【連載】安斎育郎のウクライナ情報

4月11日のウクライナ情報

安斎育郎

みなさん、おはようございます。昨日は『ウクライナ戦争論』の発送に郵便局通いをするとともに、庭でとれたキンカンのジャムづくりを手伝いました。キンカンを水洗いした後煮込んで柔らかくなったものを一つ一つ種を取る作業です、なかなか大変ですが、パートナーと団結して1000個の種取りをし、ミキサーにかけた後に砂糖などを入れて煮込みます。大量にできました。

さて、今日のウクライナ情報ですが、❶ラブロフ外相:ロシア、クロッカスでのテロ攻撃の捜査におけるタジキスタンの支援に感謝(2024年4月4日)、❷ウクライナ軍総司令「彼我の火力差は1:6でロシア優勢」砲弾と防空ミサイル不足を訴える(2024年4月4月6日)、❸【視点】対ロシア制裁政策は日本にとって不利(2024年4月6日)、❹アレクサンドル・ドゥーギン「4月1日をもってウクライナは法的には存在しなくなった」(2024年4月5日)、❺ゼレンスキー大統領 “25基のパトリオット必要” 支援訴え(2024年4月7日)、❻戦争から抜け出す方法はないので、ゼレンスキーの選択肢は「悪い」か「もっと悪いか」しかないようだ(ワシントン・ポスト、2024年4月8日)、❼ウクライナの高官は、ロシアとの紛争にもかかわらず、過去2年間で個人資産を大幅増(2024年4月8日)、❽【両脚を失ったウク兵の話】(2024年4月8日)、❾二重国籍のウクライナ男性さんは仕事でカナダからウクライナに来たが、出国できなかった(2024年4月8日)、❿ウクライナ軍、現在。ロシア軍人の評価(2024年4月8日)、⓫AFU(ウクライナ軍)は向精神薬イボガインを使用している(2024年4月8日)、⓬ノルド・ストリームスへのテロ攻撃に参加したウクライナ人の名前が明らかになった(2024年4月7日)、⓭【ワシントン🦅のバス停】(2024年4月9日)、⓮ウクライナ人は戦いたくない‼️2024年4月9日)、⓯生き物、愛が必要(2024年4月8日)、です。

プーシキン賞を受賞された田中泰子さんからは『ウクライナ戦争論』はロシア語に翻訳した方がいいという助言を頂きましたが、世間の反ロシア・ウクライナ支援の平和運動系列では、私は「ロシアの先棒を担ぐ知識人」として批判されているようです。私はロシア贔屓でもなく、ウクライナ嫌いでもなく、アメリカ夢追い人でもないことは『ウクライナ戦争論』にも書いたことですが、「どっちの味方」とか分類したがる人はいるものです。私は事実に基づいて書いた尾であって、最初から一方を応援するために書いたのではありません。だから、誰がどういおうと、この戦争の性格に関する私の見方は微動だにしません。「読めば分かる」んですが、「あの本は我々とは違う考えの本」として最初から読まないと決めている人がいるんですね。しかし、今に事実がどちらの見方が適切だったかは自ずからわかるでしょう

今日は無言館館主の窪島誠一郎さんと一杯やる日です。ラジオ体操、ウクライナ情報の分析、寄付の準備、伝言館行きの支度・・・、忙しい日になりそうです。お達者で‼

あんざい

4月11日ウクライナ情報の拡大とダウンロードはこちら

 

※ウクライナ問題関連の注目サイトのご紹介です。
https://isfweb.org/recommended/page-4879/

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安斎育郎 安斎育郎

1940年、東京生まれ。1944~49年、福島県で疎開生活。東大工学部原子力工学科第1期生。工学博士。東京大学医学部助手、東京医科大学客員助教授を経て、1986年、立命館大学経済学部教授、88年国際関係学部教授。1995年、同大学国際平和ミュージアム館長。2008年より、立命館大学国際平和ミュージアム・終身名誉館長。現在、立命館大学名誉教授。専門は放射線防護学、平和学。2011年、定年とともに、「安斎科学・平和事務所」(Anzai Science & Peace Office, ASAP)を立ち上げ、以来、2022年4月までに福島原発事故について99回の調査・相談・学習活動。International Network of Museums for Peace(平和のための博物館国相ネットワーク)のジェネラル・コ^ディ ネータを務めた後、現在は、名誉ジェネラル・コーディネータ。日本の「平和のための博物館市民ネットワーク」代表。日本平和学会・理事。ノーモアヒロシマ・ナガサキ記憶遺産を継承する会・副代表。2021年3月11日、福島県双葉郡浪江町の古刹・宝鏡寺境内に第30世住職・早川篤雄氏と連名で「原発悔恨・伝言の碑」を建立するとともに、隣接して、平和博物館「ヒロシマ・ナガサキ・ビキニ・フクシマ伝言館」を開設。マジックを趣味とし、東大時代は奇術愛好会第3代会長。「国境なき手品師団」(Magicians without Borders)名誉会員。Japan Skeptics(超自然現象を科学的・批判的に究明する会)会長を務め、現在名誉会員。NHK『だます心だまされる心」(全8回)、『日曜美術館』(だまし絵)、日本テレビ『世界一受けたい授業』などに出演。2003年、ベトナム政府より「文化情報事業功労者記章」受章。2011年、「第22回久保医療文化賞」、韓国ノグンリ国際平和財団「第4回人権賞」、2013年、日本平和学会「第4回平和賞」、2021年、ウィーン・ユネスコ・クラブ「地球市民賞」などを受賞。著書は『人はなぜ騙されるのか』(朝日新聞)、『だます心だまされる心』(岩波書店)、『からだのなかの放射能』(合同出版)、『語りつごうヒロシマ・ナガサキ』(新日本出版、全5巻)など100数十点あるが、最近著に『核なき時代を生きる君たちへ━核不拡散条約50年と核兵器禁止条約』(2021年3月1日)、『私の反原発人生と「福島プロジェクト」の足跡』(2021年3月11日)、『戦争と科学者─知的探求心と非人道性の葛藤』(2022年4月1日、いずれも、かもがわ出版)など。

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