【連載】新型コロナ騒動を検証する〜その存在証明から目的まで〜(高橋清隆)

巨大製薬企業の下で政府とマスコミが結託、ワクチン効果めぐる厚労省データ改ざんの本質

高橋清隆

・データ修正宣伝は政府とメディアの合作か?

政府が推進するワクチン接種事業に無批判だったマスコミがデータ改ざん疑惑を報じたことを礼賛する向きがある。本当にそうだろうか。宮原さんはフェイスブックで次のように述べている(一部要約)。

「今回のことは数学の問題で、そもそも計算式が間違っているし、これのグラフを使うことは接種を止めるどころか、有効性に変わりはないと言われても反論できないし、3回目接種した方が感染しないと捉えられ、非常に危険だと思っています」。その上で、「修正後のグラフを使うのは絶対にやめてほしい」と呼び掛けている。

1億341万人超が2回目接種を終えた現在、3回目・4回目接種に誘導することがビッグファーマ(巨大製薬企業)の最大の関心事である。厚労省の修正もマスコミ報道も、これを後押ししたことになる。

今回の改ざんが意図的である可能性を指摘したのは、医療サイト「朝日新聞アピタル」とCBC(中部日本放送)、兵庫のサンテレビである。

「朝日新聞アピタル」の記事では、PCR陽性者を「感染者」と表記している。これは2020年12月2日の参議院地方創生及び消費者問題に関する特別委員会で佐原康之・危機管理医務技術総括審議官(当時)が答弁しているように、完全な誤りである。そもそもPCRを感染症の診断に使うこと自体に問題がある。レトロウイルスでもクラミジアでもアデノウイルスでも増幅回数を高めれば何でも拾って陽性になるのだから。

CBCとサンテレビのニュースは、ワクチンの感染予防効果に触れつつも、あくまでいくつかの年代層が2回目接種で陽性者が多くなっていることのみを問題視している。それだけではない。小島勢二・名古屋大学名誉教授が国会議員を通して数字の問題を指摘した結果、厚労省が修正するに至ったと説明している。

News headline with “statistics” written in Japanese

 

しかし、アドバイザリーボードが4月11日から17日までの10万人あたり新規陽性者数を示した修正前の資料をホームページから消したのは、宮原さんが問題点を指摘しフェイスブックに投稿した2日後の4月27日午後である。同日の午前、宮原さんは厚労省前でその計算式の問題点についてスピーカーで直接訴えていた。偶然だろうか。

日本新聞協会に加盟するテレビ局と新聞社は遺伝子組み換えワクチンによる副反応被害についてまともに報じていない。6月10日の副反応部会で公表された同ワクチン接種後の死者は1742人、重篤者は7287人(製造販売業者の報告では2万2442人)に上る。今回のデータ改ざんを問題にしたのは、誤った数字がこの危険なワクチン推進の根拠になっていたからではないのか。さらに政府は今回の修正を次なる接種に活用するだけでなく、「ワクチンで不妊はデマ」といった、ファイザー社の「審議結果報告書」に反する主張を続けている。

マスクに感染防止効果はないことを立証したり、無症状感染はないと結論づけたシステマティック論文を紹介することもない。そもそも、新型コロナウイルス(COVID-19)は存在するのか、厚労省も国立感染研究所も存在根拠を示せていない。こうした事実は決して報道されることはない。

Overhead shot of protective face mask, isolated on white with clipping path.

 

筆者も今回、PCR検査実施人数のワクチン接種歴別や各年代別の内訳のほか、接種歴不明の内訳などを聞くために厚労省に電話で取材した。前出のCBCが、医師へのインタビューを基に、接種した日にちがわからない場合も「未接種」に算入していると伝えたからである。しかし、厚労省の担当者は数字の公開を拒み、「掲載しているもののみとなります」「あとはちょっとお答えできません」などと逃げに徹した。

約半日通話したが、その3分の2の時間が保留中か担当者が押し黙っている時間だった。たらい回しにされたあげく、「フリーダイヤルの方へお願いします」と言われ、切られた。このダイヤルは「新型コロナウイルス感染症相談窓口」と称し、アルバイトの女性が謝ったり話を聞き流したりするための番号である。そうならないように、3番を押して交換手から所管の部署へピンポイントでつないでもらうのが常だったが、ついに問答すら拒否された。

今回のデータ修正の真相を直視すれば、 政府もマスメディアもビッグファーマの偽装出先機関としてグルになっている構図が見えてくる。これに気付かなければ国民弾圧と人口削減が進む一方だ。

(月刊「紙の爆弾」2022年8月号より)

 

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高橋清隆 高橋清隆

反ジャーナリスト。金沢大学大学院経済学研究科修士課程修了。元ローカル新聞記者。著書に『偽装報道を見抜け!』(ナビ出版)、『亀井静香が吠える』(K&K プレス)、『山本太郎がほえる~野良犬の闘いが始まった』(Amazon O.D.)など。翻訳にデーヴィッド・アイク『答え』第1巻[コロナ詐欺編](ヒカルランド)。2022年3月、メディア廃棄運動を開始。 ブログ『高橋清隆の文書館』http://blog.livedoor.jp/donnjinngannbohnn/

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