【連載】沖縄の戦場化を断固拒否する(山城博治)

沖縄・再びの戦場化を拒否する運動の構築を

山城博治

・はじめに

一坪反戦・関東ブロックの皆さまこんにちは。

東京首都圏・関東の地にあって、日夜沖縄問題の解決前進のためにご奮闘いただいていますことに心より敬意を表します。毎月第一月曜日の防衛省前抗議集会には電話参加させていただき感謝しながらも、どこか直接参加できないもどかしさ寂しさを感じていましたが、去る3月7日には久しぶりに一緒に参加することができて嬉しく思いました。皆さまの長年のご活動には常に感謝の気持ちでいっぱいではありますが、コロナ禍もなかなか収束せず高止まりしている状況にあります。どうぞご自愛いただきながらのご活動でありますよう祈っています。

先日皆さまから「ノーモア沖縄戦の会」に原稿執筆依頼が寄せられました。集会にも参加させていただいたばかりですが、話し足りないことも多々ありましたので今回は私の方でお引け受けさせていただきました。「ノーモア沖縄戦の会」には、ご案内のように多くの学者文化人の皆さまも共同代表または呼びかけ人として参加されており、そのような先生方に執筆していただくことも可能でしたが、そんな次第で私が担当することになりました。次の機会には先生方を紹介したいと思います。

またこの論考をしたためるに際して、現在あちこちから原稿依頼があるためそれらと一部重なる表記もありますが併せて了承いただきますようお願いいたします。

・3月19日。「ノーモア沖縄戦 命どぅ宝の会」設立集会開催

さて、開催準備を進めていました会の設立記念集会を、去る3月19日無事開催することができました。会場となった沖縄市民会館大ホールは収容人員1500人超の大ホール。このコロナ禍の折こんな大ホールを借り切って大丈夫なのか、開催が近づくほどに不安にかられましたが、直接参加450人超、オンライン参加約160人。ひとが集まるかの心配をしながらも、一方で集まり過ぎて、コロナ感染対策でひんしゅくを買わないかという一抹の不安もありましたが、見事にバランスのいい集会となりました。安堵したところです。

この会設立の契機となった昨年12月19日に琉球新報ホールで開催された、東アジア共同体研究所琉球・沖縄センター主催の反戦集会からちょうど3ヶ月が経過していました。「再びの沖縄戦を起こさせない」「再び沖縄を戦場にさせない」参加者の皆さんの熱い思いに支えられて、何とかここまでこぎつけることができ本当に嬉しく思った次第です。

折からのロシアによるウクライナ侵攻が継続され、全世界で沸き立つロシア軍侵攻への怒りが沖縄でも共有され、一方でウクライナ同様の戦場になりかねない恐怖が「戦争絶対反対」の思いに繋がっていますが、残念ながら東京・岸田内閣からは、ウクライナ戦争を止める努力ではなくひたすら「国防強化」の声のみが際立つ毎日です。そのため国民世論全体としてもそのような流れに向かわないか大きな不安もありますが、そのような時期だけに今回の集会がタイムリーな集会であったと思ったところです。

声高に「台湾有事」「中国脅威」を叫ぶ政府は、今回のロシアの軍事侵攻を最大限に利用しながら、沖縄・「南西」諸島の島々で一層の軍事強化に乗り出すことは必至です。それだけに政府から一方的に垂れ流される宣伝をはね返し、武力ではなく平和的外交によって対外問題は解決されるべきとの世論形成に努力していかなくてはなりません。

より多くの会員(呼びかけ人・賛同者)を募り数千・数万と拡大して、そして何より政府から対中国戦争の戦場となると名指しされた与那国、石垣、宮古の各島々と繋いで、濁流のように押し寄せる軍事化の流れを押し止める力になりたいと決意をするところです。関東一坪の皆さま。これまでも様々お世話になっていますが、またあらためてお力添えをいただきますようお願い申し上げます。愛する郷里・沖縄の島々を、奄美・馬毛島を含めた「南西」諸島を戦場にさせないために。再び腐り大和政府の餌食にされないために連携していきましょう。

前置きが長くなってしまいましたが、以下本論です。

 

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山城博治 山城博治

1952年具志川市(現うるま市)生まれ。2004年沖縄平和運動センター事務局長就任。その後同議長、昨年9月から顧問となり現在にいたる。今年1月に設立された「ノーモア沖縄戦 命どぅ宝の会」共同代表就任。沖縄を「南西」諸島を戦場にさせないために全県全国を駆けまわって、政府の無謀を止めるため訴えを続けている。

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