【連載】コロナ騒ぎ謎解き物語(寺島隆吉)

第19回 『中日新聞』批判 ─「反ワクチン」は偽情報!?④:ワクチン強制接種に抗議して立ち上がる看護師、 弁護士、現役兵士たち

寺島隆吉

事実、4月に発表された記事でわかったことですが、それによれば、いわゆる「ブレークスルー感染」がほぼ6,000件も起きています。

つまりワクチンを投与したにもかかわらず、2週間後にウイルスに罹っていた人がそれだけいたということです。しかもそのうち74名が亡くなっているのです。

CDC(アメリカ疾病管理予防センター)は「ブレークスルー感染」という新しい用語を発明していますが、これは単に「遺伝子組み換えワクチン」が効かないことを別の言葉で表現しているにすぎません。

それどころか、 「遺伝子組み換えワクチン」が逆に変異株を産み出している可能性すらあるのです。ところが中日新聞の記事では「未接種者中心にデルタ株の猛威」という大見出しになっているのです。

ふつう軍人と言えば、上部からの命令に忠実な人たちですが、にもかかわらず、22万人の現役兵士を代表して2人の兵士が強制ワクチンに抵抗する姿勢を明確にしたことは、兵士の間に高まっている「遺伝子組み換えワクチン」にたいする不信や恐怖を如実に示すものでしょう。

ところが中日新聞の記者には、このような兵士たちの声が聞こえず、 「米『反ワクチン』後悔の声」という記事を配信したのでした。アメリカの大手メディアは「反ワクチン=偽情報・陰謀論」一色ですから、これも無理ないことかも知れません。

しかし、このようなワクチン強制接種に反対する声は、現役軍人だけでなく看護師たちからも出ていました。たとえば、ミネソタ州の看護師たちは州庁舎の集会場に集まり、反対の声を上げています。

(7)Nurses Speak Out at Minnesota Town Hall Meeting on COVID-19 Vaccine Injuries and Lack of Reporting to VAERS「ミネソタ州のタウンホールで看護師たちが、ワクチンの副反応の実情や、副反応の報告がなされていない現状を告発」( 『翻訳NEWS』2021-09-14)
http://tmmethod.blog.fc2.com/blog-entry-661.html

この集会は、COVID-19ワクチンの義務化について医療従事者からの問い合わせが多かったため、ミネソタ州議会議員のエリック・モーテンセン氏が、同氏の選挙区でタウンホールミーティングを行ったものでした。

集まった看護師の中から、 「20年以上のキャリアを持ち、COVID病棟の最前線で働き、昨年はヒーローとして扱われたが、今はCOVID-19ワクチンを受けたくないという理由で嘲笑され、排斥されている」という報告も出されました。

彼らがワクチンを打ちたくない理由の一つは、 「このワクチンによって家族を含む人々が死傷したこと」からでした。

大手メディアは医療従事者のほとんどがCOVID-19のワクチンを完全に接種していると述べていますが、この集会である看護師は、メディアが実際にどのように嘘をついているかを説明しました。

彼女によると、約20%しか接種されていない部署もあり、ER(緊急救命室)の職員はCOVID-19の完全な接種を受けている職員の割合が特に低いそうです。これはワクチンによる惨劇を実際に目の当たりにしているからでしょう。

もっと恐るべきは、ある看護師による次のような報告でした。

CDC(アメリカ疾病管理予防センター)のVAERS(ワクチン有害事象報告システム)に報告書を提出する方法についてトレーニングを受けたことがない。

そのうえ、ワクチンによる障害や死亡を報告してはいけないという上からの圧力があるし、報告書の記入には30分ほどかかるので、ほとんどの人は報告しない。

したがって、自分で調べてみるまでその存在すら知らなかった。

ワクチン被害に抗議して、ミネソタ州タウンホールで声を上げる看護師たち

 

前著『コロナ騒ぎ謎解き物語』で、実際にVAERS(ワクチン有害事象報告システム)に報告されるのは1%にすぎない、というハーバード大学の研究を紹介しましたが、その理由がよく分かりませんでした。

ところが中日新聞の記事では、ワクチンによる死傷者の記事はなく「感染が再拡大している」 「米『反ワクチン』後悔の声」という大見出しになっているのでした。

しかし、上記の報告で、その謎がすっきりと解明されたような気がしました。

そして、その例として、もう一人「ワクチン懐疑派のラジオ司会者死亡」の記事を書いているのです。

これについては次節で詳しく論評することにして、次のような記事や研究があることだけを紹介して、本節は終わることにします。

要するに、 「全米内科医・外科医協会(AAPS)」によるインターネット上での調査において、全米の700人の内科医のうちほぼ6割がCOVIDワクチンを「完全接種」していないことが分かったのです。

(8)Majority of US Physicians Decline COVID Shots, According to Survey「米国の内科医の大多数はCOVIDワクチン接種を拒否」
( 『翻訳NEWS』2021-08-03)
http://tmmethod.blog.fc2.com/blog-entry-631.html

もうひとつの研究は次のものです。

(9)Transmission of SARS-CoV-2 Delta Variant Among Vaccinated Healthcare Workers,Vietnam
(予防接種を受けたベトナムの医療従事者におけるSARS-CoV-2デルタ変異体の伝染)
https://papers.ssrn.com/sol3/papers.cfm?abstract_id=3897733

この研究は名門オックスフォード大学の臨床研究グループによるもので、8月10日に権威あるThe Lancet誌に掲載されました。

この記事は「古い株と比べて、ブレイクスルー感染(ワクチン接種後の感染)によるデルタ変異株のウイルス量は251倍だった」 「ワクチン接種したら、感染が予防されるどころか、むしろ医療従事者におけるウイルス量が増大した」と述べています。

これはCOVIDワクチンの展開に壊滅的な影響を与えかねない警告的な調査結果です。この一事を見ても、中日新聞の記事がいかに根拠のないものであるかが、分かっていただけるのではないでしょうか。

というわけで、本節もイスラエルの惨状について触れることができませんでした。次節に回します。

(寺島隆吉著『コロナ騒ぎ謎解き物語2—[メディア批判]赤旗から朝日まで 私たちはガリレオ時代に戻ってしまうのだろうか』の第2章4節から転載)

 

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寺島隆吉 寺島隆吉

国際教育総合文化研究所所長、元岐阜大学教授

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