【特集】新型コロナ&ワクチン問題の真実と背景

私の言い残したこと―講演その1「コロナ、ワクチン、ウクライナを貫くもの」を終えて

寺島隆吉

そこで以下では、講演で紹介できなかったできなかった点について、もう少し説明を加えたいと思います。

(しかし、この動画の感動を私の言葉で全て伝えることはできませんので、読者の皆さんは、時間をつくってぜひ視聴していただきたいと思います。そうすれば「コロナ騒ぎ」と「ワクチン」に対して新しい視点で立ち向かう自信と勇気が湧いてくると思うからです。)

アンドリュー・ヒル博士。最初はローリー博士と同じ意見だったのにのに最後は豹変したWHO顧問

 

さて、テス・ローリー博士はイベルメクチンに関する論文を手に入る限り全てを読み尽くし、その有効性を確信しました。

そこで、WHOで「新型コロナウイルス」に関する部門の顧問となっていたアンドリュー・ヒル博士に連絡を取り共同研究を始めました。そして結果としてヒル博士も同意見となりました。

つまりヒル博士も、「イベルメクチンがWHOで正式にEUA (緊急使用許可)として認められれば、新型コロナウイルスを世界から一掃できるし、危険なワクチンを使用する必要もなくなる」と確信したのです。

そこで、それを論文にまとめてWHO文書として発表しようとしました。ところが、いざ発表という最終段階になったとき、いつの間にか結論部分で「イベルメクチンはその効果が十分に検証されていない」という文に書き換えられていました。

そこでローリ博士はヒル博士に連絡を取り、「突然あなたが、姿勢を変えたのはなぜか、補の背後には何があったのか、あなたの姿勢を変えさせたのは誰か」を涙ながらに訴えています。この場面は本当に感動的です。

彼女はヒル博士とズームで話していたので、その一部始終は動画として残されています。ヒル博士は心にやましいことがあったからでしょう、一貫してローリー博士から顔を背け、

うつむき加減に、しどろもどろの返答を繰りかえすだけでした。

彼女は「イベルメクチンが使えないために、世界で毎日どれだけのひとが死んでいるのか、あなたも知っているでしょう」と訴えたのに対して、ヒル博士は「そうだ毎日1万5000人が亡くなっている」と答えています。

 

にもかかわらずヒル博士は、「私に6週間の時間をくれ。そうすれば、あの結論部分を変えるよう努力する」と言い訳していました。

そこでローリー博士は「6週間x 1万5000人、つまり63万人ものひとが命を失うのよ」と訴えたのですが、最終的にはイベルメクチンに肯定的評価を与えることはありませんでした。そして、それが現在にまで至っているのです。

テス・ローリー博士はヒル博士に、「どうしてあなたが夜、眠れるのか分からない」と言っていましたが、この動画を見ていると、彼女がそのように言わずにおれなかった気持ちがヒシヒシと伝わってきます。

 

この54分の動画では、最終部分でヒル博士が豹変した理由がついに明かされています。それは次のとおりです。

(1)ヒル博士がWHOの助言者として大きな力をもっていたUnitaidという国際医療機関に所属していたこと
(2)ヒル博士の教授ポストをもつリバプール大学に、Unitaidが4000万ドルという巨額の資金援助をするという発表が、ヒル博士がイベルメクチンの評価結論を書く直前におこなわれたこと、
(3)WHOおよび国際医療機関Unitaidの資金源の多くは、ビル・ゲイツ財団(すなわちBill&Merinda Foundaition)に依存していること

 

要するに、WHOは国連という公の機関に見えますが、実質的にはビル・ゲイツという大富豪の私的所有物になってしまっているのです。

そしてビル・ゲイツが後押しをする巨大製薬会社がワクチンをつくり、それをWHOを通じて世界中に売りまくるわけですが、そのためにはイベルメクチンの存在は大きな障害物になります。

なぜなら遺伝子組み換えワクチンは、「これ以外に新型コロナウイルスにたいする治療薬はない」という理由で、EUA (緊急使用許可)がWHOから認可され、緊急だからこそ「二重盲検試験」など検査を受ける必要も免除されているからです。

ところが、「イベルメクチンが新型コロナウイルスにたいして有効だ」ということになれば、「これ以外に新型コロナウイルスにたいする治療薬はない」という口実でワクチンをEUA (緊急使用許可)として認めた根拠が、完全に崩れてしまうからです。

だからこそ、イベルメクチンが有効だということは絶対に認めてはならなかったのです。

また「新型コロナウイルス」が中国の武漢で「自然発生」したと言われているのですが、最近の研究では、そのウイルスが発生するずっと以前からワクチンが開発されていたことが分かっています。

それどころか新型コロナウイルスそのものが、蝙蝠(こうもり)のような動物を媒介にして「自然発生」したものではなく、研究所で「人工的につくられたもの」であり、そのような研究をしている施設はアメリカ国内に多く存在することも分かってきました。

