を本気で疑わせる事態を招いている。しかし、ほとんどの米国民はベネズエラのクーデターの真の文脈を理解していない。彼らは十分な情報を持っておらず、中国との商業的対立に勝てるはずがないことを理解していない。一流の専門家たちは既に、中国がドルを投じて金を購入し、通貨を切り下げる、と指摘している。もし中国が米国へのレアアース(希土類鉱物)の販売を永久に停止すれば、電子機器や電気自動車、さらには軍需産業にも影響が及ぶ。カラカスで展開されたこの奇策は、トランプ大統領とその遺産を沈没させる外交政策の策略である、という真相が明らかになるだろう。米国企業が苦境に立たされる中、トランプ大統領傘下の報道組織は中国製品の価格上昇にどう対処するのだろうか?あるいは、中国の封鎖によって米国消費者がヨーロッパ製品の購入を増やせば、ヨーロッパが最後に笑うことになるのだろうか?
ベネズエラのクーデターから現れた新たなトランプ大統領の姿は、勝利に目がくらみ、目立ちながらもどこか疲れた視線で記者たちと向き合っている。そして今、自らが作り上げた新たな世界秩序からの抵抗に直面しようとしている。深夜にイランを脅迫する彼の支離滅裂なツイートは、彼を操るシオニストによるものであり、真に受けるべきではない。もちろん、トランプは自国の歴史書は読んでおらず、自国の歴史には憂慮すべきほど無知だ。米国にはイランの指導者に説教できる資格はない。1970年、米軍がケント州立大学でベトナム戦争の拡大に抗議していた4人の大学生を実弾で殺害した、という対応をした過去があるのだから。世界中の政権を脅迫する際にトランプ大統領が用いる皮肉なしの領域は、滑稽なほど現実離れし、彼自身も笑いものになっている。これまでのところは、だが。
ベネズエラへの奇策はルビオ副大統領が主導したもので、彼の政治信条はキューバという自身の出身国を攻撃し、その政権を打倒することにある。しかし私たちは、トランプが住む夢の国においておこなっている行為の代償を考えなければならない。その夢の国は「不思議の国のアリス」に出てくるような、助言者たちが誰も彼にそのような行動を警告せず、何の責任も負わないように見える国なのだ。マドゥロ氏を釈放しない限り、プーチン大統領との関係は二度と元に戻らないだろう。中国は、トランプ大統領が主要な石油供給路を遮断することで自国経済を麻痺させることを許すことはできない。トランプ大統領が期待できるのは、習近平国家主席が経済損失を計算し、それを米国経済に押し付けることくらいだろう。実際には、中国とロシアが、トランプ大統領の取り巻きである無知な愚か者たちが信じている彼が見せる勢いを阻止しようという戦略を立てないということは考えにくい。
国際法は、米国が自ら尊重することなく、他国に押し付けるだけのものだ。鉱物資源や石油資源を持つ世界のどこであっても、指導者が米国の従属的な条件に屈服することを拒否すれば、標的となるだろう。ナイジェリアへの米国による爆撃はナイジェリア政府を不安にさせるはずだ。トランプのグリーンランド「占領」という愚かな考えも同様だ。この考えはデンマークをトランプ政権とEU双方にとって厄介な立場に追い込み、EUが米国の狂気の新王とその奇抜な考えに立ち向かう勇気を欠くため、ブレグジット(脱EU)のような新たな危機を引き起こす可能性もある。例えば、最近金鉱を発見したウガンダでは、米国がテロ組織を「発見」するまで、どれくらいの時間がかかるのだろうか?
最近、EU委員会委員長による扇情的な卑怯な発言が相次いでおり、特に懸念される。権力に狂ったこの委員長がEUをマフィアのように操り、反対意見を一掃しながらも、自身の年収をほぼ1ヶ月分増額することを認めている。これまでは、米国の外交政策を渋々ながら支持していたが、今や米国の国際法違反を全面的に支持する姿勢に変わったことは注目に値する。自信を深め、狂気の思想が根付きつつある今、中国とロシア以外に、この狂った米国大統領を止められる者はいるだろうか?
※なお、本稿は、寺島メソッド翻訳NEWS http://tmmethod.blog.fc2.com/
の中の「ロシア船籍の石油タンカーの拿捕:これまでにわかっていること」(2026年1月9日)
また英文http://tmmethod.blog.fc2.com/原稿はこちらです⇒Venezuela coup proves Alaska meeting with Putin was entirely staged
筆者:マーティン・ジェイ(Martin Jay)
出典:Strategic Culture Foundation 2026年1月7日https://strategic-culture.su/news/2026/01/07/venezuela-coup-proves-alaska-meeting-with-putin-was-entirely-staged/
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