【連載】コロナ騒ぎ謎解き物語(寺島隆吉)

第14回 『長周新聞』批判─「反ワクチン」は陰謀論 !?④:「ワクチンを受けた人」が他の人にとって危険!?

寺島隆吉

前節では、長周新聞が「反ワクチン運動を展開していることを理由に陰謀論者としてRFKジュニアを攻撃していること」を紹介しました。
と同時に、ワクチンを打たれたひとのからだが電磁化・磁石化するという奇怪な事実があることも紹介しました。

RFKジュニアと新著『アンソニー・ファウチの正体』

 

しかしワクチンの危険性は、これだけに留まりません。GlobalResearch(2021-08-20)を読んでいたら、次のような衝撃的なニュースが眼に飛び込んできたからです。

世界保健機関(WHO)の欧州予防接種専門家諮問グループの前副会長であるクリスチャン・ペロンヌ教授は、ワクチンを接種している人は、接種していない人よりもリスクが高いと考えています。

この感染症の専門家は、イスラエルや英国での状況の悪化を示唆しながら、次のように述べています。 「ワクチンを接種した人こそ隔離されるべきであり、社会から隔離されるべきである」と述べています。

ペロンヌ氏の専門は熱帯病理学と新興感染症。フランス公衆衛生高等評議会の伝染病専門委員会の委員長を務めた。

彼は続けてこう言いました。 「ワクチンを受けていない人は危険ではなく、逆に、予防接種を受けた人は他の人にとって危険なのです。私はイスラエルの多くの医師と連絡を取っていますが、イスラエルではワクチンを接種した人が病院で重症化するという大きな問題が発生していますし、イギリスでも大規模なワクチン接種プログラムを実施していますが、問題が発生しています」

現在、COVID-19のパンデミックに取り組んでいるフランスのワーキンググループも、今回の事態に「完全にパニックに陥っている」と報告されています。

*Repeated Booster Jabs May be Lethal Researcher Warns By Free West Media(3回目のワクチンをうつというブースターショットは死を招く恐れがある、と専門家が警告)
https://www.globalresearch.ca/repeated-booster-jabs-lethal-researcher-warns/5753563 Aug 20, 2021

 

この記事では何と、 「ワクチンを接種した人こそ隔離されるべきであり、社会から隔離されるべきである」と述べられているのです。

この驚くべき発言をしているのが、世界保健機関(WHO)の欧州予防接種専門家諮問グループの前副会長であるクリスチャン・ペロンヌ教授なのですから、驚きは2倍になります。

要するに、 「ワクチンを受けていない人は危険ではなく、逆に、ワクチンを受けた人が他の人にとって危険」なのです。だからこそペロンヌ教授は「ワクチンを接種した人こそ、社会から隔離されるべきである」と述べていたのです。

私は、前節で紹介した「遺伝子組み換えワクチンを受けたひとの体が電磁化・磁石化する」という論考を読む前に、すでに「遺伝子組み換えワクチンを受けたひと」が周りの人に有害事象を引き起こしているという報告を読んでいました。

たとえば、この報告では、次のようなことが書かれていました。

この論考では、 「何かの感染」によって「ワクチンを受けていない人」が汚染されていく過程を説明した。この原因はスパイクタンパク質ではないかとされているが、特に女性と生殖系に影響を与えている。これは、女性からの何千もの証言や、 「自己崩壊する」ワクチンに関する記事や科学論文によって裏付けられている。

詳しくは次の論考を読んで欲しいのですが、ワクチンを受けたひとの周りにいるだけで、体に不調が生じたり、流産や不妊まで起きるという奇怪な現象があるということを、私は初め信じられませんでした。

(1)‘The human bomb’: the effects of the `vaccines’ on those who are not vaccinated By Theara Truth news(May 18, 2021)「人間爆弾?『mRNAワクチン』は、ワクチンを打ってない人にも影響を及ぼす?」( 『翻訳NEWS』20210-06-02)
http://tmmethod.blog.fc2.com/blog-entry-574.html

