フリーメイソンと民主主義の真の原理・前半(天野統康(政治・経済・思想研究家)、木村朗ISF(独立言論フォーラム)編集長)
社会・経済木村ISF編集長の扉、キーパーソンと語る政治「フリーメイソンと民主主義の真の原理」(前半)
天野統康さん(政治・経済・思想研究家)、木村朗ISF(独立言論フォーラム)編集長
【天野統康さんからの動画の補足説明をいただきました。以下のとおりです。】
動画の25分から28分のところで、米国や日本の中央銀行の特殊な株主会社の形体についての箇所になります。
『フリーメイソン最上層部により隠されてきた民主主義の真の原理図解で解明するその光と闇の全容』紙版 p208〜p209より以下転載
(注1) 米国の中央銀行FRBは株式会社であり、政府は一株も持っていない。
FRBの金融政策を担っているニューヨーク連邦準備銀行の1983年の株主は次の通り
↓
〔ユースタス・マリンズ著 林伍平訳 『民間が所有する中央銀行』 秀麗社 1995 p418〕
【シティバンク 十五%。チェース・マンハッタン・バンク 十四%。モルガン・ギャランティ・トラスト 九%。マニュファクチャラーズ・ハノーヴァ 七%。ケミカル・バンク 八% 】
これらはウォール街の金融財閥の銀行である。
しかしFRBの場合は、普通の株式会社と違い、持ち株数が多くても発言力が高まるわけではない。
次を参考
↓
〔G・エドワード・グリフィン著 吉田利子訳 『マネーを生みだす怪物』 草思社2005 p694〕
【FRSは民間所有の機関だ。
だからといって、株主が支配権をもつ民間の所有関係と同じだと考えるのは間違っている。
これほど真実とかけ離れたことはない。
この場合、株式には所有者としての利益は付随せず、売却することも抵当に入れることもできないし、通常のような投票権もない。持ち株とは関係なく各銀行には一票ずつしかない。
(中略)
FRSは政府機関でもなければ、通常の意味での民間企業でもない。
政治的にコントロールされるが、しかし政治家に対してもつ強大な権力と選出プロセスのおかげで、政治的な監視からは独立して運営される。
端的に言えばカルテルであって、その独自の組織構造はカルテルの目的にぴったりなのである。】
FRB(文章ではFRS)は半官半民の曖昧な組織である。
この曖昧な中央銀行という組織を、資本主義のマネーと軍事のパワーを用いて秘密結社が管理し、権威付けした主流派の経済学で政治を洗脳してきた。
これは総合的な力の流れによる通貨発行権の支配なのである。
この事は中央銀行の元祖であるイングランド銀行にも当てはまる。
イングランド銀行は1694年に株式会社として設立されたが、約250年後の1946年に国有化がなされた。
しかし、国有化後でも英国政府はイングランド銀行に一度も指令をだしたことはない。
次を参考
↓
〔ニコラス・ジャクソン著 藤井清美訳 『タックヘイブンの闇』 朝日新聞社 2012年. p379〜p380〕
このように中央銀行の機能を見る場合、形式的な形態よりも実質的に誰が影響を及ぼし運営しているのか、という側面から見なければならない。
(転載終了)
以上の文を参考に添付いたしました。
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