ウクライナ紛争と深刻化する核危機(乗松聡子さん、木村朗(ISF独立言論フォーラム編集長))
木村ISF編集長の扉、キーパーソンと語る国際「ウクライナ紛争と深刻化する核危機」
乗松聡子さん(ジャーナリスト)、木村朗(ISF独立言論フォーラム編集長)
【動画の要点】
・ウクライナ問題に関する日本のメディア報道は、非常に歪曲されている。CNNやガーディアン、ウクライナや米国の政府発表などの西側の大本営発表があたかも事実であるかのように報道されており、事実関係の検証がなされていない。
・2022年3月末に起きた「ブチャの虐殺」は、わかっていないことも多く、結果的にウクライナ戦争を終わらせたくない勢力にとっては好都合だった。トルコの仲介によって成立しかけたロシア・ウクライナの和平交渉を決裂させることになったからである。
・ミッシェル・バチェレ国連人権高等弁務官は独立した調査の必要性を訴えた。4月9日に国連の人権担当官たちがブチャを訪れ、「約50人の民間人が即決処刑を含み、不法に殺害されたことを記録した」そうだが、加害者への言及はなかった。
・乗松氏は「国連が現地に行って加害者が誰だか全くわからないということは考えにくい。明らかにすることができない事情があるのではないか」と推察した。「国連もアメリカという強大国に妥協してきた過去がある」と乗松氏は述べた。
乗松氏が動画で話している内容の資料やソースは以下の記事でご覧ください。
ウクライナ 忘れられている死者たちは誰か
上
https://isfweb.org/post-2995/
中
https://isfweb.org/post-3084/
下
https://isfweb.org/post-3107/
ウクライナ・ナチスの系譜と現状―米国がしかけたマイダン・クーデターがもたらしたものー
https://isfweb.org/post-4400/
※ウクライナ問題関連の注目サイトのご紹介です。
https://isfweb.org/recommended/page-4879/
※ご支援のお願いのチラシ作成しました。ダウンロードはこちらまで。
東京出身、1997年以来カナダ・バンクーバー在住。戦争記憶・歴史的正義・脱植 民地化・反レイシズム等の分野で執筆・講演・教育活動をする「ピース・フィロ ソフィーセンター」(peacephilosophy.com)主宰。「アジア太平洋ジャーナル :ジャパンフォーカス」(apjjf.com)エディター、「平和のための博物館国際ネッ トワーク」(museumsforpeace.org)共同代表。編著書は『沖縄は孤立していない 世界から沖縄への声、声、声』(金曜日、2018年)、Resistant Islands: Okinawa Confronts Japan and the United States (Rowman & Littlefield, 2012/2018)など。