そのことも先日の講演で明らかにしたとおりです。

もっと驚くべきことは、ワクチンを開発しているファイザー社の研究開発部長が「ワクチンで儲けるために自社でもウイルスの変異株をつくる研究をしていることを認めている」ビデオが暴露されて、大きな反響を呼びました。

 

隠し撮りをされていることを知らずに、思わず「変異株をつくっている」と口を滑らしてしまったファイザー社の研究開発部長https://rwmalonemd.substack.com/p/project-veritas-has-broken-pfizers?utm_source=substack&utm_medium=email#play

 

さらに特筆すべきことは、アメリカのウイルス研究は、単に国内にとどまらず世界中に散在していること、中国・武漢の研究所はそのひとつに過ぎなかったということです。

 

講演でも明らかにしたことですが、今度のコロナウイルスや遺伝子組み換えワクチンは、裏でアメリカNSA(National Security Affairs:国家安全保障問題)が全面的に企画・立案して推進した国家プロジェクトだったということです。

その証拠に、このプロジェクトは国防総省(DOD)が陣頭指揮しておこなわれてきました。これは、25年間もアメリカの製薬業界で仕事をしてきたサーシャ・ラティポワという女性が、情報公開法を使って入手した資料をもとに暴露したものでした。

彼女はその詳細を次のインタビュー番組で語っています。
https://www.bitchute.com/video/45ZoQcVpkJsi/

このビデオで彼女は新型コロナウイルスをはっきりと「生物兵器」だと言っているのです。つまりウイルス研究は「Dual Use」「防御用と言っているが実は攻撃用としても研究している」のだというのです。

そう言われれば、今度の「コロナ騒ぎ」をアメリカではペンタゴン(国防総省)が陣頭指揮していたという理由も素直に理解できます。

また中国ではアメリカ資本による生物兵器研究所は、武漢ウイルス研究所くらいしか知られていませんが、今度のロシア軍による進攻で、ウクライナでは30~46箇所もの生物兵器研究所があり、アメリカによる資金で運営されてきたことも、明らかになりました。

しかもヌーランド国務次官が議会の公聴会で、そのような事実を認め、生物兵器の研究資料がロシア軍の手に渡らないように「証拠隠滅を図っている」と発言しています。まるで第2次大戦末期に、日本軍が中国北部=満州で「731部隊」とよばれる生物兵器研究所を破壊し、証拠隠滅を図って逃走した事実を思い出させるものです。

 

上の地図ではウクライナ南東部にかなりの生物兵器研究所があることが分かります。しかも、ここでは2014年以降、ベトナム戦争時の米軍による枯れ葉剤と似た奇形児がたくさん生まれていることも講演では紹介しました。

これも上記の生物兵器研究所から流出した細菌による可能性が極めて強いものです。

ちなみに、いまこのドンバス地区では、マリウポリ市アゾフタル製鉄所、ソレダル市の岩塩採掘場に続く、第3のウクライナ軍の拠点バフムートが、完全包囲されていますが、ゼレンスキー大統領は、アゾフタル製鉄所の時と同じく「玉砕」を全兵士に命じているようです。

Key Donbass city surrounded – Wagner chief
https://www.rt.com/russia/572384-russia-wagner-surrounds-artyomovsk/(3 Mar, 2023)

このバフムートでは包囲されているウクライナ軍兵士の中に「老人兵士」や「少年兵士」もいるようですから、そのような人間まで徴兵するゼレンスキー大統領の冷酷さ、あるいはウクライナ軍の貧窮ぶりを象徴しているかのようです。

かつて日本軍が、零戦の飛行士や沖縄における日本軍に「玉砕」を命じたことを思い出し、胸が痛くなります。ただし沖縄戦では、兵士どころか沖縄の住民すべてに「生きて辱めを受けるな」と命じて自決させたわけですから、その残酷さはゼレンスキー大統領を上回っていました。

話がイベルメクチンから大きく逸れてしまいましたので、再びイベルメクチンの話題に戻ります。

私は講演で、「イベルメクチンはワクチン後遺症にも効く」という話をしました。というのは、テス・ローリー博士が先述のインタビューで「イベルメクチンはコロナウイルスの予防や治療に効くだけではなく、ワクチン後遺症にも有効だ」と言っていたからです。

拙著『コロナ騒ぎ 謎解き物語1~3』では、そこまで踏み込んで書いていなかったので、ローリー博士の指摘は私にとって大きな驚きでした。手に入る限りの膨大な研究論文を読み込んだ上での発言ですから、同時に大きな喜びでもありました。

 

ところが徳先生の『ワクチン後遺症』にはそのような指摘がなく、むしろイベルメクチンの副作用に大きなスペースが割かれていましたから、少しガッカリしました。

というのは、メルク社を初めとしてアメリカ政府もイベルメクチン叩きに精力を注いできたのですから、私にはそのような指摘は、「アメリカの動きと軌を一にするもの」のように見えたからです。