だから、この論考を、私が主宰する研究所の「翻訳グループ」に素材情報として送付したとき、 「こんな怪しげな記事を翻訳して『翻訳NEWS』に載せると寺島先生の信頼性も問われかねない」という論争が、グループ内で起きたくらいでした。

上記論考の題名で「ワクチン」が括弧に入れられているのは、この論考の著者が今回の遺伝子組み換えワクチンは本来は「ワクチン」と呼ばれるべきものではないことを反映しているのですが、今となっては著者の気持ちがよく分かります。

というのは、御覧のとおり、今回の遺伝子組み換えワクチンは人間の体を磁石化し、周囲の人間にも有害事象を生じさせることが、ますます明らかになってきているからです。

ですから、長周新聞は「反ワクチンは陰謀論者の運動だ」と言ってRFKジュニアを口汚く批判しているのですが、そのことの誤りは、ますます明らかになってきているのではないでしょうか。

厚労省は今までは2週間毎にワクチンによる副反応をホームページで報告してきたのに、本来その発表があるべき8月18日(水)を過ぎても、いまだに新しい報告を載せていません。何か載せられない事情があるのでしょうか。

ところで、長周新聞はRFKジュニアに対する批判記事の末尾を次のように結んでいました。

医療現場では、製薬業界であれ反ワクチン業界であれ、新型コロナウイルスの感染拡大への人々の不安にかこつけて、特定産業の市場拡大のチャンスと見て科学的根拠などおかまいなく我田引水の暴力的な宣伝を組織する者たちへの批判が、一気に高まっている。

これを読むと、長周新聞は、RFKジュニアたちの「反ワクチン」運動は利益を目的とした「反ワクチン業界」をつくっていると考えているようです。その証拠に、長周新聞はRFKジュニアを次のように形容しているからです。

ケネディはセレブや環境保護、代替医療信奉者などのコミュニティーの中心に位置して講演会やパーティを開催。マスコミにもひんぱんに登場して発信している。彼が主宰する反ワクチン団体には1,400万ドル(15億円強)出資する活動家がおり、ケネディは団体から年間25万5,000ドル(2,800万円)ほどを得ていることを公表している。

多分この記述は「デジタルヘイト対策センター(CCDH)」という団体の主張を真に受けて書かれたものでしょう。

ところが肝心のCCDHは、自分のホームページで付属資料として「The Disinformation Dozen(偽情報の12人)」をPDFにして、その筆頭にマーコーラ博士を載せ、博士の「悪行」なるものを写真付きで詳しく説明しています。

つまり、長周新聞は、 「ケネディはセレブや環境保護、代替医療信奉者などのコミュニティーの中心に位置して講演会やパーティを開催。マスコミにも頻繫に登場して発信している」としていますが、アメリカで代替医療の中心人物と言えばRFKジュニアではなくマーコーラ博士なのです。

だからこそマーコーラ博士は最近「自由の国アメリカ」で、自由に自分の意見を表明できなくなりました。博士は「今後は自分のホームページで私の発表する論考は48時間経つと削除されることになった。だから読みたい人は48時間以内に保存してください」と訴えています。
https://articles.mercola.com/sites/articles/archive/2021/08/04/why-im-deleting-all-content-after-48-hours.aspx

これが「民主主義、言論の自由を守る先頭に立つ」と豪語しているアメリカの現実なのです。そして、その「言論の自由」を圧殺する旗振り役として登場したのが、CCDHだったというわけです。

しかし「遺伝子組み換えワクチンがいかなる惨状をもたらすか」は科学的検証によって引き戻されることになります。

そんなことが許されれば、私たちは、権力によってガリレオが地動説を封殺された中世にのみ決着されるべきものであり、金力や権力によって真実が決まるわけではありません。

それと同じことを長周新聞はしようとしているのでしょうか。長周新聞は日本のCCDHになろうとしているのでしょうか。

 

1 2
寺島隆吉 寺島隆吉

国際教育総合文化研究所所長、元岐阜大学教授

ご支援ください。

ISFは市民による独立メディアです。広告に頼らずにすべて市民からの寄付金によって運営されています。皆さまからのご支援をよろしくお願いします!

Most Popular

Recommend

Recommend Movie

columnist

執筆者

一覧へ