【連載】安斎育郎のウクライナ情報

4月24日のウクライナ情報

安斎育郎

みなさん、おはようございます。

昨日は、ラジオ体操は雨で中止、ウクライナ情報の整理、ウクライナ戦争論の発送、福島の伝言館の「原発悔恨・伝言の碑」のミニチュアづくり、絵手紙3通を書きました。昼頃には、宝鏡寺境内で伐採した金剛菩提樹の木から「伝言館非核・平和・安全祈願のお守り」をつくるために、原木をお守り型に整形カットしてくれる地元の山中さんが「こんな具合でどうでしょうか」とサンプルをもってわが家に持参され、素晴らしいカット仕上げを確認しました。そうこうするうちに、地元の「尹東柱記念碑建立委員会」事務局長の紺谷延子さんから、尹東柱関係者のきっちり整理された誕生日祝いメッセージ集が贈られて来て、嬉しいことでした。「生きたいように生きたい」旨のモットーをお伝えしました。

さて、今日のウクライナ情報ですが、❶ ウクライナ、大統領選実施で賛否の声 侵攻で戒厳令続く(日経新聞、2024年3月24日)、❷ 米下院、ウクライナ支援案を可決 軍事支援が本格再開の見通し(毎日新聞、2024年4月21日)、❸アメリカ軍ニジェール撤退へ、 ロシア駐留部隊が既に到着!(2024年4月19日)、❹米議会、迷走半年 翻弄されたウクライナ支援と米指導力 岸田首相演説を複数議員が引用(産経新聞、2024年4月21日)、❺ウクライナをさらに破滅させる」「テロへの直接的支援」アメリカ議会下院ウクライナ支援予算案可決にロシア反発(TBS NEWS DIG, 2024年4月21日)、❻2月に獄死したナワリヌイ(ロシアでは過激派・テロリスト認定)の未亡人が、タイム誌2024年の​​「世界で最も影響力のある100人」に選ばれる(2024年4月18日)、❼茶話会にお呼ばれしたバイデンへのプーチンの洒落コメント(2024年4月19日)、❽慰謝料を払わないお父さんは前線行き(2024年4月19日)、❾不法に凍結されたロシア資産について押さえたいポイント(2024年4月21日)、❿米国出身の戦場ジャーナリスト、ドネツクで死亡(2024年4月20日)、です。

「それでもウクライナが勝つ」と思っている人は減少しつつあるでしょうが、アメリカの援助はバイデンの大統領期間中にみっともない敗退を避けるための悪あがきとも見られます。犠牲はウクライナ人です。あんなに強制動員を嫌がったり、逃亡したりしている国民を無理やり戦場に駆り出して本当に砲弾さえあればロシアに勝てると思っているのでしょうか。戦争を終わらせるには、原点に立ち返って戦争の原因を見据え、アメリカがウクライナのNATO加盟白紙化を許し、NATO諸国が軍事支援をやめ、ウクライナ政府がネオナチの影響を克服する政策骨子を発表し、東南部のロシア語話者への軍事弾圧をゃめ、戦闘を停止してロシアとの和平交渉に臨むことです。

さあ、今日は久しぶりに血液検査に行きましょう。秋には胃の検査、年明けには大腸の検査をやりましょうかね。どうぞ皆さんもご健康に気をつけて、頑張って下さい‼

あんざい

4月24日ウクライナ情報の拡大とダウンロードはこちら

 

※ウクライナ問題関連の注目サイトのご紹介です。
https://isfweb.org/recommended/page-4879/

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安斎育郎 安斎育郎

1940年、東京生まれ。1944~49年、福島県で疎開生活。東大工学部原子力工学科第1期生。工学博士。東京大学医学部助手、東京医科大学客員助教授を経て、1986年、立命館大学経済学部教授、88年国際関係学部教授。1995年、同大学国際平和ミュージアム館長。2008年より、立命館大学国際平和ミュージアム・終身名誉館長。現在、立命館大学名誉教授。専門は放射線防護学、平和学。2011年、定年とともに、「安斎科学・平和事務所」(Anzai Science & Peace Office, ASAP)を立ち上げ、以来、2022年4月までに福島原発事故について99回の調査・相談・学習活動。International Network of Museums for Peace(平和のための博物館国相ネットワーク)のジェネラル・コ^ディ ネータを務めた後、現在は、名誉ジェネラル・コーディネータ。日本の「平和のための博物館市民ネットワーク」代表。日本平和学会・理事。ノーモアヒロシマ・ナガサキ記憶遺産を継承する会・副代表。2021年3月11日、福島県双葉郡浪江町の古刹・宝鏡寺境内に第30世住職・早川篤雄氏と連名で「原発悔恨・伝言の碑」を建立するとともに、隣接して、平和博物館「ヒロシマ・ナガサキ・ビキニ・フクシマ伝言館」を開設。マジックを趣味とし、東大時代は奇術愛好会第3代会長。「国境なき手品師団」(Magicians without Borders)名誉会員。Japan Skeptics(超自然現象を科学的・批判的に究明する会)会長を務め、現在名誉会員。NHK『だます心だまされる心」(全8回)、『日曜美術館』(だまし絵)、日本テレビ『世界一受けたい授業』などに出演。2003年、ベトナム政府より「文化情報事業功労者記章」受章。2011年、「第22回久保医療文化賞」、韓国ノグンリ国際平和財団「第4回人権賞」、2013年、日本平和学会「第4回平和賞」、2021年、ウィーン・ユネスコ・クラブ「地球市民賞」などを受賞。著書は『人はなぜ騙されるのか』(朝日新聞)、『だます心だまされる心』(岩波書店)、『からだのなかの放射能』(合同出版)、『語りつごうヒロシマ・ナガサキ』(新日本出版、全5巻)など100数十点あるが、最近著に『核なき時代を生きる君たちへ━核不拡散条約50年と核兵器禁止条約』(2021年3月1日)、『私の反原発人生と「福島プロジェクト」の足跡』(2021年3月11日)、『戦争と科学者─知的探求心と非人道性の葛藤』(2022年4月1日、いずれも、かもがわ出版)など。

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