そこで改めてブログ(2023-02-16)で詳しく説明すると同時に、『謎解き物語3』207頁で述べておいた「イベルメクチンには副作用がほとんどない」という文章を、講演会場でもスライドとして再度、紹介することにしました。それは次のとおりです。

 

ところが東洋経済オンライン(2022/11/08)に次のような記事が出ていることを発見し驚きました。

*未だ「イベルメクチンが効く」と考える人がいるわけ、「根拠ないのになぜ?」に感染症専門家が答える
https://toyokeizai.net/articles/-/630500

これは、「感染症に詳しい神戸大学病院感染症内科・教授の岩田健太郎さんに聞いた」という記事なのですが、この岩田教授は先述のテス・ローリー博士へのインタビューをたぶん見たことがないのでしょう。

ですから、上で紹介した「ニュースサイトTHE HIGHWIREによるテス・ローリー博士へのインタビュー」を、岩田教授にぜひ視聴してほしいと思いました。一度見ただけでは理解し難いところが残ると思いますので、最低3回は見てほしいと思います。

そうすればWHOのコロナウイルス担当の専門家アンドリュー・ヒル博士(Dr. Andrew Hill)が、最初は「諸手を挙げてイベルメクチンを世界へ」と言っていたのになぜ豹変したのか、裏に何があったのか誰がいたのかも、よく分かったはずだからです。

私は、岩田教授の「未だ『イベルメクチンが効く』と考える人がいる、なぜ?」ということばを読んで、思わず、「未だに権力にすり寄って、イベルメクチン叩きに奉仕する用学者が続出するのは、なぜ?」ということばを、氏に献上したくなりました。

それはともかくとして、私は「イベルメクチンをワクチン後遺症の治療薬としてぜひ使ってほしい」と講演参加者に訴えると同時に、もうひとつの提案もしました。

それは「玄米、粗塩、味噌汁もワクチン後遺症の治療に役立つはず」ということでした。

というのは、長崎に原爆が投下され、浦上天主堂が死の灰に覆われたとき、そこの附属病院で働いていた秋月辰一郎医師が、そこに働いていた職員だけではなく入院患者全員生き延びさせたという「奇跡」をやりとげていたからです。

そのとき秋月医師は、「塩辛い玄米のおにぎり」と「わかめ入りの味噌汁」を連日食べさせるだけで、誰1人として死なせずに危機を乗り切っていたのです。

そこで、講演会場では、秋月辰一郎『長崎原爆記、被爆医師の証言』(弘文堂1966、日本ブックエース2010)『死の同心円』(講談社1972、長崎文献社2010)を紹介しました。

秋月方式、すなわち「塩と玄米と味噌汁」だけで放射能=死の灰を解毒できたのであれば、遺伝子組み換えワクチンという毒物も、これで解毒できるに違いないと思ったのです。

しかもウクライナでチェルノブイリ原発事故が起きたとき、この「長崎の奇跡」を知っていたひとたちから日本に対して、「味噌を送ってほしい」という強い要請があったという話も耳にしました。

その詳しい説明をしたいのですが、ここにたどり着くまでに、もう十分長くなりすぎましたし、今朝4時に起きて午後5時まで書き続けたので、私も疲れました。次回に回します。どうか御理解を。

<追記>

上記の段落(8)の末尾で私は次のように書きました。

「このバフムートでは、包囲されているウクライナ軍兵士の中に「老人兵士」や「少年兵士」もいるようですから、そのような人間まで徴兵するゼレンスキー大統領の冷酷さ、あるいはウクライナ軍の貧窮ぶりを象徴しているかのようです」。

しかし昨日の次の報道を読むと、包囲されたバフムートのウクライナ軍兵士の悲惨さは、私の想像以上でした。

*Russian defense minister outlines importance of key Donbass city(7 Mar, 2023)

というのは、上の記事によると、この2月だけで、ウクライナ軍が被った死傷者は、1月に比べて40%以上増加し、1万1000人以上にも上っているからです。

また包囲されているウクライナ軍は1000人にも及び、その中には先述のとおり、老人兵や少年兵もいます。しかも「少年兵」は国際法で禁止されているのです。

この点で、ロシア国防大臣ショイグが「キエフ政権の国民に対する無関心は驚くべきものだ」「キエフは欧米の支援者の利益のために何人死のうが気にしないようだ」と評しているのも無理ないと思われました。

 

※この記事は、「百々峰だより」(2023年3月7日)からの転載です。

原文はコチラ→http://tacktaka.blog.fc2.com/blog-entry-599.html

 

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寺島隆吉 寺島隆吉

国際教育総合文化研究所所長、元岐阜大学教授

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