【連載】新型コロナ騒動を検証する〜その存在証明から目的まで〜(高橋清隆)

東日本大震災を超える「ワクチン死」、コロナワクチン遺族「繋ぐ会」の訴え

高橋清隆

・危険性を正面から訴える『真実を教えてください2』

「繋ぐ会」が正しい情報を広めるアイテムとしているのが、「駆け込み寺」が自主制作した120分のドキュメンタリー映画『真実を教えて下さい2~愛する家族の生きた証を残したい~』だ。

 

手紙やメッセージの代読による出演も含め十人の遺族が登場するほか、池田利恵・日野市議や故ケネディ元米大統領の甥であるロバート・ケネディ・ジュニア弁護士、浅井富成・浅井医院長ら新型コロナワクチンと戦う識者や地方議員の談話を収めている。

2022年4月に「~被害者遺族の後悔と自責の念より~」の副題で完成した90分の映画を、同年7月に新版として公開したのがこの映画だ。新たに3人の被害者遺族の証言や、池田市議の談話なども追加されている。

この映画作品は「駆け込み寺」主催と自主上映を含め、これまで新旧を通じて150カ所以上で上映されている。

遺族の証言は、涙なしには聞けない。大阪府に住む50代の女性は2021年7月に夫を亡くした。吉村洋文知事は「基礎疾患のある人から打って」と呼び掛けていた。夫には持病があり、レストランを一緒に経営していたため、接種券が送られてきたときは2人で喜んだという。

集団接種を受けた2日後、夫は自宅の書斎で倒れ、亡くなっていた。全身に赤と紫の湿疹ができていた。検視の結果、死因は「心臓肥大」。今まで言われたことのない症状だった。友人に話すと「ワクチンが原因かも」と指摘された。監察医に再度の検視を依頼すると、「検視は2回できない」と一蹴される。そして、「(接種券に)サインした本人が悪い」と言われた。

残された妻は「これから子どもへの接種が始まる。万が一のことがあって『サインした親が悪い』と言われたら、気が狂うと思う」と声を震わせながら訴えた。さらに監察医から「国相手に裁判を起こすのは、やめといた方がいいよ。負けるのはわかっているから」と鼻であしらわれた。映画には、生々しい音声が収められている。

前述の須田睦子さんの夫・正太郎さんは2021年10月に亡くなった。彼女は当時、妊娠8カ月だった。接客業で客や従業員への感染を心配していたうえ、地元自治体は「妊婦は感染後、重症化しやすいので、本人とその家族は早めの接種を」と促していた。「やっと打てるね。これで安心だね」と、安堵したという。

ワクチン接種3日後、時間になっても起きて来ない。様子を見に行った長男が「大きい声で起こしても、パパ起きないよ」と告げた。嫌な予感がし、2歳の娘を抱えて寝室に入ると、呼吸をしていなかった。

葬式を終えても状況を理解していない娘は、「パパと遊びたい。いつ帰ってくるの」とせがむ。長男は「大丈夫だよ。みんないるからね」となだめる。睦子さんは「小さな子どもたちにこんな悲しくつらい思いをさせるなんて、私は悔しくて悔しくて、仕方がありません」と号泣する。会場から、すすり泣く声が聞こえた。

神奈川県鎌倉市では2021年10月、13歳の男子中学生が接種4時間後、自宅の浴室で亡くなっていた。この事実を知った長嶋竜弘市議は翌月、議会の一般質問で認めさせようとする。市議会は個人情報を盾に質問を封じようとしたものの、長嶋市議は同年12月、遺族から託されたメールを議会で読み上げた。

「私の大切な大切な子どもは、ワクチン接種数時間後、あまりにも突然変わり果てた姿となり、旅立ってしまいました。あれから何もかも信頼できず、他人の声も入って来ず、悲しく、苦しく、もがき続けながら日々を生きています。子どもの生きた証しを少しでも意味のあるものにしたい。ようやくそんな気持ちを持ちはじめましたが、どうすればよいのか、何が正しいのかわかりません」。

広島県の谷本誠一・呉市議はインタビューで「全国有志議員の会」を組織したことを明かし、「遺族が地元の議員に伝え、議会で報告することが大事。次の犠牲者を出さないため、手を携えて戦っていただきたい」と呼びかける。

映画の中でロバート・ケネディ・ジュニア弁護士は、人々を洗脳から解く方法を伝授する。ある有名な精神科医の言葉を引き、「1人ずつなら必ず転向させることができる。実際に何が起こっているのかを知れば、元に戻ることはない。データではなく、心にアプローチすること」と説く。

たとえば、「感染を防げないワクチンで、パンデミックを防ぐことができるでしょうか」 と穏やかに問う。「COVID‐19による子どもの死亡リスクはないのに、子どもたちにワクチンを接種すべきでしょうか」と心に言葉を残そうと提唱する。

終盤、鵜川代表は神奈川県で亡くなった47歳の男性の兄の言葉を紹介する。遺族による集団訴訟について、「弟が残してくれた使命だと思うと言っていた。一番彼らがしてほしいことは、なんで死んだか国に認めてもらうこと。お金は二の次」と代弁する。

「ワクチンを打って死んで、死因がわからんと言われる遺族のつらさ。そして、どこへ行っていいかわからんという不安の中で、国に言っても知り合いに言っても、何の答えも返ってこない。この国はおかしい。だからみんなで声を上げていきたい」。

 

この作品は、今生きている日本人のためにある。上映会のスケジュールは、「コロナワクチン被害者駆け込み寺」サイト(https://567kyusai.com)から確認できる。2022年12月より、DVDの販売も始めた。いずれの収益も、検査費用や弁護費用など、「繋ぐ会」の活動支援に充てられる。

(月刊「紙の爆弾」2023年2月号より)

 

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高橋清隆 高橋清隆

反ジャーナリスト。金沢大学大学院経済学研究科修士課程修了。元ローカル新聞記者。著書に『偽装報道を見抜け!』(ナビ出版)、『亀井静香が吠える』(K&K プレス)、『山本太郎がほえる~野良犬の闘いが始まった』(Amazon O.D.)など。翻訳にデーヴィッド・アイク『答え』第1巻[コロナ詐欺編](ヒカルランド)。2022年3月、メディア廃棄運動を開始。 ブログ『高橋清隆の文書館』http://blog.livedoor.jp/donnjinngannbohnn/

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