【連載】植草一秀の「知られざる真実」

【連載】知られざる真実/2024年3月26日 (火) 風雲急を告げる日本政局

植草一秀

3月24日、熊本県知事選が投開票日を迎えた。

結果は以下の通り。

木村 敬  無 383,010 当選
幸山 政史 無 287,750
毛利 秀徳 無  22,116
宮川 一彦 無   8,761

木村氏は自民、公明推薦。

幸山氏は立民、共産、国民、社民の県組織が独自に支援した。

事実上の与野党一騎打ちの選挙戦になった。

投票率は49.63%で4年前の45.03%を4.60ポイント上回った。

自民党裏金政治資金規正法違反事件で岸田内閣の支持率が2割を下回る。

自民党支持率も低迷し、両社合計が50%を大幅に下回る。

「青木の法則」では政権が崩壊する状況。

知事選の投票率も前回よりは高い。

事実上の与野党一騎打ちの選挙になりながら野党が敗北した。

かねて指摘しているように、自民不人気以上に立民不人気が強い。

現在の状況では衆院解散総選挙を実施しても自民が大敗しない可能性がある。

日本政治を打破するには野党分断を目標に活動していると見られる「勝共の連合」との関係を断つ「清新新党」を立ち上げるしかない。

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「清新新党」が立ち上がれば台風の目になるだろう。

だが、その動きもまだ表面化はしていない。

この状況下で岸田首相が4月28日衆院総選挙に突き進む可能性がある。

私は2月14日に

「否定できない428総選挙シナリオ」
https://x.gd/kSYCe

「野党共闘破壊が連合の使命」
https://foomii.com/00050

と題する記事を公表した。

4月28日に3つの衆院補選が実施される。

東京15区、島根1区、長崎3区の補選。

いずれもスキャンダルにまみれた自民党議員の死去または議員辞職に伴うもの。

自民が3戦全敗する可能性もある。

自民3敗になれば自民党内で岸田降ろしが本格化する。

9月自民党総裁再選は困難になる。

そこで、4月に「破れかぶれ解散」に突き進む可能性があるとしたもの。

月刊FACTAがこれと同じ論調の記事を号外で発行した。

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3月23日、私は日本プレスセンターで開催された『月刊日本』が事務局を務める政治塾「草莽会」で講師を務めさせていただいた。

国会議員を目指す地方議員など25名ほどによる政治塾。

「草莽塾」運営は小林節慶応義塾大学名誉教授、南丘喜八郎『月刊日本』主幹が基軸を務められている。

同日夜、日比谷公園内の松本楼で開かれた懇親会で『月刊日本』主幹の南丘喜八郎氏が政局動向について講話された。

『月刊FACTA』記事内容は南丘氏の講話内容とほぼ同一のものだった。

岸田首相が3月21日午後、東京・大手町の読売新聞本社を訪問し、渡邉恒雄読売新聞グループ本社代表取締役主筆と懇談した。

FACTAは渡邉氏が早世した岸田氏の父・文武氏と「刎頸の友」であった事実を指摘している。

読売新聞は安倍派元幹部4人を次期衆院選で非公認にする処分案を1面トップで報じた。

岸田氏の「相談」内容を記事にしたものと見られる。

南丘氏は二階俊博氏が次期衆院選への出馬を見送るとの見通しも述べた。

予算を成立させ、裏金事件自民党議員処分を行い、さらに「デフレ脱却宣言」を行い、衆院を解散する。

直後の4月9~14日の日程で訪米する。

米国は岸田首相を「国賓」として迎える。

「国賓」購入費用は巨額になると見られる。

4月28日衆院総選挙シナリオの現実味が高まりつつある。

植草一秀の『知られざる真実』2024年3月26日 (火) 風雲急を告げる日本政局
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2024/03/post-c4d187.html
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植草一秀 植草一秀

植草一秀(うえくさ かずひで) 1960年、東京都生まれ。東京大学経済学部卒。大蔵事務官、京都大学助教授、米スタンフォード大学フーバー研究所客員フェロー、早稲田大学大学院教授などを経て、現在、スリーネーションズリサーチ株式会社代表取締役、ガーベラの風(オールジャパン平和と共生)運営委員。事実無根の冤罪事案による人物破壊工作にひるむことなく言論活動を継続。 経済金融情勢分析情報誌刊行業務の傍ら「誰もが笑顔で生きてゆける社会」を実現する『ガーベラ革命』を提唱。人気政治ブログ&メルマガ「植草一秀の『知られざる真実』」を発行。1998年日本経済新聞社アナリストランキング・エコノミスト部門1位。『現代日本経済政策論』(岩波書店、石橋湛山賞受賞)、『日本の独立』(飛鳥新社)、『アベノリスク』(講談社)、『国家はいつも嘘をつく』(祥伝社新書)、『25%の人が政治を私物化する国』(詩想社新書)、『低金利時代、低迷経済を打破する最強資金運用術』(コスミック出版)、『出る杭の世直し白書』(共著、ビジネス社)、『日本経済の黒い霧』(ビジネス社)、『千載一遇の金融大波乱』(ビジネス社、2023年1月刊)など著書多数。 スリーネーションズリサーチ株式会社 http://www.uekusa-tri.co.jp/index.html メルマガ版「植草一秀の『知られざる真実』」 http://foomii.com/00050

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