【連載】コロナ騒ぎ謎解き物語(寺島隆吉)

第47回 イベルメクチンが緊急使用許可されるだけで事態は一変する─「二重盲検法」による正式認定を得なくても①

寺島隆吉

前著『コロナ騒ぎ謎解き物語1&2』を書いてきて、本書でいったん私のコロナ論を終える予定です。

コロナ騒ぎはまだ終息しているわけではないので、まだまだ書きたいことは山積しています。ですが、77歳の老体にむち打ちながら、ここまで走ってきましたが、さすがに疲れてきて、いったん休憩したいと思い始めたからです。

しかし、どうしても書いておきたいことが残っているので、最後のひとふんばりと思ってパソコンに向かっています。

というのは、政府は相変わらずワクチン接種を国民に強制したいらしく、すでに述べたように、巨額の税金を使って高価な外国製品を輸入することに熱心だからです。 「3回目のいわゆるブースター接種を国民すべてに」というかけ声も聞こえてきます。

しかし、そのためにはコロナ騒ぎを継続しなればなりません。コロナ感染者が増えなければ、誰もワクチンを打たなくなりますし、新しく輸入することに決めた高価な経口薬モルヌピラビルも飲まなくなるからです。

ではどうすればよいのでしょうか。いちばん簡単な方法はコロナウイルスの変異株を理由に次々と恐怖をつくり出し、 「この新しい変異種は感染力が強いから」という口実で子どもにまでワクチンを打たせるのが一番です。

今までは、 「新型コロナウイルス」は若者や子どもには感染しないし、感染しても知らないうちに治癒してしまうので、子どもにまでワクチン接種をさせようという親はほとんどいなかったのに、 「この新しい変異株は今までと違う」と言われれば、親も納得するからです。

そして感染が拡大している証拠としてPCR検査を持ち出し、PCR検査で陽性者が増えていることを数字で示しさえすれば、親も「なるほど」と納得するでしょう。逆にワクチンを打ったおかげで感染者が減ったことを示すためには、PCR検査の陽性者の数を減らせばよいわけです。

実際、アメリカではCDC(アメリカ疾病管理予防センター)の指示で、ワクチンを打ったひとにたいしてはPCR検査の増幅回数(Ct値)を今までは「40」に設定していたのに、これは「まだワクチンを打っていないひと」のためのものとし、すでに打ったひとを検査するときはCt値を「35以下」 、できれば「17程度」にするよう指示しています。

なぜなら、Ct値を「35~40」に設定すれば、誰でも陽性者になり隔離できますし、他方、Ct値を「34以下」に設定すれば、ほとんど陰性者ばかりになります。

Ct値を「17」にした地域では感染者ゼロになっていたかもしれません。このようにCt値を操作することによって民衆の恐怖心を自由にあやつることができます。

PCR検査の発明者であり、それによってノーベル賞を受賞したキャリー・マリス博士は「PCR検査を診断用に使ってはいけない」と言っていましたし、事実、WHOやCDC自身が、 「PCR検査は問題が多いから」というので、PCR検査の使い方を改めるよう指示を出していました。

それどころかCDC(アメリカ疾病管理予防センター)に至っては、 「PCR検査は2021年内で終わりにする」 「2022年からは新しい検査方法に移行する」とすら言い始めたことは、先に紹介したとおりです。バイデン政権は「ワクチン接種を国民に義務化する」ことを決めましたから、今さらPCR検査で国民を恐怖させる必要がなくなったからかもしれません。

PCR検査については、WHOやCDCだけでなく、すでに多くの研究者がその問題を指摘しています。ポルトガルでは裁判所の判決すら出ています。その一例を下記で御覧ください。

(1)Covid-19 tests may be detecting DEAD virus cells, giving ‘false positives’ and EXAGGERATING pandemic – research(『翻訳NEWS』2020-09-19)
http://tmmethod.blog.fc2.com/blog-entry-393.html
「新型コロナウイルスの検査は『死んだ』ウイルスの細胞を検知し、 『間違った陽性』患者を出し、流行蔓延を『誇張している』可能性がある」

(2)COVID19 PCR Tests Are Scientifically Meaningless. Though the whole world relies on RT-PCR to “diagnose” Sars-Cov-2 infection, the science is clear: they are not fit for purpose
「COVID- 19PCR検査は科学的に無意味。全世界が Sars-Cov-2感染を『診断』するためにRT‐PCRに依存しているが、科学的見地は明らか:診断目的には不適切」
http://tmmethod.blog.fc2.com/blog-entry-428.html( 『翻訳NEWS』2020-10-20)

(3)Landmark legal ruling finds that Covid tests are not fit for purpose. So what do the MSM do? They ignore it
「ポルトガルで、 『コロナウイルスPCR検査は目的にそぐわない』という画期的な判決!それで大手メディアがやったことは?無視だ」
http://tmmethod.blog.fc2.com/blog-entry-467.html( 『翻訳NEWS』2020-12-25)

(4)CDC to Withdraw Emergency Use Authorization for RT PCR Test Because It Cannot Distinguish Between SARS-CoV-2 and the Flu
「CDCはPCR検査の緊急使用許可を停止。理由はこの検査ではインフルエンザとCOVID-19-の区別がつかないから」( 『翻訳NEWS』2021-08-03)
http://tmmethod.blog.fc2.com/blog-entry-630.html

(5)WHO Information Notice for Users 2020/05
http://tmmethod.blog.fc2.com/blog-entry-638.html
「WHOは2021年1月にPCR検査のサイクル数を見直すよう指示」( 『翻訳NEWS』2021-09-11)

 

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寺島隆吉 寺島隆吉

国際教育総合文化研究所所長、元岐阜大学教授

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