【連載】新型コロナ騒動を検証する〜その存在証明から目的まで〜(高橋清隆)

第4回 無症状感染はあるか?

高橋清隆

無症状感染がないのだから、感染症対策について考えるのも無意味だが、日本人ほぼ全員がマスクをしているので、これにも触れておく。マスクの隙間は5μm(マイクロメートル・1000分の1ミリ)なのに対し、ウイルスは0.1μmと50分の1の大きさで、すかすかに通る【写真5】。

写真5

 

医療用マスクを題材にした「サージカルマスクのインフルエンザ予防効果」と題する2017年の比較調査論文(https://www.thcu.ac.jp/uploads/imgs/20171024085000.pdf)は、サージカルマスクの着用を義務付けている医療施設と義務付けていない医療施設でのアウトブレイク(集団発生)の違いを見た。義務付けた51施設のうち41施設でアウトブレイクが発生(80.4%)したのに対し、義務付けていない20施設のうち14施設でアウトブレイクが発生(70.0%)。マスク着用の効果は認められなかったとしている。

米サウスカロライナ医科大学の元指導医、アンドリュー・カウフマン氏は、マスクでウイルスを防ぐことを「蚊を防ぐために金網を設置するようなもの」と表現している。

厚労省がマスク着用に感染予防効果があるとする根拠は、東京大学医科学研究所のいわゆる「機構研究論文」
https://corona.go.jp/proposal/pdf/kawaoka_20201201.pdf【写真6】である。

写真6

 

この論文ついて、「犬好きな皮膚科医(元仮面医師)」(https://twitter.com/vk9vh9tdbtafvsf)の名でSNSでも活躍する愛知県内の開業医に筆者が批評を求めると、「マネキンを用いた検証で、実際の人間の実際の生活の中でのマスクの着用の有効性をみるものではない。特殊な閉鎖された空間でマネキンが至近距離で向き合って片方が一方的に咳のような状態をし続けており、実際の人間の生活とかけ離れている。人間の免疫も無視されている」などと有効性を否定している。

レジの順番待ちに間隔を空けたり、ドアノブやテーブルをいちいち消毒することにも意味はあるのか。ドイツのボン大学HIV研究所所長でウイルス学博士教授のヘンドリック・ストリーク博士は、「ウイルス」は買い物でも美容院に出掛けることでも広がっていないと主張する(https://www.telegraph.co.uk/news/2020/04/02/no-proof-coronavirus-can-spread-shopping-says-leading-german/?li_source=LI&li_medium=li-recommendation-widget)。

ある「感染した」家における彼の研究は、その家の電話やドアノブ、さらにはペットのネコの毛を含む「どの表面にも、生きたウイルスはいなかった」ことを発見した。「われわれは、それが物を触ることによって伝染する塗抹感染(塗りつけることによって感染すること)でないことを知っている」と彼は述べている。

科学的根拠を少し考えただけでも、「感染症対策」全般が茶番に見えてくる。
(第5回へ続く)

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高橋清隆 高橋清隆

反ジャーナリスト。金沢大学大学院経済学研究科修士課程修了。元ローカル新聞記者。著書に『偽装報道を見抜け!』(ナビ出版)、『亀井静香が吠える』(K&K プレス)、『山本太郎がほえる~野良犬の闘いが始まった』(Amazon O.D.)など。翻訳にデーヴィッド・アイク『答え』第1巻[コロナ詐欺編](ヒカルランド)。2022年3月、メディア廃棄運動を開始。 ブログ『高橋清隆の文書館』http://blog.livedoor.jp/donnjinngannbohnn/

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